2012年09月30日 07:01
![]() | ハウス・オブ・ザ・デッド 2 [DVD] (2009/07/03) エマニュエル・ヴォージア、エド・クイン 他 商品詳細を見る |
【原題名】HOUSE OF THE DEAD2
【製作】マーク・A・アルトマン、マーク・ゴットウォルド
【監督】マイケル・ハースト
【脚本】マイケル・ローシュ、ピーター・シェーラー
【出演】エマニュエル・ヴォージエ、エド・クイン、ヴィクトリア・プラット、ビリー・ブラウン、ナディーン・ヴェラスケス、エリー・コーネル、シド・ヘイグ
2005年/アメリカ/96分
【STORY】
ゾンビのDNAを使って死者を蘇らせる研究をしていた大学教授は、実験途中で自身が噛まれてゾンビ化、やがて学内に感染はひろまってしまう。ゾンビ退治のエキスパートのAMSの研究員らは、ゼロ世代ゾンビの血液採取のため、特殊部隊ともに問題の大学キャンパスに乗り込むが・・・。
【REVIEW】
元になったゲームを過剰に意識していた前作から一転、続編は割とまともなゾンビ映画な仕上がり。ゾンビのメイクもそれなりだし、ゾンビのお食事場面もあって、血糊の量も及第点で悪くは無い。しかし、登場人物のバカさ加減というか、頭の悪さが、怖さを感じさせず、コメディとしか思えないものにしてしまっている。というか、その筋を狙って作ったのか!?
ゾロゾロでてくる特殊部隊の面々は、一目見てやられ役と分かりますが、その行動があまりにもヒドイです。完全武装しているのに、わざわざ素手でゾンビとたたかって噛まれちゃうやつ、図書館で座っているゾンビを見て、「本を読むゾンビなんていねえ!こいつは生存者だ!」と言って不用意に近づいていくやつ、殺した女ゾンビと記念写真を撮って喜ぶやつ、隊長も全く役に立たずさっさとやられちゃうし、こいつら全くいいとこ無し!
逆に主人公の2人は、“最後まで生き残ります”臭が全開で、銃の弾が切れてゾンビの大群に囲まれても、傷ひとつなく脱出!―そのときだけ、微妙にゾンビの動きがとろいのが気になりますが―でも、サンプル採取のミッションは2回チャレンジするもののどちらも失敗、結局多大な犠牲を払った割に、何だったんだろう?という終わり方。また、蚊に噛まれるだけでも感染するのもあれば、主人公らは不用意に至近距離でゾンビを撃ちまくって還り血を浴びまくっても平気だし、なんかいい加減。けっこうこの辺の細かい設定とかって作品の質を決定する重要なところだと思ったりするのですが・・・。
評価的には、見るに値しない1作目よりは全然まし。ポテチでも食べながら、「なんじゃ、それ!?」と突っ込みながら観るには、丁度いいかもしれません。


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