映画秘宝2012年9月号

2012年07月31日 07:16

映画秘宝 2012年 09月号 [雑誌]映画秘宝 2012年 09月号 [雑誌]
(2012/07/21)
不明

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特集は、“「超」怖い映画2012”巻頭ぶち抜き29ページ全力特集。
・綾辻行人原作『アナザーAnother』、『怪談新耳袋 異形』のジャパニーズ・ホラーから、『プロメテウス』『遊星からの物体X』の海外SFホラー最前線まで。



J・カーペンターの名作『遊星からの物体X』の前日譚を描いた『~物体Xファーストコンタクト』がこの夏公開!には、少なからず興奮。あのノルウェー基地での惨劇をCGを極力使わずに、特殊造形とメカニカルFXで見せてくれるという、なんとも力の入った映画。『物体X』を初めて見たのは小6か中1のころでしたが、そのとき受けた衝撃は今でも忘れられません。よう、こんな怪物作ったなあ~。っていうか、どうやって動かしてんの???と、友達らと話していたのを思い出します。

で、気になる記事がもう一つ。
P17の〈ほんとうに怖い〉映画の最新潮流という頁。

・ホラー映画はダメだ。何しろ儲からない。
・ホラーと宣伝してしまうと、観客層は間違いなく狭くなる。それくらい、深いけれど狭い市場になってしまった。
・連綿と続くホラーの数々を消化することに疲れ、自分だけのお気に入りを愛でる。この姿勢がホラー映画の市場を結果的に小さなものにしてしまった。

特に、この3番目は自分にも当てはまり納得。ホラー全盛期だった80年代に青春時代を過ごしたあのころが黄金期で、その後の映画をなかなか素直に誉めることができない~いい映画もたくさんあるんですが、やっぱり「昔は良かった」になっちゃうのか~。そして、結果旧作は再発されるたびに何度でも買い直すけれども、新作は劇場へもほとんど足を運ばず、ソフトもあまり買わない・・・。いつのまにか、保守的なオールドファンになってしまったんでしょうか。

そして、若い年代のホラーファンも根付かなければ、ホラー映画の裾野は広がることはないし、むしろ狭くなる一方なのかも。今の若い年代がダメだとは言わないけれども、俗悪なもの、尖がったものを敬遠する風潮があるのも事実でしょう。「感動する映画」「泣ける映画」やテレビドラマの延長もんみたいなのは観に行くけど、得体のしれんものは見向きもしない。健全なジャンルしか上映していないシネコンの体制にも原因はあるかもしれませんが。そのうち、ホラーはソフトでしか見られない、ホント狭~いジャンルになっていくのかも。


REC:レック/ザ・クアランティン

2012年07月30日 09:27

REC[レック:ザ・クアランティン] [DVD]REC[レック:ザ・クアランティン] [DVD]
(2010/03/03)
スティーヴ・ハリス、ジェニファー・カーペンター 他

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【原題名】QUARANTINE
【製作】セルヒオ・アグエロ、クリント・カルペッパー、ダグ・デイヴィソン、ロイ・リー
【監督】ジョン・エリック・ドゥードル
【脚本】ジョン・エリック・ドゥードル、ドリュー・ドゥードル
【撮影】ケン・セング
【出演】ジェニファー・カーペンター、スティーブ・ハリス、ジェイ・ヘルナンデス
2008年/アメリカ映画/89分


【STORY】
TVレポーターのアンジェラとカメラマンのスコットは、ロサンゼルスの消防署を取材していた。真夜中、出動要請が入り、2人も消防隊員たちとももに現場へ向かう。到着したアパートには警官が先着していて、2階の住人が奇声をあげているのだという。問題の部屋の扉を破って入ってゆくと、中には血まみれの老婆が居た。興奮状態にある老婆を鎮めようと警官が近寄ったとき、老婆がいきなり警官の首筋に噛みつく。さらに抑えつけようとした消防隊員も噛まれて瀕死の状態に。負傷者を外に運び出そうとする彼らは、アパートが包囲され、逃げられないように完全隔離されていることに気付く。

住人のなかにいた獣医は負傷者の症状を診て、狂犬病が人間に発症したのではないかと疑う。住人たちに不安が広がる中、外部から保健の監察官がアパートに入ってくる。負傷者の検査に取りかかるが、そのさなか負傷した消防隊員が暴れ出して噛みつきにかかる。監察官によると、とある動物病院に運び込まれたペットの犬が他の動物に噛みつき、噛まれた動物たちも凶暴になり襲いかかって来たのだという。その犬を追ってきたところ、このアパートに辿りついたのだという。そして、その犬の飼い主の娘も突然暴れ出し、母親に襲いかかる。

【REVIEW】
スペイン本国をはじめ、ヒットした『REC/レック』のハリウッドリメイク版。本家から1年を待たずして製作されたこちらは、おそろしいほどオリジナルに沿った完コピ映画になっている。夜の消防署の取材シーンから問題のアパートの内部での惨劇まで大筋はほぼ同じ。アパートの構造、部屋の作りは同じところで撮影したのかというくらい似ている。まあ、オリジナル版よりお金がかかっている分だけ、グロシーンはリアルだし、役者も名の知れた人が出ています。だからリメイク版が優れているというわけではないのですが。主演のアンジェラ役は『エミリー・ローズ』などに出ていた、ジェニファー・カーペンターなのですが、個人的にはオリジナルのアンヘラ役のマヌエラ・ベラスコの方が可愛い気がしてなりません。

本作では途中で感染の原因が狂犬病ではないかという推測が出ますが、結局本当のところは分からずじまい。最上階でうろついているヤツも「誰なんだろう・・・?」な感じで不明なまま。オリジナルでは、もう少しこの部屋で行われていた実験について説明があったので(テープレコーダーの扱い方など)、その辺は消化不良気味な感じだ。

で、結局リメイク版はどうか!?と聞かれると、「イマイチ」と答えるしかない。同じものを見せられたら、ショックの度合いも当然薄れるわけだし(特に本作のような主観映像でのスタイルでは)、変化が乏しいため目新しさも無いわけだし。「なんで作ったの?」と聞きたくなりますが、スペイン版を観ていない米国民のために製作~公開されたものと考えれば、それはそれで存在価値があるのかもしれません。ちなみに、このリメイク版の続編『~ターミナルの惨劇』もすでに公開済み。こちらは、本家『REC/レック2』のリメイクではなく、オリジナル脚本での続編とのこと。

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REC/レック2

2012年07月29日 16:03

スマイルBEST REC/レック 2 [DVD]スマイルBEST REC/レック 2 [DVD]
(2012/04/27)
ジョナサン・メイヨール、オスカル・サンチェス・サフラ 他

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【原題名】REC2
【製作】フリオ・フェルナンデス
【監督】ジャウマ・バラゲロ、 パコ・プラサ
【脚本】ジャウマ・バラゲロ、 マヌ・ディアス、 パコ・プラサ
【撮影】パブロ・ロッソ
【出演】ジョナタン・メジョール、オスカル・サンチェス・サフラ、アリエル・カサス、アレハンドロ・カサセカ、パブロ・ロッソ、マヌエラ・ベラスコ
2009年/スペイン映画/85分


【STORY】
謎の感染病に汚染されたアパートへ保健局の博士と護衛役のSWAT隊員たちがやってきた。完全隔離されたアパート内に入って行った彼らは、最上階へ向かうが、感染者たちの襲撃に遭い、SWATたちも犠牲者になっていく。博士の行動がおかしいと睨んだ隊長が問い詰めると、博士は保健局の人間ではなく、神父であることが判明。彼の話によると、感染の原因は病原菌ではなく悪魔にとりつかれたためだという。

【REVIEW】
ヒットした1作目はリメイク版も作られたが、こちらは前作のラストから始まる正式な続編。最後の生き残りアンヘラが暗闇に消えたあと、新たな捜索者たちがアパートに乗り込んでいく所から始まります。前作ではTVカメラマンに撮影をさせていましたが、今回はSWAT隊員各自に付けられたCCDカメラと手持ちカメラと台数がアップ。さらに、途中でアパートに迷い込んでくる若者たちのビデオカメラも加わり、その辺の切り替えのアイデアはなかなかおもしろいです。

さて、1作目ではよく分からなかった感染の原因がこの2作目ではついに明らかにされるわけですが、聞いてビックリの悪魔による呪い!悪魔だから銃器は効かないけれど十字架は効果ありと、途中からエクソシストになってしまった・・・。最上階で行われていた実験は、悪魔に取り付かれた少女の研究で、その過程で呪いによる感染がアパート全体に広がってしまったのが今回の騒動の原因らしい・・・。というか、そんな物騒な研究を街中の一室でやるなよなあ・・・と、言いたいが、事態の収拾に向かうのが神父1人とSWAT4人だけというのも心もとない。そして、このSWATたちも少数精鋭かと思ったら、あっさりやられていくし、その辺見応えがなく、残念です。

未知のウィルスによるゾンビムービーだった1作目から、悪魔に取り付かれた犠牲者との戦いに変化しちゃった2作目は、パワーダウンは否めないものの、暗~いところから何かが襲いかかってくるというお化け屋敷的なテイストは健在。しかし、やはり“慣れ”てしまうと、怖さも半減しちゃうといもの。同じパターンの繰り返しでは少々つらい。あと、前作の何でこんな惨劇が起きているのか分からないというところも怖さを感じたところ(登場人物と同じ気持ちで不安が感じられよかったのに)でしたが、理由がわかっちゃうと、それほどでもなくなってしまう。→解決方法が分かると安心できるしね。とまあ、マイナス要素ばかりが目立ってしまうのも、1作目が良かった続編の宿命なのかもしれません。可哀そうだけれども。でも、最後の乗り移りのネタばらしは・・・賛否あるでしょうねえ。

でもって、なんだかんだいってさらに続編も作られたRECシリーズ。3作目は結婚式の披露宴会場が舞台で、またもや惨劇が-。そして懲りずに4作目もあるの!?
REC2 01

REC2 02

『REC/レック』の記事は→コチラ



REC/レック

2012年07月22日 17:06

スマイルBEST REC/レック [DVD]スマイルBEST REC/レック [DVD]
(2012/04/27)
マニュエラ・ヴェラスコ、フェラン・テラッツァ 他

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【原題名】REC
【製作】フリオ・フェルナンデス
【監督】ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ
【脚本】ジャウマ・バラゲロ、ルイソ・ベルデホ、パコ・プラサ
【撮影】パブロ・ロッソ
【出演】マヌエラ・ベラスコ、フェラン・テラッサ、ホルヘ・ヤマン・セラーノ、カルロス・ラサルテ、パブロ・ロッソ
2007年/スペイン映画/85分


【STORY】
夜勤の消防士たちの取材に訪れていたTVレポーターのアンヘラとカメラマンのパブロは、出動がかかった消防隊とともに通報があったアパートへ同行する。アパートの2階の一室で住人の叫び声が聞こえたとのことで、先着していた警官とともに部屋に入ると、そこには血まみれの異様な姿をした老婆が。老婆は近づいた警官の首筋にいきなり噛みつき、暴れ出す。一行は下の階に逃げ出すが、消防官も噛まれて重傷を負う。

住人たちはパニックになり、外へ逃げようとするが、建物は外から封鎖されて出られない。実は、このアパートでは未知の感染症が発生していて、感染の拡大を防ぐため、隔離されたのだった。感染者たちは一定の時間がたつと凶暴化し、他の人間を襲うのだという。犠牲者が増えていく中、アンヘラたちは逃げ道を探して上階へ登っていくが、そこで遭遇したものは―。


【REVIEW】
『ブレアウィッチプロジェクト』、『クローバーフィールド』などと同じく、ビデオカメラによる主観撮影で構成されたPOVスタイルのゾンビ映画。この撮影方法でのゾンビ映画といえばロメロの『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』がありますが、決定的に違うのはスピード感とショックの度合い。『REC/レック』で登場するのは全力疾走してくるタイプのゾンビ。狭い通路や、階段を勢いよく走ってくるその姿をとらえた映像は、非常に迫力があります。また、停電したり、ライトが壊れたりと、暗闇がその恐怖感を増幅。「いつ襲ってくるんだろう」「どこから出てくるんだろう」というスリルが存分に味わえるスタイルになっています。

冒頭の消防署を除けば、物語は終始アパート内で進んでいきます。上へ登ったり、下に逃げたり、部屋の中を探索したりと、非常に狭い空間で展開されるので、緊張感が持続、登場人物の息苦しさがこちらにも伝染してきそうです。この感覚はゲームでの視点と同じ感じで、バイオハザードなんかをプレイしたことのある人なら、そのリアルな臨場感が理解してもらえるのでは。現実には、こんな現場にはいたくないですけどねえ。

母国スペインで大ヒットを記録した本作はハリウッドでも早速リメイクされ『REC/クアランティン』として公開済み。また続編として『REC/レック2』も作られています。

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エンティティー -霊体-

2012年07月17日 17:51

エンティティー/霊体 [DVD]エンティティー/霊体 [DVD]
(2007/05/25)
バーバラ・ハーシー

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【原題名】THE ENTITY
【製作】ハロルド・シュナイダー
【監督】シドニー・J・フューリー
【脚本】フランク・デフェリッタ
【原作】フランク・デフェリッタ
【撮影】スティーブン・H・バーラム
【音楽】チャールズ・バーンスタイン
【特殊効果】ジョー・ロンバルディー
【出演】バーバラ・ハーシー、ロン・シルバー、デイビッド・ラビオサ、ジョージ・コー、マーガレット・ブライ、ジャクリーン・ブルックス、リチャード・ブレストフ、マイケル・アルドレッジ
1982年/アメリカ映画/125分


【STORY】
受付係の仕事をしながら秘書を目指して勉強中のカーラ・モーランは、最初の夫とは死別、2人目の夫とは別居中で、3人の子供たちと暮らしていた。ある晩、帰宅したカーラは自室で何者かに乱暴される。しかし、相手の姿は見えず、部屋の鍵もかかったままで、誰かが侵入してきた形跡もなかった。それから毎晩、カーラは見えない何かに犯され続け、家中でポルターガイスト現象も発生する。

悩んだ彼女は精神科の治療を受けるが、医者は性的な罪悪感が原因による幻想だと決めつける。現実に起こり続ける怪異現象に悩まれ続けるカーラは、ある日大学の超心理学者たちと出会い、彼らに調査を依頼することに。実際に目の前で発生する怪現象を見た学者たちは、霊体の存在を確かめるべく、カーラに実験の参加を要請する。


【REVIEW】
1970年代はオカルトという言葉が一般的に認知されるほど、ブームが起こり、また多くのオカルト映画が製作された時代でもありました。68年の『ローズマリーの赤ちゃん』に始まり、73年の『エクソシスト』で火がつき、以降シリーズ化もされた『オーメン』、ブライアン・デパルマの『キャリー』、幽霊屋敷ものの逸品『ヘルハウス』、同じ路線ではズバリのタイトル『家』、ベストセラーの映画化『悪魔の棲む家』(これもシリーズ化されました)、車が主役の『クリスティーン』や『ザ・カー』、ほかにも『リーインカネーション』や『オードリーローズ』『マニトウ』『センチネル』『チェンジリング』、などなど、オカルト映画は大量に作られていきました。

で、前置きが長くなりましたが、80年に入りオカルトものも下火になったころ、実話をもとに『オードリーローズ』のフランク・デフェリッタが原作・脚本を担当、『スーパーマン4』のシドニー・J・フューリーが監督したのが本作。他のオカルトものとちょっと毛色が違うのは、霊に乗り移られたり、命を奪ったりはせず、精力絶倫の霊体が女性をレイプするというところ。色情霊ってやつでしょうか!?ともかく、何度も霊体に襲われるシーンを、バーバラ・ハーシー(若い!)が体当たりで演じている・・・、のが見せ場の映画です。

後半になって、登場する科学者グループが霊体を瞬時に凍らせて捕獲しようとしますが、捕まえたが逃げられたのか、消え去ったのか分からずじまい。そんで、なぜカーラを狙ったのか特に理由があったのかどうかも明示されず、なんか不完全燃焼で終わります。ラストで、家に戻ったときに霊体とおぼしき声が聞こえたあたり、消え去ってはいなかった??よく分かりません。

120分を超える長さながら、ストーリーに起伏が乏しいため、だらだら感があるのは否めませんが、とりあえず主演のバーバラ・ハーシーを見ていればいい、ということで。途中、霊体の見えない手に胸を鷲づかみにされるシーンがありますが、ダミーのボディを動かしているのが今見ると微笑ましかったりします。他にも全裸シーンはありますが、おそらくバーバラ姐さんではなく、吹き替えっぽいですね。
エンティティ―03

エンティティ―01



ブルーレイレコーダーっていいですね。

2012年07月16日 17:24

買ってから、すでに一ヶ月以上経過して、今更なんですが、BDレコーダーのレビューです。

購入したのはSONYのBDZ-AT350S。シングルチューナーモデルですが、自分専用だったんで、録画がかぶることなんかほとんどないんで(そもそもTV放送をそんなに観ないので)、それは問題なし。HDD容量は500GBですが、これも1人分なんで必要十分。今現在も、半分以上空きがあって、満タンになることはほとんどないと思います。初めてDVDレコーダーを買ったのが今から8年ほど前ですが、その頃はHDDも大容量で160GB、値段は8万円ほどでした。ちなみに、このAT350Sは2万8千円、おそろしく安いです。時代の流れとは恐ろしいもんです。出始めのBDレコーダーなんて30万くらいしましたもんね。値下がり率は半端ないですね~。

さて、操作性ですが、ソニー独自のクロスメディアバーが曲者とよくレビューで見かけていたのですが、うちはTVもブラビアなんで慣れてて問題なし。むしろ見やすいと感じます。編集機能は、部分消去して焼くだけなんで、これで必要十分。うちでは、東芝のDVDレコーダーもありますが、編集機能がややこしくて、誰もその機能を使いこなせていないので、簡単な方がありがたいです。ちなみに、東芝のレコーダーはリビングで、TV放送を録って見て消すだけに使用されています。

あと、映像はキレイですねえ。まあ、他の機種とそんなに比較はせずに買ったんですが、満足度は高いです。ケーブルがHDMI1本でつなげられるのも、スッキリしててグッドです。

うちの用途としては、TV放送をたまに録って焼いて保存、DVDやBDのソフト鑑賞が主な使い方なんで、何も不満がなく使っております。2番組同時録画ができないとか、DLNAに対応していないとか、リビングで使っている東芝製レコーダーより劣る点もありますが、特に気にはならず、逆に機動が早い、消去するのも早い、マルチタスクの制約が少ない、などなど使用していてストレスを感じさせないところがいいです。東芝のはとにかく動きがもっさりしていて遅いです。そして、何よりコストパフォーマンスが抜群。この性能で3万弱とは・・・ホントいい時代になりました。

安くて、使いやすい機種を考えている方なら、オススメですね。
TV放送を頻繁に録画して、番組がかぶりがちは方は、WチューナーやTチューナー内蔵で、HDDももっと容量の大きいモデルの方がいいかもしれないですね。


下がBDZ-AT350S。
上は以前から使っているパイオニア製のDVDプレーヤー。リモコンの早送りの感度は、350Sよりこっちの方がスムースでいいですねえ。ソニーの方はカチカチっとした感じで、なんとなくぎこちない感があります。
SONY BDZ-AT350S 01



左側アップ。サイズも昔のレコーダーに比べると、高さと奥行きがだいぶスリムになっていて収納しやすいです。
SONY BDZ-AT350S 02


劇場版ポケットモンスター ベストウィッシュ キュレムVS聖剣士ケルディオ

2012年07月16日 16:18

TVアニメ「ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2」オープニングテーマ&2012年劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ「 キュレムVS聖剣士 ケルディオ 」 オープニング主題歌「 やじるしになって!  」TVアニメ「ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2」オープニングテーマ&2012年劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ「 キュレムVS聖剣士 ケルディオ 」 オープニング主題歌「 やじるしになって! 」
(2012/07/18)
松本梨香

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【STORY】
サトシ、アイリス、デントたちは、次の目的地ローシャンを目指していた。途中、山間の列車の乗車中、傷ついたポケモンを見つける。そこへ突然現れる巨大なポケモン・キュレム。襲いかかるキュレムから、何とか逃げ延びたサトシたちは、助けたポケモンが聖剣士と呼ばれるポケモンたちの後継者であるケルディオであることを知る。

ケルディオは聖剣士と認められたいがために、急いでキュレムに戦いを挑んだものの、その圧倒的な力の前に恐れをなして戦いを放棄し逃げて来たのだった。その際、助けに入った、聖剣士ポケモンのコバルオン、ビリジオン、テラキオンたちがキュレムによって氷漬けにされていた。事情を聞いたサトシたちはケルディオを助け、聖剣士たちを救いだそうと行動を開始する。


【REVIEW】
日本のみならず世界でもその名を知らぬ子供はいないのではないかという位有名なアニメ・ポケモンの劇場版最新作。今年は、年始に『M・I ゴースト・プロトコル』を観てきましたが、その次がポケモンになるとは予想外でした。(といっても2年前にも、一度観に行った記憶がありますが。)まあ、家族のお付き合いということで、しょうがないのだ。

ポケモン自体は、いろいろなキャラクターが出てきて、その世界観はけっこう面白く、大人も楽しめると思いますが、この『~ケルディオ』は個人的には、もう一つ。新キャラがケルディオだけで、劇場用の人間の登場人物がローラ扮する駅弁の売り娘だけというのは、いささか淋しくないかい!?キュレムが街で、サトシたちに襲いかかっているのに、街の住民の描写が全くないというのも不自然だし(あの街は無人なのか!?)。たしか、デオキシスとレックウザが戦っていたときには、群衆の描写もあったはずなんだが・・・、めんどくさくなったんでしょうか。

あと、一応ケルディオの成長物語が軸になっているのだが、あんまり感情移入できなくて、なんだか周りが止めるのも聞かずに勝手に戦いを挑んで敗北、しかも周りに迷惑をかけて逃走、そんでもって第3者の協力を得て眠っていた力が目覚めて再びキュレムと対決、戦いの最中に勝負を捨てて巻き添えになりそうだったサトシたちを助けてキュレムに「なかなかやるな」と認められて、聖剣士の仲間入りに成功!・・・と、すごくご都合主義的な展開に納得できないのは、心が澱んでしまた大人だからでしょうか。ちなみに、周りの子供たちは静かに鑑賞しておりました。

なんだか、細かいことばかり気になってしまいましたが、たまにはアニメを見るのも楽しいですね。ケルディオの声がしょこたんで、案外上手だったのにはびっくり、でした。


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