クリープショー2 怨霊

2012年10月24日 01:43

クリープショー2 怨霊 [DVD]クリープショー2 怨霊 [DVD]
(2002/01/11)
ジョージ・ケネディ、コイス・チャイルズ 他

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【原題名】CREEPSHOW2
【製作】デヴィッド・ボール
【製作総指揮】リチャード・P・ルビンスタイン
【監督】マイケル・ゴーニック
【脚本】ジョージ・A・ロメロ
【原案】スティーヴン・キング
【撮影】ディック・ハート、トム・ハーウィッツ
【音楽】レス・リード
【出演】ロイス・チャイルズ、ジョージ・ケネディ、ドロシー・ラムーア、トム・サヴィーニ、スティーブン・キング
1988年/アメリカ映画/92分


【STORY】
〈第1話〉老夫婦が経営する店にチンピラ3人組が強盗に押し入る。その最中、チンピラの持っていた銃が暴発して、妻が死亡。夫も銃殺される。彼らが去った後、店の前に飾ってあった木彫りのインディアン像が動き出し、夫婦の復讐を始める。

〈第2話〉山奥の池に2組のカップルがやって来た。池の中央に木のいかだが浮かんでいて、そこまで泳いでいくと、不気味な液体状の何かが寄って来た。そいつは人間を取りこんで吸収してしまう人喰い生物だった!

〈第3話〉金持ちの人妻が帰宅途中、車でヒッチハイカーをひき逃げしてしまう。目撃者が居なかったので安心するが、ハイカーの男はゾンビとなって執拗に彼女を追いかける。

【REVIEW】
ロメロ、サヴィーニ・キングのゴールデン・トリオによる傑作オムニバスホラーだった『クリープショー』の続編。今回は、監督がロメロ作品で撮影を担当していたマイケル・ゴーニックにバトンタッチ、ロメロ自身は脚本を提供している。エピソードの数が5話から3話に減った分、それぞれゆったりした展開になった感があるが、ちょっと中だるみ感がある。

3話の中で一番おもしろかったのは2話の人喰いアメーバみたいなのが襲って来るヤツ(タイトルは“殺人イカダ”!!)。いつ襲ってくるのか、逃げ切れるのか、というスリリングな展開もいいし、襲われる犠牲者のグロさ加減もいい。最後、助かった・・・と思ったら、お約束の終わり方もグッドでした。1話は、会話のシーンが長くて少し眠気が・・・。ジョージ・ケネディが懐かしかったですが。3話は、ひたすら逃げるという単調な話ですが、シチュエーションとしては悪くない。悪い事したら、逃げ切れない。必ず罰が当たるということですね。

OPとED、各話の間のアニメーションも健在。だが、インパクトは弱い。どうしても2回目になると、新鮮さも薄れるし、もうちょっと捻ってくれても良かったかなと。なんだか出来の悪いディズニーアニメみたいで、残念でした。

とまあ、1作目が傑作だったゆえ、どうしても悪く言ってしまいがちの2作目。でも、見方を変えれば手堅い作りで、ホラー映画としてはまずまずの及第点は付けられます。見て損のない作品だと思います。


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歓びの毒牙

2012年10月22日 22:34

歓びの毒牙 HDリマスター版 [DVD]歓びの毒牙 HDリマスター版 [DVD]
(2012/07/03)
トニー・ムサンテ、エヴァ・レンツィ 他

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【原題名】THE BIRD WITH THE CRYSTAL PLUMAGE
【製作】サルヴァトーレ・アルジェント
【監督】ダリオ・アルジェント
【脚本】ダリオ・アルジェント
【撮影】ヴィットリオ・ストラーロ
【音楽】エンニオ・モリコーネ
【出演】トニー・ムサンテ、スージー・ケンドール、エンリコ・マリア・サレルノ、エヴァ・レンツィ
1970年/イタリア・西ドイツ映画/96分


【STORY】
ローマに滞在している米国人作家のサムは、夜に帰宅途中、通りがかった画廊で争う2人の姿を目撃する。揉み合う中、腹部をナイフで刺された女性が倒れ、もう1人の黒いコートの人物は逃げ去って行った。女性はこの画廊のオーナーの妻のモニカで、幸いにも一命は取り留めた。事件の目撃者として、警察から足止めをくらったサムは、好奇心から犯人を捜し始める。その頃、ローマでは、若い女性ばかりが襲われる連続殺人事件が起こっていた。そして、手掛かりをつかもうとするサムの周りにも、犯人の魔の手が伸びて来ていた。


【REVIEW】
ダリオ・アルジェントが推理小説「通り魔」をベースに脚本を書き下ろし、そして自らの監督デビュー作ともなった記念すべき作品。次々に襲われる若い女性たち、犯人の黒づくめの衣装、凶器のナイフに対する異常な執着心など、アルジェント独自のこだわりはすでに第1作から垣間見える。そして、主人公が外国からやってきて、たまたま事件に巻き込まれる、犯人は過去にトラウマを負い人知れず苦しんでいて、それが犯行の動機だった、などの設定もお馴染みであり、基本的な骨格はこの後もずっと続いていくわけである。

事件を担当する警察が全く役立たずで、主人公の推理がビシバシ当たって面白いほど核心に迫ってゆくストーリーはご都合主義とも取れなくはないが、この流れるような展開こそアルジェント節なのかもしれない。だから、犯人は誰だ!?という謎解きよりも、スタイリッシュに魅せる殺人絵巻を堪能する映画なんでしょう。エンニオ・モリコーネの奏でる渋いBGMも、さすがの出来栄え。

サムの恋人役のスージー・ケンドールは、同じイタリア製のジャーロの名作『影なき淫獣』でもヒロインを演じてた女優さん。冒頭で襲われるモニカ役のエヴァ・レンツィもキレイな人ですが、ラストの狂気をはらんだ高笑いは最後まで耳に残ります。でも、特典のインタビューで、この作品のこの役を演じた事は役者人生においてマイナスだったと言い放っているのには意外でした。やっぱ、俳優さんて自意識過剰というか、プライド高い人が多いんですかねえ。


歓びの毒牙01

歓びの毒牙02

歓びの毒牙03



デビルスピーク

2012年10月21日 22:10

デビルスピーク HDリマスター版 [DVD]デビルスピーク HDリマスター版 [DVD]
(2012/07/03)
クリント・ハワード、R・G・アームストロング 他

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【原題名】EVILSPEAK
【製作】エリック・ウェストン
【監督】エリック・ウェストン
【脚本】エリック・ウェストン、ジョセフ・ガロファロ
【撮影】アーヴ・グッドノフ
【音楽】ロジャー・ケラウェイ
【特殊メイク】アラン・アポーン
【出演】クリント・ハワード、R・G・アームストロング、ジョセフ・コーティーズ、クロード・アール・ジョーンズ、ドン・スターク、チャールズ・タイナー、リン・ハンコック
1981年/アメリカ映画/92分


【STORY】
陸軍士官学校に通うクーパースミスは同級生から執拗なイジメを受け、先生らからは劣等性のレッテルを貼られていた。ある日、懲罰で、礼拝堂の地下の掃除を命じられた際、偶然にも隠し小部屋を発見する。その中には、16世紀に悪魔を崇拝して追放された、エステバン神父の書いた本があった。それを、こっそり持ち帰ったクーパースミスは、コンピュータを使って解読に成功する。

そんな中、いじめっ子らの嫌がらせはますますエスカレートしていき、やがて可愛がっていた子犬を殺害されたことでクーパースミスの怒りが爆発。復活させたサタンの力を得たスミスは復讐の鬼となり、いじめてきた者たちを血祭りに上げてゆく。


【REVIEW】
いじめられっ子の怒りが炸裂して復讐を果たすというストーリーでは名作『キャリー』が思い出されますが、こちらは超能力ではなく、悪魔の力で復讐するオカルトチックな作品。ラテン語で書かれていた本をパソコンで解読していくあたり、当時としては斬新だったかもしれませんが、それよりも忘れられないのが主人公クーパースミスのキャラクター。典型的ないじめられキャラを熱演するクリント・ハワードがいなければ、この映画は成り立たない・・・と思えるくらい、ラストの大殺戮を繰り広げる彼の鬼気迫る姿は強烈な印象を残します(前半と後半では、まるで別人みたいだ)。

そして見せ場はやっぱり最後の復讐劇。いじめられっ子と神父、教師らが礼拝堂の閉じ込められて、そこに刀剣をを携え空中を浮遊するクーパースミスが登場。積もり積もった怨念に突き動かされるように、次々に首を撥ねてゆく。ほかにも、黒豚に生きたまま喰われる全裸美女や、心臓掴み出し、地下室での黒ミサなど、後半はけっこう見せ場が続きます。今改めて見返すと、30年前の作品なんで古臭い感は否めませんが、内容的には十分おもしろかったです。こういう作品は、どんどんソフト化して、日の目を見させてほしいですねえ。

デビルスピーク01

デビルスピーク02

デビルスピーク03

「エマニエル夫人」逝く、シルビア・クリステルさん60歳

2012年10月21日 21:37

1974年の仏映画「エマニエル夫人」で一世を風びしたオランダの女優シルビア・クリステルさんが死去したことが18日、分かった。60歳だった。代理人によると、現地時間の17日夜から18日にかけて、息を引き取ったという。死因は不明。近く、身内だけで葬儀を行った後、埋葬されるという。

 クリステルさんは2002年に咽頭がん、04年には肺がんを手術。最近は肝臓がんも患っていた。今年7月には脳卒中になり、アムステルダムの病院に入院し、療養中だった。関係者によると脳卒中後も意識はあり、話もできる状態だった。

 大学を中退し、さまざまな職業を転々とした後の72年に映画「猫のために」(日本未公開)でデビュー。74年の「エマニエル夫人」で、日本を含め全世界で大ブレークした。

 夫の赴任先であるタイ・バンコクに住むことになった外交官の妻が、知人の紹介で「性の儀式」を受け入れ、官能の世界に目覚めていく物語。クリステルさんが裸体を惜しげもなくさらけ出し、大胆なシーンを繰り広げる同作は、世の男性だけでなく、女性にも受け入れられ、「続エマニエル夫人」「さよならエマニエル夫人」の続編が製作された。

 その後、米ハリウッドにも進出。90年代以降は女優業から遠ざかり、ベルギーのブリュッセルで子育てをしながら女流画家として活動。08年にはフジテレビ系「SMAP×SMAP」にゲスト出演し、話題となった。

〈2012/10/19:スポーツ報知〉より



女優のシルビア・クリステルが亡くなりました。40~50代の年代の映画ファンなら(とりわけ男性は)、強烈な印象が残っていると思いますが、私もあの籐の椅子に座っているポスターのビジュアルが忘れられません。あのインパクトはすごかったですもんね。“エマニエル夫人の座っている椅子”といえば通じましたから・・・。それにしても60歳は、まだまだ若い。安らかにお眠りください-。



今回はこの3枚。

2012年10月21日 21:18

毎度お世話になってます、ホラー・マニアックスのDVDですが、いっつもシリーズが出揃ってから購入していて、今回の第5期も10月に入ってから選別。無事、商品も来たんですが、肝心の特典の応募を忘れていたことに気付いて急いでハガキを送りました。締め切りが10月末ですから、ちょっとヤバかった・・・。


で、今回選んだのはこの3枚。

DVD20121021.jpg

『デビルスピーク』は早くに決まってましたが、残り2枚をけっこう迷った末に、これに決定。『フェノミナ』は2枚目ですが、好きなんで。最後の1枚は『わたしは目撃者』と迷いましたが、取りあえずアルジェントのデビュー作ということで。『デビルスピーク』は、久々に見ましたが、やっぱり楽しかったです♪

気になる第6期は・・・、何がでてくるんでしょうかねえ。

ハーシェル・ゴードン・ルイス映画祭

2012年10月14日 11:06

世界初のスプラッター・ムービーを撮ったゴア映画の始祖ハーシェル・ゴードン・ルイスの映画祭が、シアターN渋谷でただ今開催されてます(期間は、10月6日~10月19日まで)。

上映作品は、『血の祝祭日』『2000人の狂人』『カラー・ミー・ブラッド・レッド』『血の魔術師』『ゴア・ゴア・ガールズ』の代表作5本に加えて、フランク・ヘネンロッタ―が撮ったドキュメンタリー映画『ゴッドファーザー・オブ・ゴア』も上映。さらに、上映後には各種トークイベントもあるとのこと。しかし、今になって劇場でルイスの作品がかかるとは・・・、いい時代になったもんです(毎回、思うのは東京なんで行けないのが残念ですが)。

こんな素敵な映画を見せてくれていたシアターNですが、今年の12月2日をもって閉館することになったそうです。これも時代の流れなのか、個性的な映画館が無くなってゆくのは寂しいですね。


シアターN渋谷




ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士

2012年10月09日 20:10

【原題名】LUFTSLOTTET SOM SPRANGDES
【製作】ソーレン・スタルモス
【監督】ダニエル・アルフレッドソン
【脚本】ウルフ・リューベリ
【撮影】ペーテル・モクロシンスキー
【音楽】ヤコブ・グロート
【出演】ミカエル・ニクヴィスト、ノオミ・ラパス、アニカ・ハリン
2009年/スウェーデン・デンマーク・ドイツ/148分


【STORY】
宿敵であり父親でもあったザラチェンコと対決したリスベットは瀕死の重傷を負い、病院へ運び込まれる。その頃、ソ連から亡命してきたスパイだったザラチェンコを利用してきた秘密組織のグループが、自分らの存在が明るみになるのを防ぐため、関係者の抹殺を企てる。さらに、組織はザラチェンコへの殺人未遂容疑をかけられたリスベットの裁判を操作し、再び彼女を精神病院へ閉じ込め口封じを画策する。彼女を助けたいミカエルらは数少ない味方を集めて、裁判へ望む。

【REVIEW】
ミレニアム・シリーズ3作目。最後ということで、リスベットの過去の謎、敵対する秘密組織らとの関係が明かされていきます。そして、前作で重傷を負ったリスベットは前半は病院のベッドの上、後半は回復して超絶パンクファッションに身を包んで法廷での戦いに臨みます。圧倒的不利な立場からも、諦めずに奔走するミカエルら仲間たちが敵の証拠を掴んで逆転勝訴するくだりは爽快。やっぱり、悪いやつらには正義の鉄槌が下されないとね。

今回は、リスベット本人よりも、彼女を助ける仲間たちの姿が印象的。ミカエルはもとより、弁護を担当したミカエルの妹や、ハッカー仲間の疫病神、そして病院の担当医。特にこの担当医がイイ人で、悪い奴らは追い返すし、携帯端末は使わせてくれるし、「ピザが食べたい!」と言えば宅配頼んでくれるし。その働きっぷりはナイス過ぎです。

シリーズの中では1作目と比べると、スケール感に欠けるような気もする2・3作目ですが~秘密組織が意外と弱いというか、あんまり怖くないというか。もうちょっと、この辺でアクションがあっても良かったと思います~、まあでも、法廷での静かな戦いも悪くは無い。ハリウッド映画に見られるダイナミックさ、映画ならではの迫力が感じられないのも、弱点と言えそうですが、デビッド・フィンチャーによるリメイク作はどうなっているんでしょうか。機会があれば、こちらも是非見比べてみたいです。

最後、ミカエルとリスベットのどこかぎこちない別れが、微笑ましくもなんとも切ない。原作者はすでに亡くなっていて、シリーズの続行は難しいかも知れませんが、この2人の物語の続きをまた観てみたく思います。



ミレニアム2 火と戯れる女

2012年10月09日 18:00

【原題名】FLICKAN SOM LEKTE MED ELDEN
【製作】ソーレン・スタルモス
【監督】ダニエル・アルフレッドソン
【脚本】ヨナス・フリュクベリ
【撮影】ペーテル・モクロシンスキー
【音楽】ヤコブ・グロート
【出演】ミカエル・ニクヴィスト、ノオミ・ラパス、アニカ・ハリン
2009年/スウェーデン・デンマーク・ドイツ映画/130分


【STORY】
リスベットの協力を得て、ヴァンゲル家の事件を解決したミカエルは「ミレニアム」編集部に復帰し、仕事を続けていたが、リスベットとは連絡が取れないままでいた。そんな中、少女売春事件を追っていた編集部の記者とその恋人が殺される事件が発生、凶器の拳銃にはリスベットの指紋が残っていた。彼女の無実を信じるミカエルは独自に調査を開始する。殺人事件の容疑者として追われる身になったリスベットも、一人で真犯人を追ってゆく。そして、事件の裏にはリスベットの凄惨な過去と、国家機密が関係していることが明らかになっていく。


【REVIEW】
で、ミレニアム・シリーズ2作目は、リスベット自身の生い立ちと過去が重要なファクターとなって展開され、内容的には3作目の『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』の前編的な位置づけ。フラッシュバックとして出て来る父親にガソリンをかけ火を付ける映像、そしてその父親は何者だったのか、金髪の殺人モンスターは誰なのか、国家の裏で暗躍する集団たちの関係は-。それらの秘密が少しずつ明らかになってゆく中、凶弾に倒れるリスベット。彼女を捜すミカエルは間にあうのか。3作目が、裁判の法廷シーンが多いため、盛り上がり感はこの2作目の方が上です。

良くも悪くもヒロイン・リスベットが全てのような感のこの2作目。彼女に感情移入できるか、彼女に魅力を感じられるかどうかで作品自体の評価も変わってきそうですが、私は最後までグイグイ引っ張られて行きました。1作目ではミカエルを助ける立場でしたが、続編ではほぼ主役。ハッキング主体だった前作よりも、自らアクティブに動く彼女の活躍が楽しめます。しかし、最後では撃たれまくって、土中へ埋められるなどやられまくる彼女。ミカエル、もうちょっと早く助けに来てやれよ!と道に迷いつつゆっくり到着する彼に、思わず突っ込んでしまいました・・・。とりあえず、早く3作目が観たくなる終わり方でした。



ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

2012年10月08日 15:56

【原題名】MAN SOM HATAR KVINNOR
【製作】ソーレン・スタルモス
【監督】ニールス・アルデン・オプレヴ
【脚本】ニコライ・アーセル、ラスマス・ヘイスターバング
【原作】スティーグ・ラーソン
【撮影】エリック・クレス、イェンス・フィッシェル
【音楽】ヤコブ・グロート
【出演】ミカエル・ニクヴィスト、ノオミ・ラパス、レナ・エンドレ
2009年/スウェーデン・デンマーク・ドイツ映画/153分


【STORY】
社会派雑誌「ミレニアム」の記者ミカエルは実業家の不正を暴いた記事を書いたことで逆に名誉棄損で訴えられていた。そんな彼のもとに大財閥ヴァンゲル・グループの前会長ヘンリックからある行方不明人の調査の依頼が舞い込む。40年前、ヘンリックの可愛がっていた姪のハリエットが忽然と姿を消し、それ以来行方不明なのだという。
ハリエットの消息を追ってゆく中、ミカエルは背中に龍の入れ墨をした天才ハッカー・リスベットと知り合う。

【REVIEW】
世界的に大ヒットしたスティーグ・ラーソンの原作サスペンスを映画化、3部作の1作目がこの『ドラゴン・タトゥーの女』。北欧の離れ小島を舞台にした富豪の娘の失踪劇。その事件の裏には血なまぐさい連続殺人鬼が潜んでいた。その真相に迫るのがジャーナリストのミカエルと、ハッカーのリスベットのコンビ。事件自体に新味はないが、この2人の微妙な関係が本作の見所。特に、父親や後見人から悲惨な虐待を受け人との接触を拒んできたリスベットが、事件を追ってゆく中ミカエルとの接触によって少しずつ変化してゆくのが微笑ましい。最後、恋人関係にはならないが、お互いを信頼できるパートナーとして認めあえるまでになります。

このリスベットを演じたのはナオミ・ラパス。役柄に入り込むため、バイクの免許を取得したり、格闘技も学んだそう。そして、パンクを意識したファッションと多数のピアスをしたビジュアルは、なかなか強烈なインパクトを残します。このリスベット役でブレイクした彼女は、『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』に出演後、リドリー・スコットの『プロメテウス』でも主役を演じております。





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