ゾンビ映画大マガジン(仮)

2011年06月24日 06:41

ゾンビ映画研究の第一人者・伊東美和氏の名著『ゾンビ映画大事典』の続編にあたる本が洋泉社から7月に発売されるそうです。


↓以下、映画秘宝8月号より抜粋↓

・キング・オブ・ホラー、ジョージ・A・ロメロをはじめとする関係者インタビューも多数!

・現在撮影中の最新作情報までをフォローした驚異の320ページ!

・2003年『28日後・・・』から2011年『ウォーキング・デッド』まで、日本公開作から未公開ウェブ映画まで、全ゾンビ映画レビュー

・徹底討論・生きた死者の演技はノロノロから全力疾走へなぜ変わったのか?

・・・など。


気になるのは、ムック扱いということなので、雑誌のようなカタチになっちゃうのかなあ、ということと、無事に刊行されるのかなあということ。ブログ『ZOMBIE手帖』によると、大変なことになっているとか・・・。頑張って下さい!!

映画秘宝2011年8月号

2011年06月22日 06:36

映画秘宝 2011年 08月号 [雑誌]映画秘宝 2011年 08月号 [雑誌]
(2011/06/21)
不明

商品詳細を見る

21日発売の映画秘宝・DEVILPRESS内にもフルチ映画祭の記事が。カラー写真付きで紹介されておりますが、『地獄の門』を『ビヨンド』と紹介している写真はご愛敬☆

トークショーの日程も載ってます。
7月16日 中原昌也×樋口泰人
7月17日 江戸木純×梨子田章敏
7月22日 篠崎誠×市山尚三

フルチだけでトークショーって、濃そうだなあ。それにしても、映画館の大画面で脳天ドリル串刺しや内臓ゲロ吐き、目ん玉串刺しに吹っ飛ばされるゾンビの頭・・・なんかが鑑賞できるのもグレートです。フルチ万歳♪

ルチオ・フルチ映画祭2011

2011年06月21日 00:02

2月に“第1回東京国際ゾンビ映画祭”なる素晴らしいイベントがありましたが、今度はなんとフルチ監督オンリーの映画祭が開催されるとか・・・!名付けて“ルチオ・フルチ映画祭2011”!!

ラインナップは『マーダ―ロック』『地獄の門』『ビヨンド』『ザ・リッパー』『墓地裏の家』『マンハッタンベイビー』『ザ・サイキック』の7作品で、劇場初もあります。さらに一部の日にはゲストを招いてのトークイベントもあったり、期間中はオリジナルTシャツの販売も行っていたりと盛りだくさんの予定。

ちなみに、場所はシネマート新宿。詳しくは→コチラ
・・・いいよなあ、東京は・・・。



第2弾サントラCD来ました。

2011年06月20日 23:45

HORROR MANIACS VOL.2 01
今回もDVDの応募券をハガキに貼って応募しましたところ、無事に届きました。
宛名が間違って書かれてましたが、無事に辿りついたようです。
よかった、よかった。

内容は、『ザ・リッパー』『墓地裏の家』『悪魔の墓場』『影なき淫獣』のスコアです。個人的には『墓地裏の家』のタイトルバックに流れる物哀しいメロディーの「I remember」、『影なき淫獣』の「I Corpi Smembrati」が印象的でよかったです。

ちなみに裏面はこちら↓
HORROR MANIACS VOL.2 02

そんでもって、同封のお知らせチラシによると、プレゼントキャンペーンの第3弾は「ビヨンド」のオリジナル・デザインTシャツだとか・・・!果たして、どんなデザインなんでしょうか!?気になります・・・。

マンハッタンベイビー

2011年06月18日 09:55

マンハッタンベイビー02
【原題名】MANHATTAN BABY
【製作】ファブリッツィオ・デ・アンジェリス
【監督】ルチオ・フルチ
【脚本】ダルダノ・サケッティ、エリサ・リヴィア・プルガンティ
【撮影】グリエルモ・マンコーリ
【音楽】ファビオ・フリッツィ
【出演】クリストファー・コネリー、マーサ・テイラー、ブリギッタ・ボッコリ、ジョバンニ・フレッツァ、ローレンス・ウェルズ、カルロ・デ・メイヨ
1982年/イタリア映画/89分


【STORY】
学者のハッカーはエジプトでピラミッドの内部の調査に来ていた。墓地の発掘作業に異を唱える者もいたが、ハッカーは構わずピラミッドへ入っていく。しかし、途中でトラップに遭い、ガイドの男は串刺しに、ハッカーも謎の怪光線を浴びて失明する。同じ頃、一緒に来ていたハッカーの家族たちはピラミッド観光をしていた。母とはぐれて一人になった娘のスージーは、不気味な老婆から奇妙なペンダントを手渡される。

一家はニューヨークに戻り、ハッカーの視力も徐々に回復の兆しを見せ安堵するが、その頃から相次いで不可解な出来事が起こり始める。妻の同僚の男と、ベビーシッターは部屋の中で姿を消し、マンションの管理人はエレベーター内で転落死する。さらに、ペンダントを調べようとしたハッカーの友人は毒蛇に咬まれて死に、スージーは衰弱していくが原因は不明。全てはピラミッドの呪いなのか!?

【REVIEW】
イタリアンスプラッターの帝王ルチオ・フルチの珍しいオカルトタッチの作品。それまでのイケイケゾンビ路線とは違い、ユーモラスな場面も散りばめたミステリアスな雰囲気がフルチらしくないが、それはそれで悪くはない。ただ、スプラッター度はかなり低めで、その辺は期待しないで見た方がいいです。

ピラミッドの呪いで娘にとり憑いた悪霊が起こす災い。関係者が次々に不慮の死を遂げていくというのはオカルトものの定番ですが、フルチ映画にしてはストーリーも破綻なく進んでいきまっとうに鑑賞できる貴重な1本。ただ、それだけにおとなしくなりすぎて、目立った見せ場が少ないのは残念だ。目のアップのシーンもやたらと多いが、目ん玉が串刺しになったり、えぐり出されたりはしません・・・。

アラビアチックな音楽を奏でるのはフルチ映画の常連ファビオ・フリッツィ。でも、ところどころ『ビヨンド』なんかの使い回しのスコアもあるのはご愛敬!?
マンハッタンベイビー01



影なき淫獣

2011年06月07日 06:04

影なき淫獣02

【原題名】I CORPI PRESENTANO TRACCE DI VIOLENZA CARNALE(TORSO)
【製作】カルロ・ポンティ
【監督】セルジオ・マルティーノ
【脚本】セルジオ・マルティーノ、エルネスト・ガスタルディ
【原案】セルジオ・マルティーノ
【撮影】ジャンカルロ・フェランド
【音楽】グイド&マウリツィオ・デ・アンジェラス
【出演】スージー・ケンドール、ティナ・オーモン、リュック・メランダ、ジョン・リチャードソン、ロベルト・ビサッコ
1973年/イタリア映画/93分


【STORY】
イタリアの学生街で連続殺人が起こる。手口はスカーフのようなもので絞殺されたあげく、鋭利な刃物で体を切り刻まれるという残忍なものだった。美大生のダニエラは友人たちが犠牲になったショックを忘れようと、田舎の別荘へ級友のジェーンたちと静養しに向かうことにする。

別荘で羽を休める彼女たちだったが、ジェーンは階段で転倒し足をケガしてしまう。その夜、ジェーンは1人で2階の寝室で眠りにつく。その頃、階下でくつろぐダニエラたちに訪問者が。ドアを開けると、そこには彼女につきまとっていたステファノという男の絞殺死体と、黒ずくめの殺人鬼が立っていた―!

【REVIEW】
ホラーマニアックシリーズ第2弾シリーズの初見は『影なき淫獣』にしました。ジャーロ映画の最高傑作とも言われる本作、結果は噂通りで、製作から30年以上たった今現在見ても、最後まで飽きさせない作品でした!

美女ばかり狙う殺人犯(途中、邪魔になった男どももぶち殺しちゃいますが)、犯人捜しのサスペンス、そして後半の密室劇の息詰まる攻防と、職人気質のセルジオ・マルチーノの手堅い演出とあいまって非常によく出来た内容。犯人の動機が幼少時の事件がトラウマになって、女性を狙うというのは定番ですが、殺した女性をノコギリで切り刻んでいくのがミソ。特撮がちゃちいんで、ゴアシーンは直接見せず多くは無いが、そこは演出でカバー。特に、ジェーンの目の前で友人たちをゆっくりと切り刻んでゆくシーンは、どろどろした気持ち悪さが増幅されて見応えあり。タイトルのトルソー(=頭も手も足も無い胴体だけの部分)というのもあまりにもストレートで、身も蓋もないですが。

物語前半でヒロインと思っていたダニエラが女友達と一緒に殺されてしまうのは意外な展開でしたが、難を逃れていたジェーンが生き残り、閉じ込められた別荘で犯人から逃れようとする後半部分は、なかなかスリルが味わえます。(別荘は防犯仕様で窓には鉄格子がはめてあって、電話は切られて通じない。かつヒロインは足をケガしている・・・など、用意周到な設定)全体的な印象は、女優さんのヌードシーンも多く、その合間に殺人シーンがサンドイッチされていて、エロ・グロ度はなかなかのもの。今では地上波じゃあとても放送できないんじゃないかと思うけど、昔は普通にやってましたよねえ。いい時代でした。
影なき淫獣01影なき淫獣03

影なき淫獣04影なき淫獣05


↑左が新しくリリースされたデジタルリマスター版。若干デザインが違う。


DVD到着。

2011年06月06日 06:30

『影なき淫獣』『マンハッタンベイビー』『恐怖のいけにえ』
ホラーマニアックスシリーズの第2弾は、この3本にしました。ぼちぼち観ていきます・・・。

ホラーマニアックス・シリーズ第3弾!!

2011年06月01日 06:43

第1弾 <2011年7月27日発売>
「ルチオ・フルチのマーダロック –デジタル・リマスター版-」
「ヘル・オブ・ザ・リビングデッド –デジタル・リマスター版-」

第2弾 <2011年8月26日発売予定>
「ルチオ・フルチのザ・サイキック –デジタル・リマスター版-」
「ローズマリー –HDリマスター版-」

第3弾 <2011年10月5日発売予定>
「血みどろの入江 –HDリマスター版-」
「吸血鬼の接吻 –HDリマスター版-」

SFモンスター編 <2011年11月2日発売予定>
「宇宙水爆戦 –HDリマスター版-」
「世紀の怪物 タランチュラの襲撃 –デジタル・リマスター版-」
「マックィーンの絶対の危機 –デジタル・リマスター版-」



ホラーマニアックス・シリーズの第3弾にラインナップがアナウンスされました。→公式サイトはコチラ

長らく廃版になってたものや、初ソフト化のものばかりで、なるほどマニア向けの内容かと。うちとしては『マーダロック』と『ヘル・オブ・ザ・リビングデッド』は持ってるんで、個人的には『ローズマリー』『血みどろの入江』あたりが観たいですねえ。


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