ホラー映画クロニクル

2010年12月25日 10:49

ホラー映画クロニクル (扶桑社ムック)ホラー映画クロニクル (扶桑社ムック)
(2008/09/06)
不明

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出版社:扶桑社
執筆:鷲巣義明、なかざわひでゆき、神春夫、冨永信一、浅尾典彦(夢人塔)、涌井次郎、渡辺祐平、安井泰平、キント、宮路良平、武田俊輔、望月ちひろ、
ページ数:248頁
発行日:2008年10月1日
定価:1,680円


・VISION OF HORROR
・ハリウッド・ホラー映画史
 サイレント期/トーキー初期~50年代/60年代/70年代/80年代/90年代/21世紀
・ヨーロッパ・ホラー映画史
 イギリス/イタリア/ドイツ/フランス/オランダ/スペイン/北欧/そのほかのヨーロッパ
・アジア・ホラー映画史
 日本/韓国/中国語圏/そのほかのアジア
・そのほかの地域

・ホラー映画史 コラム選集
 「ホラー映画の特殊メイクと特殊効果」
 「ホラー映画の音楽」
 「ホラー映画と原作小説」
 「SFホラー映画の系譜」
 「動物パニック映画の系譜」
 「オカルト映画の系譜」
 「ゾンビ映画の系譜」
 「スラッシャー映画の系譜」

・巻末スペシャル企画 ホラー談義
 「鶴田法男×高橋洋」

・鷲巣義明のビジュアル・コラム
・ホラー映画ポスター傑作選
・ホラー・ショップをチェック

・コラム
 「千の顔を持つ男ロン・チャーニ―」
 「ユニバーサルのモンスター映画」
 「2大モンスター怪優~カーロフとルゴシ~」
 「60年代を象徴する男優・女優たち」
 「70年代を代表するホラー・クイーンたち」
 「スプラッタ時代の殺人鬼たち」
 「ニコルソンから始まった80年代の恐怖演技」
 「都市伝説とホラー」
 「90年代のホラー映画大作化と個性派俳優たち」
 「ホラーのリメイク・ブームと外国人監督の起用」
 「残酷表現と映画ジャンキー」
 「21世紀のヒロイン像を体現する女優たち」
 「英国ホラー俳優紳士録」
 「ハマー・ホラーを彩ったセクシー女優たち」
 「ハマー・プロの世界」
 「ジャッロ映画」
 「イタリアのホラークイーン」
 「和製ホラーを彩った俳優たち」
 「韓国美少女ホラーのヒロインたち」


1900年代初頭の古典ものから、21世紀の最新作までを網羅したクロニクル本。有名作からB級C級作品、カルトものなど、年代別にさまざまなホラー映画を紹介しています。さらに、ハリウッド、ヨーロッパ、アジアなど、国別に分けられていて見やすいのも好印象。監督・俳優の紹介や細かいコラムもところどころに配置されていて、読み物も充実、ムック本としては非常にいい出来だと思います。ホラー・ダイニングバーやホラーDVDショップ訪問なんてコーナーも楽しい♪

反面、作品の取りあげられ方にちょっとクセがある~これとて、言い出したらきりがないんですが、あえて、ホラー初心者にもわかりやすくセレクトしたのかなと解釈~、なので、マニアックな作品は省かざるを得なかった、作品量を重視したため、1作あたりの情報量が薄くなってしまった~浅く広くですね~・・・などなど。しかし、ホラー映画の歴史を全部網羅しようとしたら、1冊ではとても収まることはないので、それらを弱点と突くのは少々厳しいかもしれません。なので、総合的には非常に満足できる内容、1冊持って置いて損は無いと思います。




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ホラーマニアックス・シリーズのサントラCD来ました!

2010年12月24日 10:16

The Beyond,City of the Living Dead 01
12月末までが締め切りだった第1期シリーズの特典CDが来ました!「応募者多数の場合、抽選という場合も」・・・という明記もあったので、ちょっと大丈夫!?と心配しましたが、無事到着して一安心。というか、嬉しいですね!(普段、プレゼントものに応募しても全然当たらないから?!)

どことなく『サンゲリア』の雰囲気を漂わせながらも、陰湿で暗~い感じを増した『地獄の門』と、コーラスを加えたアレンジが絶妙な曲が揃った『ビヨンド』の2本立てです。特に『ビヨンド』は作品のテーマである世紀末~終末感とマッチした曲に仕上がっていて、聴きどころ満載です。ファビオ・フリッツィ、いい仕事しています。



ちなみに、こちらは裏面↓
The Beyond,City of the Living Dead 02

そして、第2弾の特典CDの詳細も出ました。
今回も、第2弾シリーズの中から応募券3枚で、もれなくプレゼント!内容は『ザ・リッパ―』『墓地裏の家』『悪魔の墓場』『影なき淫獣』の音楽を収録したサントラCD(今回もサントラのCDの発売はないそうです)。

詳しくはコチラ

地獄の門

2010年12月21日 00:13

地獄の門11

【原題名】CITY OF THE LIVING DEAD,THE GATES OF HELL
【製作】ジョヴァンニ・マシーニ
【監督】ルチオ・フルチ
【脚本】ルチオ・フルチ、ダルダノ・サケッティ
【撮影】セルジオ・サルヴァルティ
【音楽】ファビオ・フリッツィ
【特殊メイク】ジャネット・デ・ロッシ
【出演】クリストファー・ジョージ、カトリオナ・マッコール、カルロ・デ・メイヨ、アントネッラ・インテルレンギ、ジャネット・アグレン、ファブリツィオ・ジョヴィーネ
1980年/イタリア映画/92分


【STORY】
ニューヨーク。降霊会に参加していた霊媒師のメアリーは、遠く離れたダンウィッチという町で神父が首吊り自殺するのを霊視するが、ショックで息絶える。メアリーは埋葬されるが、棺の中で息を吹き返し、新聞記者のピーターに助け出される。彼女が視た神父は、自殺という冒涜行為により、地獄の門を開こうとしていたのだった。万世節の夜までに門を閉じないと、この世は悪霊に支配されてしまうという。メアリーとピーターは地獄の門を閉じるべく、地図にも載っていないダンウィッチという町へ向かう。その頃、ダンウィッチでは不穏な空気が町に漂い、謎の死を遂げる住人が続出。さらに一度死んだ者も甦り、生者に襲いかかる死霊の町と化していた!

【REVIEW】
口から内臓をぶちまける美女、頭皮ごと脳味噌をえぐりとられる人々、電動ドリルがこめかみを貫通し、息絶える青年、突然降り注ぐ大量の蛆の雨・・・。その鬼のようにグロい描写からL・フルチの代表作とも言われるのが、この『地獄の門』です。“地獄の門が決壊し、邪悪なものがこの世に溢れだす”という、フルチ監督の十八番をテーマに据えた本作は脂の乗った演出と、特殊メイクに支えられ、有無を言わさず見る者をぐいぐいと引っ張っていく怪作だと思います。

『ビヨンド』と並んで、残酷シーンが際立っているのと、シナリオが脆弱で意味不明なのも特色です。冒頭で自殺したトマス神父はなぜ地獄の門を開けようとしたのか、動機も不明だし、そもそも自殺したらなぜこの世が終わる仕組みになっているのかも分からない。そして、死霊となった神父に見つめられると、それだけで目から血の涙を流し、口から内臓を吐きだしてしまう!ある意味、すごい力の持ち主だ。そして、犠牲者もゾンビ化して生きている人間を襲うのだが、いきなり現われたり、消えたりと、扱いは幽霊みたいな感じにもなっています。でも、見た目は相変わらず腐っていて、人肉喰いシーンも少しあるので、分類はやっぱりゾンビでしょうか。

そして、有名な電動ドリルでの殺害シーン。ダンウィッチでの殺人事件の犯人に間違われた青年が、たまたまそこにあったドリルに~それもたまたまスイッチが入って動き出して~頭を押し付けられて、ドリルがズコズコーとめりこんでいきます。絶叫し息絶える青年。しかし、青年を殺したのはただのおじさんで、死霊とは何の関係もない!いいのかこんなことして?!と突っ込みたくなりますが、多分このシーンを撮りたかったから入れたんでしょうね。

終盤、主人公たちは諸悪の根源である神父と対峙します。すでにタイムリミットは過ぎていて、周りでは大量の死人が蠢いています。どうするんだ、この後は!?と思っていると、手近にあった杭を腹に刺された神父は炎上、ゾンビたちも一緒に燃え上がり消えてしまいます。それで終わり!?・・・とあっけないほどのラストもフルチ監督らしいといえば、らしいかもです。で、その後、子供が駆け寄ってきて、メアリーの悲鳴で終わるのも意味不明。う~ん、よく分かりません。

と、展開の謎を突っつくのはさておき、死霊に支配された町に起きる数々の惨劇を凄惨なゴアシーンで描き切ったフルチの手腕を楽しめればそれでいいのかな、と思う作品。『サンゲリア』から本作、そして『ビヨンド』『墓地裏の家』へと続くこの頃のフルチの勢いは何かスゴイものがあるなあと思います。年数も1980年~1981年にかたまって発表してますし、よくこれだけ製作できたなと感心です。

そして忘れてはならないのが主演のK・マッコール嬢。『ベルサイユのバラ』でコケたものの、本作で復活。続く『ビヨンド』『墓地裏の家』と連投し、フルチ作品のスクリームクイーンとなりました。知的ですが少しアンニュイ感じがする女優さんです。本作では、ウジ虫の降り注ぐ気持ちの悪~いシーンも熱演。お疲れ様でございます。



『地獄の門』DVD

2010年12月20日 10:19

地獄の門DVD
さてさて、この前注文していた『地獄の門』なんですが、とっくに届いていたのですが、まだ観てませんでした。とりあえず旧版と並べてパチリ!と、見比べてみましたが、左のJVD版の方がやっぱり少し安っぽい感じかな・・・と。キャッチコピーの「地獄の門が開くとき、世界は死霊の街と化す!」もなんだか余計だ。さらに、裏面には「究極地獄到来!!」とか「世界が終焉を迎える時、生き残るのは死霊!?」などと、煽り文句もいっぱい(←ちょっと大げさじゃない?)。それに比べて、右のSPO版は落ち着いた感じでよろしい、かと。

何はともあれ、早速鑑賞したいと思います♪

ホラー映画大全集~「ゾンビ」から「ソウ ザ・ファイナル3D」まで~

2010年12月19日 14:28

ホラー映画大全集 (スクリーン・デラックス)ホラー映画大全集 (スクリーン・デラックス)
(2010/11/16)
梶原和男

商品詳細を見る

出版社:近代映画社
監修:梶原和男
解説:北島明弘、江戸木純、鷲巣義明、岡本尚人、山崎圭司、中嶋サトル
ページ数:128頁
発行日:2010年11月30日
定価:2,520円


“いまなお多くのファンに求められるホラー映画。かつての名作・怪作から、21世紀に入っての新作群まで、古今のホラー映画を集大成! 加えてオリジナルポスター・コレクションや最新ホラー映画事情などの読み物も充実! 日本では劇場未公開でDVD発売のみの作品も含め、近年のホラー作品を漏れなく集めた最新版のホラー映画大全集です!”

・オリジナルポスターがおもしろい
・ホラー映画はもうB級ではない
・今、製作されている最新ホラー映画情報
・ホラーワールド・ビデオコレクション


近代映画社さんからホラー映画本が出たので、購入。何かと肩身の狭いジャンルではありますが(書店の映画の本コーナーにも、ホラー映画の関連書ってとても少ないような気がします)、こういう形で出版してくれるのは非常に嬉しいですね。近代映画社からは、最近では『プロが選んだはじめてのホラー映画』という本も出てましたが、この出版社のホラー本といえば、個人的にはホラー映画全盛の頃に出版された『The Horror Movies』のシリーズの印象が強いです。インターネットが普及していなかった時代でしたので、情報を得ようとすれば、おのずと本しか選択肢は無かったわけですが、『スクリーン』や『ロードショー』なんかの定期雑誌には、ときどき特集記事としては載るけれども、情報量としては全然物足りなく感じたものでした(まあ、それでも喜んで読んでましたが)。

「もっとホラー映画のことについて知りたい~!」と、飢えていた頃に発売されたのが、上記の『The Horror Movies』。スクリーン誌の臨時増刊という形で送り出されたこの本は、隅から隅までホラー映画しか載っていない(ホラー映画本なんで、当たり前ですが)、まさにホラー映画尽くしの1冊でした。名作や古典ものやビデオ普及期に大量リリースされたC級D級の名も無い作品も取り上げられ、まさに百花繚乱、古今東西のホラー映画が誌面からあふれかえる楽しい1冊でした(シリーズはPART1からPART5まで出版されていたと思いますが)。

そんなわけで、この『ホラー映画大全集』、ちょっと期待しずぎて見たせいかもしれませんが、内容的には少し物足りなく感じてしまったのでした。カラー写真も豊富で、最新作まで紹介しているのは好印象でしたが、活字の量がちょっと少ないのと(誌面サイズがB5ではなく、A4ならよかったのに)、作品の順番がランダムすぎて続けて読みづらく思いました。例えば、ジャンル別にとか、国別とか、監督別とか、なにかしらグルーピングしたほうが見やすいと思いますけど。あと、大全集と謳っているのに、あの作品が無い、ああこれも無いなあ・・・とか言い出したらきりがないんですが・・・(これも、誌面には限りがあるので、全てを網羅するのは無理だとは分かってますが、やっぱりお気に入りの作品が入っていないと、ちょっと寂しいものです。ただ、近年の劇場未公開作品はけっこう紹介されていて、いいと思いました)。ちょっと、細かいことばかり指摘してしまいましたが、なんにせよ、ホラー映画本が出るのは嬉しいこと。平均点以上は取れているので、ホラー初心者の方にも手軽に見られる1冊かな、と思います。



アリゲーター2

2010年12月14日 15:15

アリゲーター2 01
【原題名】ALLIGATOR Ⅱ:THE MUTATION
【製作】ブランドン・チェイス
【監督】ジョン・ヘス
【脚本】カート・アレン
【撮影】ジョセフ・マンジーン
【音楽】ジャック・ティラ―
【出演】ジョセフ・ボローニャ、ディー・ウォーレス=ストーン、リチャード・リンチ、スティーブ・レイルズバック
1990年/アメリカ映画/90分


【STORY】
湖に隣接したとある田舎町で漁師やホームレスが何者かに襲われる事件が発生。生存者の証言から、とてつもなく巨大なワニの仕業であることが判明する。町の警察やプロのハンターがワニ退治に向かうがことごとく失敗、やがて、湖畔で開かれていた野外パーティーの会場に巨大ワニは出現、惨劇の場と化す。

【REVIEW】
というわけで続編『アリゲーター2』です。内容的には、化学薬品の影響で捨てられていたワニが下水道で巨大化して暴れまわるというもので、前作とあまり変化していないストーリー(というかリメイクに近い?)です。で、ダメな要因ですが、お話が似たモノなら何かしらパワーアップさせておかないといけないはずですが、主役のアリゲーターは今回も1匹(巨大ワニは群れをなしていた!!なら別のおもしろさもあると思いますが)で、逆にパワーダウン。動きも緩慢で、前作で猛威をふるった尻尾アタックも今回はヘロヘロで勢いも感じられません。その姿も怪獣というよりも、動きの遅いでかいワニにしか見えないのが悲しい・・・。

同じように登場するハンターも、人数は増えているもののあっさりやられてしまうし(ただの田舎の暴走族みたい)、主役の刑事も影が薄い。で、ワニ巨大化の原因を作った悪徳企業の社長なんですが、こいつが無茶苦茶!地上げなんかで土地を買い占め、町を支配しようと企んでいるんですが、感ずかれた警察の署長を白昼堂々車で事故死させるは、仲間割れした市長を観覧車の中で射殺するはと、「俺を邪魔するやつは皆殺しだ!」と行き当たりばったりの行動を繰り返します。普通、悪事をして、そんなに証拠を残したらあかんやろ!と思わないんでしょうか?で、最後は湖に落っこちて、近づいてきたワニ君にガブリと喰われてしまいます。

ラストのワニ退治シーンもあっけなく終わってしまい、ハラハラドキドキするところが一つも無い、非常に穏やかな作品。なんでこんな続編を作ったのか首をかしげたくなりますが、この凡庸さを見ると「やっぱり『アリゲーター』は素晴らしい映画だ」と再確認できてしまうので、1作目の偉大さを証明するために存在しているのかも。


アリゲーター

2010年12月13日 06:48

アリゲーター01
【原題名】ALLIGATOR
【製作】ブランドン・チェイス
【監督】ルイス・ティーグ
【脚本】ジョン・セイルズ
【撮影】ジョゼフ・マンジン
【音楽】クレーグ・ハンドリー
【出演】ロバート・フォースター、ロビン・ライカー、ディーン・ジャガー、ヘンリー・シルヴァ
1980年/アメリカ映画/87分


【STORY】
下水道から流れて来る水路でバラバラ死体が発見される。被害者に残された歯形から巨大な生物に食いちぎられたと推察され、デイビッド警部は下水道の捜査に乗り出すが、下水道の中で巨大な黒い物体に相棒の警官が襲われてしまう。やがて、同じ水路から新聞記者のカメラが発見され、フィルムには襲われながらも自身を飲み込むアリゲーターの姿が映されていた!

警察は下水道の大規模な捜索を開始、追われたワニは道路を突き破って市街地にその巨大な姿を現し、街はパニックに陥る。デイビッド警部は爬虫類学者のマリサと協力してアリゲーターの退治に向かうが―。


【REVIEW】
1975年、スピルバーグの『ジョーズ』が大ヒットし、動物パニック映画は一大ブームとなりましたが、濫造された同ジャンルの中でも出色の出来なのが本作。個人的にも、日曜洋画劇場で初めて見たとき、終盤までハラハラドキドキしながら鑑賞した記憶があります。無駄の無いそれでいてメリハリのあるシナリオ、きっちり見せ場を作りツボを押さえた演出、怪物と化したアリゲーターの上手な見せ方など、「おもしろいB級映画の見本」みたいな要素がぎっしり詰まってます。登場するキャラクターもきっちり描かれていて魅力的なのも好印象(主人公のデイビッド警部が周囲からやたらと“若ハゲ”を突っ込まれるのは気になりますが)。今見ても、古さを忘れさせるおもしろさがあると思います。

12年前、少女の飼っていたペットのワニが下水道に捨てられ(この少女というのが、実はマリサ)、その後ある研究所が投棄した成長ホルモンを投与された実験動物の死体を食べて巨大化。鋼のような尻尾で人間を吹き飛ばし、車もペシャンコに潰します。この辺の暴れ方はもはや怪獣なみですが、テンポよくカット割りされていて、見ていてなかなか気持ちがいいです。屋外でのパーティーに乱入し、事件の張本人である、悪徳会社の社長と仲間の市長をきっちり成敗していく正義感を持ち合わせていたりして拍手喝采♪最後の下水道での攻防も手に汗を握る感があって緊張を持続、続編を匂わせるラストも定番でよろしいですね(実際、製作されました)。動物パニック映画では必見の一本!


☆2006年発売の単品DVD☆



☆で、こっちが先行発売された限定2枚組☆
続編の『アリゲーター2』も収録!・・・なのだが、どうみても抱き合わせ販売としか言えないくらい、『~2』はダメダメだった・・・(また、次回アップしたいと思います)
80年作品ながら、音声はDTS5.1chも収録されていてなかなかのもの。ルイス・ティーグとロバート・フォースターによるオーディオ・コメンタリーもあります。

チルドレン・オブ・ザ・デッド

2010年12月10日 22:28

チルドレン・オブ・ザ・デッド01
【原題名】CHILDREN OF THE DEAD
【製作】ジョセフ・ウルフ、ジョン・A・ルッソ
【監督】トー・ラムシ―
【脚本】カレン・L・ウルフ
【撮影】S・ウィリアム・ハインツマン
【音楽】アラン・ハワ―ス
【出演】トム・サヴィーニ、マーティン・シーフ、ハイディ・ハインツマン
2001年/アメリカ映画/90分


【STORY】
1986年、溢れだしたゾンビの群れを掃討するために、人々は応戦していた。ゾンビ狩りに参加していた傭兵のヒューズと保安官のランドルフは、郊外のヘイズ邸が怪しいと睨み調べる。屋敷の中で、誘拐されていた町の子供たちを見つけ救助するが、ヒューズは屋敷の2階でアボット・ヘイズというゾンビに襲われ死亡する。

時は流れて14年後―。コンサートに出かける途中の若い男女がヘイズ邸の付近で、アボット・ヘイズに遭遇。彼らの乗ったバンは運転を誤り、谷底に転落し、命を落とす。ヘイズゾンビは彼らが埋葬される直前に感染させ、ゾンビ化させた。

さらに翌年、自動車販売店をオープンさせるためにマシューという若い男がやって来た。店の敷地にと買い取ったのは町の墓地で、あの若者たちが埋葬されるべきはずだったところだ。工事を始めるマシューたちの前に、ゾンビを引き連れたヘイズが姿を現す。

【REVIEW】
ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』に参加していた、ジョン・A・ルッソやB・ハインツマン、特殊メイクの神様T・サヴィーニも名を連ねる、『ナイト~』の後日談的な映画。サヴィーニが監督した『~死霊創世記』のラストのゾンビ狩りの風景と良く似た風景から始まり、人々がゾンビたちを撃ち倒していく様子が映し出される。そして、冒頭で活躍するヒューズを演じるのがサヴィーニ!見事なガンさばきでゾンビの頭を撃ちぬき、弾切れになっても、格闘戦でも生ける屍に後れを取ることはない。「おおっ!さすが!」と喜んでいると、ボス格のゾンビに重傷を負わされ、仲間にとどめを刺してもらうという意外な展開に・・・。時間にして映画が始まって15分ほど。それ以降は、サヴィーニ抜きで話は進んでいきます。

結局、連続殺人犯だったアボット・ヘイズが獄中で死亡したものの、ゾンビ化して蘇り、仲間を増やして人々に襲いかかるというハナシみたいですが、平凡な脚本と魅力の薄い登場人物、加えてゴアシーンも少なく凡庸な演出と、ダメなゾンビ映画の要素が至る所に散見できる、屑映画の見本市みたいな作品になっています。取りあえず、俳優サヴィーニの勇姿を拝めるのが、唯一の見所でしょう。

チルドレン・オブ・ザ・デッド02

チルドレン・オブ・ザ・デッド03チルドレン・オブ・ザ・デッド04

チルドレン・オブ・ザ・デッド05チルドレン・オブ・ザ・デッド06



悪魔の墓場

2010年12月06日 06:45

悪魔の墓場02
【原題名】LET SLEEPING CORPSES LIE
【製作】エドモンド・アマティ
【監督】ホルへ・グロウ
【脚本】サンドロ・コンチネンツァ、マンチェロ・コスチア
【撮影】フランシスコ・センべレ
【音楽】ジュリアーノ・ソルジーニ
【特殊メイク】ジャネット・デ・ロッシ
【出演】レイ・ラヴロック、クリスティーヌ・ガルボ、アーサー・ケネディ、ポール・ベンソン、アルド・マサッソ、ジョルジョ・トレスティーニ
1974年/イタリア=スペイン映画/94分


【STORY】
骨董屋のジョージは休暇を利用してロンドンからウィンドメアに向かう途中、車との接触事故でバイクが故障、足止めをくってしまう。仕方なくその女性の車に同乗し目的地に向かうことに。女性の名はエドナといい、サウスゲイトに住む姉を訪ねていく途中だった。その夜、エドナの義兄が何者かに殺され、居合わせたジョージは警察から疑われることに。警察の疑念を晴らすため、2人は奔走するが、やがて驚くべき事実が判明する。義兄を殺した犯人の男は、1週間前にすでに死亡していた。この近辺の農場では、超音波を使った害虫駆除機が導入されていて、その影響で死者が甦って人間を襲っていたのだった!


【REVIEW】
ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の影響下で製作されたユーロゾンビ映画。日本では『ナイト~』が劇場未公開であったため、ロメロの『ゾンビ』よりも前に公開された本作はモダンゾンビ映画の先駆けだった。余談ですが、日本では配給会社が悪魔三部作として『悪魔のはらわた』『悪魔のいけにえ』『悪魔の墓場』の3本を宣伝していたとか。ロメロの定義したゾンビのルールを使った模倣映画と言ってしまえば身もふたもありませんが、モノクロだった『ナイト~』と比べて、フルカラーで展開される本作の方がインパクトは上。加えて、ジャネット・デ・ロッシによる人肉喰いやはらわた引きずり出しなどの残酷描写もなかなかグロい仕上がりです。

ゾンビ発生の原因が害虫駆除の機械だったというのは時代を感じさせますが(他にも公害や放射能が原因の映画って多かったですよね)、静かな寒村を舞台に繰り広げられる陰惨な事件の数々は、なかなかいい雰囲気です。このあたり、ヨーロッパはアメリカとはまた違ったムードが感じられて、味わい深いですね。音楽も淡々としていますが、心臓の鼓動音にも似た不気味なテンポが怖さを盛り上げています。

甘いマスクで当時人気のあったR・ラヴロックが主役を務めていますが、事件を解決しようと奔走するものの、最後まで警察の疑いは晴れず、ゾンビたちを壊滅させたものの、犯人として射殺されてしまうのは皮肉な結末。(その後、復讐を果たしますが)線の細い、ヒロインのC・ガルボの美しさも印象に残ります。

『悪魔の墓場』と言えば、代名詞にもなっている解剖ゾンビ。生々しい手術跡の残るゾンビの不気味さは今見ても、気味悪さは抜群!小学生のころにケイブンシャかなにかのホラー百科に載っていたこのゾンビの写真を見て、「この映画は怖くて絶対見たくない!」と思った記憶があります。
悪魔の墓場01

悪魔の墓場03悪魔の墓場04

悪魔の墓場05

悪魔の墓場06悪魔の墓場07

悪魔の墓場08悪魔の墓場09






ホラーマニアックスシリーズ第2弾ラインナップ

2010年12月03日 09:22

2011年2月発売 「ザ・リッパー」「悪魔の墓場」
2011年3月発売 「恐怖のいけにえ」「吸血狼男」(いずれも初DVD化)
2011年5月発売 「マンハッタン・ベイビー」「影なき淫獣」

各税込3,990円で、「悪魔の墓場」のみ2枚組 4,935円になります。
プレゼント・キャンペーン第2弾として、イタリアン・ホラー4作品の音楽を収録したサントラCDを予定しておりますので、どうぞ、ご期待下さい。
http://www.cinemart.co.jp/horrormaniacs/


公式サイトに、シリーズ第2弾のラインナップが出ました。
L・フルチの『ザ・リッパー』『マンハッタン・ベイビー』に、『悪魔の墓場』『影なき淫獣』など、ちょっと渋め!?のメニューでしょうか。

ちなみにアマゾンの詳細で見ると、『ザ・リッパー』は、HDニューマスター使用による国内初の本編スクイーズ収録、貴重な特典映像を収録(約17分)→1女優ゾーラ・ケロヴァのインタビュー(約10分)、2ニューヨーク・ロケ地巡り(約4分)、3劇場予告編(3分17 秒)が特典。

『悪魔の墓場』は、オリジナルネガより製作したHDニューマスター版・デジタルリミックスによる5.1chドルビーサラウンド音声を初収録・現存するテレビ版日本語吹替音声(テレビ東京「木曜洋画劇場」)を初収録!。豊富な特典映像を収録(約108分)→1J・グロウ監督によるロケ地巡り(約45分)、2R・ラヴロック(主演)のインタビュー(約16分)、3G・D・ロッシ(特殊効果)のインタビュー(約17分)、4J・グロウ監督のインタビュー(約20分)、5劇場予告編(2種類/約4分)、6TVスポット(約30秒)、7ラジオ・スポット(約2分)、8J・グロウ監督のオープニング・コメント(約1分)、9ポスター&スチール・ギャラリー(約2分50秒)。さらに、初回特典で劇場公開時パンフレットの縮刷版を封入!・・・と、なんだか盛りだくさんの内容みたいです。

さらに、第1弾でもあったサントラ・プレゼントもあるとか。ご期待しましょう!





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