【原題名】THE DESCENT: PART 2
【製作】クリスチャン・コルソン、イヴァナ・マッキノン
【製作総指揮】ポール・スミス、ニール・マーシャル
【監督】ジョン・ハリス
【脚本】ジェームズ・マッカーシー、J・ブレイクソン、ジェームズ・ワトキンス
【撮影】サム・マッカーディ
【音楽】デヴィッド・ジュリアン
【出演】シャウナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ、ダグラス・ホッジ、クリステン・カミングス、ギャヴァン・オハーリヒー、ジョシュア・ダラス
2009年/イギリス映画/95分
【STORY】
アパラチア山脈の洞窟探検に出かけた女性グループが行方不明になり、捜索が行われていた最中、その中の一人サラが発見される。保安官は何が起こったのかを問いただすが、サラは記憶を失っていて何も答えられない。廃鉱の奥に未開の洞窟があるのが分かり、救助隊が探索に入ることになるが、保安官はサラも同行させ、道案内をさせようとする。再び、暗い地底に下りてゆくサラと5人の救助隊。そこで彼らは無残に食い散らかされた死体と不気味に蠢く人影を目撃する。
【REVIEW】
地下洞窟に閉じ込められた女性探険隊を醜悪な地底人が襲う恐怖を描いた『
ディセント』から4年、ニール・マーシャルは製作総指揮に回り、前作で編集を務めていたジョン・ハリスが今回の監督に抜擢された。
何とか地上に生還したサラを無理やり救助隊に合流させ、再びあの洞窟へ入っていくくだりは、かなり強引な感じがしますが、それまでパニック状態だったサラが徐々に記憶を取り戻し、地底人に立ち向かっていく流れはなかなか爽快。レスキュー隊員がなす術もなく無残にやられていく中、サラと女性保安官、そしてもう1人生き残っていたジュノが力を合わせて地上を目指します。なんだかんだいって、男はやられ役で、女性が生き残るのがこのシリーズのパターンのようです。
そして、サラを強引に連れてきた保安官のオヤジは、洞窟内で発砲して崩落事故を起こすは、不安定な崖を無理矢理2人で渡ろうとして落ちかけるはと、完全なトラブルメーカー。案の定、地底人に襲われて死んでしまいます。極限状態でわがまま言うと、やっぱりダメですねぇ。
それにしてもこの地底人、前作も思ったんですが、強いのか弱いのかよく分かりません。鋭い牙で噛みつくのが武器ですが、体は裸の人間とさして変わらないので、尖っているもので刺されると血をピューッと噴き出して割とあっさり死んじゃいます。あと、女性の力で首をひねられて絶命しちゃったりと、結構ひ弱さが目立ちます。しかし、そんな不利な点は数で勝負!今回もわらわらと出現してきて「一体何匹(何人!?)居るの??」って感じです。
そして、最後で助かったと思いきや―またまた思わせぶりなラスト。地底人には協力者が(もしくはその存在を公けにしたくない人物?)居たのか?続きは3作目で明かされます―ということでしょうかね。

最新コメント