私的ゾンビHistory(その2)

2013年09月19日 06:50

思えば、中学~高校生の頃が一番映画にはまっていたような気がします。お金はなかったけれど、時間だけはたっぷりあった時代。映画雑誌を毎月買って隅から隅まで読んで(ちなみに私はスクリーン派で、友達はロードショー派だった。なので、よく持ち寄って交換して読んだものでした)、なけなしの小遣いを劇場映画とビデオテープに回していました。ホラー映画もバンバン公開されて、今思えば夢のような時代だったような。その後、例の事件でホラー映画はやり玉に挙げられ、冬の時代に突入していくわけですが。




でもって、ゾンビ・ヒストリーの続きですが。
『死霊のえじき』『デモンズ』など、ホラー映画バブルに沸いた85年を最後に、ホラー映画の劇場公開もめっきり減っていき、映画を見に行くという趣味は継続するものの、ホラー映画への熱は急速に冷めていったのでした。それは、“ホラー映画が趣味です”ということを公言することが肩身を狭くするような感じがしたことと、大学に通学してバイトをしたりして時間的な余裕も減ったことも要因かもしれません。なんせ、次にホラー熱が復活するのは社会人2年目になった頃でした。


給料取りになって使える金額が大きくなって、ふと買おうと思ったのがLD。レーザーディスクです。本当に欲しかったのは中学~高校の頃でしたが、当時の小遣いでは買えるわけもなく、ただカタログを眺めるだけでしたが、思い立って買ったのが確か23か24歳の頃かな?!この頃になると、値段もかなり安くなっていてデジタルメモリー搭載、両面再生機で5万円台で買えたと思います。でも、この頃買ったソフトはほとんどが普通の映画か、アニメもので。唯一のホラー系がロメロの『ドキュメント・オブ・ザ・デッド』でした。amazonなんかがまだ無くて、店頭で買うしか方法が無かった頃でしたので、こちら和歌山で、私が愛用していたお店は、今は亡きニノミヤムセンか、セル&レンタル店のモモタロウというところでした。このモモタロウという店は、けっこうマイナーな作品も在庫してあってよく通ったものでしたが、ここも今では閉店してもうありません。ちなみに『ドキュメント~』はこのモモタロウで購入。よくこんなソフト仕入れていたもんですね~。買う私も私ですが。


せっかくレーザーディスクを買ったものの、肝心の『ゾンビ』はこのときは買わず、次に買うのはさらに数年後、今度はDVDになってからになります。『マトリックス』とPS2の発売でDVDが急速に普及し始めた頃、私もPS2でDVDデビューを果たし、映画熱が再燃し始めます。PS2を買ったものの、ゲームにはほとんど使用せず、もっぱら映画再生機として使用。なぜか近所のセル&レンタル店にホラーソフトが多かったため、それらを買いあさっていくうちにまたハマっていくことに。この頃購入したのが『死霊のはらわた』や『サンゲリア』、『デモンズ』に『サスぺリア』。見つけては片っ端から買っていきました。そして、発掘したのが『ゾンビ アルジェント監修版』。久々に鑑賞したのに感動したのと、こんなに『ゾンビ』って賑やかな映画やったっけ?と不思議に思ったものでした。その後、別の店で今度は『ゾンビ ディレクターズカット版』と遭遇。なぜ、違うバージョンがあるのかも分からぬまま、でもゾンビなら買ってしまえ!と迷わず購入。この決断は、正しく、その後廃盤となった『ゾンビ』は再発されるまで、プレミア化して恐ろしく高価な値段で流通することになります。これは確か2000~2001年頃の話だと思います。


そして、書店で見つけた『スプラッター・カーニバル』(良書です!)という本を読んで、『ゾンビ』に様様なバージョンがあることを知ります。その後、ホラー熱はますます加速、2004年に『ゾンビ 米国劇場公開版』が発売されると、これも即購入。それまでのバージョンと違い、あまりの画質の良さに感動したのを覚えています。これで、3バージョン揃ったので、満足・・・していたのですが、2010年新世紀完全版5枚組BOXが発売されます。2万を超える価格に慄きながらも、怒涛の特典攻撃と、高画質化&高音質化にこれも迷わず購入。ふだんBOXものをほとんど買ったことのない私でしたが、これは満足度高し・・・!の買い物で、『ゾンビ』の購入もこれで最後になるはずでした。

しかし、ついに出たブルーレイ版『ゾンビ』!(あっ、発売はまだですが)そりゃ、いつかは出るでしょうが、完全版BOX・DVDから2年ちょいでの発売。しかも特典激減で。なんとも早いタイミングと、おまけの少なさで、当初購入意欲は非常に薄かったんですが、今は多少気になってきてはいます。DVD版でもかなり高画質なんで、満足してるんですけれど、さらにその上のクリアなゾンビ・ワールドがあるのかと思うと・・・、何とも揺らいでくるものがあります。買っても買っても、終わらないゾンビ。まるで、麻薬のようなゾンビ!恐るべしです!メディアが変わっても、何度でも蘇るゾンビ!これは、本当に死ぬまで付き合っていくしかないのかもしれませんね。





うちにあるゾンビ各種。
VHS、LD時代は買わなかったんで、すべてDVDです。

ゾンビDVD01
左の『米国劇場公開版』がハピネットから。真ん中の『アルジェント版』右のディレクターズカット版』は昔のビームエンタテイメントから出てました。廉価版が出るまでは重宝しましたが、新世紀版を買ってからは見ることもないですねー。画質悪いし。『ディレクターズカット版』なんて5,040円もしたのに特典は予告編とフォトギャラリーだけだし、高いですねー。



ゾンビDVD02
で、裏面。



ゾンビDVD03
こっちは新世紀BOX版(スティングレー)の3枚。左から『U.S.THEATRICAL VERSION』『EUROPEAN VERSION』『EXTENDED VERSION』。真っ赤ですね。



ゾンビDVD05
これは・・・、BOX外箱と、特典ディスクですね。この特典は2枚組。2枚あわせて163分の盛りだくさんです。





私的ゾンビHistory(その1)
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私的ゾンビHistory(その1)

2013年09月16日 23:20

誰にでも人生の転機とかって、あると思いますが(ちょっと大げさかも・・・!?)、私の映画人生を決定付けた作品は紛れもなくロメロの『ゾンビ』です。オールタイムベストの映画を挙げろと言われて『ゾンビ』を迷いなく挙げる人も少なくないと思いますが、私もその一人です。ほかにも、大好きなホラーは多々ありますが、トータル的に見て、私の人生に多大な影響を与えたのは間違いなくこの『ゾンビ』ですから・・・。

では、私の『ゾンビ』体験を恥ずかしながらも振り返ってみたいと思います。




『ゾンビ』を映像で初めて見たのは小学5年生のとき。この時点で劇場公開はすでに終わっていて、所見はテレビ放映でした。それまで、映画自体はアニメーションか、ジャッキー・チェン関連のアクション映画くらいしか見たことはなく、家で映画を見るのもけっこう限られていました。映画を見終わると大体11時頃になるので、次の日学校だと「早く寝ろ!」と言われて、大体最後まで見させてもらえなかったのでした。だから、見られるのは土曜日の晩か、昼間のロードショー枠くらいで、それもチャンネル争いが家族間で激しかったので、なかなか思うように見れませんでしたねー。

そんでもって、当時はテレビ雑誌も無かったんで、新聞の番組予定欄でチェックしてまして(大体1週間分が決まった日に掲載されていたはず)、そこで『ゾンビ』の放映予定を知りました。その頃、それほどホラー映画は見たことはなかったんですが、それ以前に買っていたケイブン社(だったかな?)のホラー全科というタイトルのポケット図鑑みたいな本を毎日読んで、白黒のスチール写真から、あれこれ想像をめぐらせていたものでした。そんな中で『ゾンビ』がテレビで放映されることを知って・・・・「これは、絶対に観なければいけない!」と子ども心に誓った私は、それから毎日両親のご機嫌を取り、宿題も手伝いも前向きに進んで行い、無事に『ゾンビ』が観れるよう日々を送りました。ちなみに放映は深夜、確か11時頃から始まって1時頃までだったと思います。チャンネルは毎日放送だったかな~?それまで、深夜映画なんて絶対に観させてもらえませんでしたが、私の改心した行いが功を奏したのか、毎日『ゾンビ』を見せろ―という子供の声にうんざりしたのか、なんとか観させてもらえることになりました。

そして、やってきました放映当日。平日だったので、その日学校に行っててもゾンビが気になって仕方がなかったのを覚えています。ご飯も食べて風呂も行って準備万端。家族が皆眠る中、一人耳にイヤホンを差し込んで観ました!そこで映し出されていたのは、今まで見たこともなかった圧倒的な世界観。ゾンビに制圧されつつある世界の恐るべき終末感に怖がりながらも、湧き上がってくるワクワク感に眠気も吹っ飛んで、引きずり込まれていきました。さすがに生きながらゾンビに貪り食われる描写は、オソロシかったですが、不思議と目を背けることはできず、なんか見なければいけない!という義務感のようなものがありました。一人、深夜にあんなに興奮して映画を観たのは、多分あれが初めてだったでしょうが、あの感じは今でも忘れられません。それから、しばらくは「もし、ゾンビが現実に襲ってきたらどうしよう?どう生き延びよう!?」という妄想が頭から離れず、暇さえあれば「僕だったらこうやってゾンビを倒して、立て籠もって、武器を揃えて、食料を確保して、生き延びてやる!」というシュミレーションを繰り返していました。それは、その後数年続きました。


その頃は、ビデオがまだ普及してなかったので、録画して再び見るということはできず、その後テレビ放映もなかった『ゾンビ』は、ず~っと記憶の中でリバイバル上映されていました。で、我が家に初のVHSビデオデッキがやってきたのが中学3年のとき。メーカーは東芝で、6万円くらいだったかな。買ってもらった理由が高校受験のテレビ講座を録画して勉強したいから買ってでしたが、それはもちろん建前で、本音はテレビのロードショーを録画して観るのと、ビデオレンタルで映画を観るため。この頃は生テープも1本500~1000円近くしていたと思うし、ビデオレンタルも始まって間もなくで、割高だったと思います。でも、映画が繰り返し何度でも自宅で観れる・・・・という画期的な出来事は、当時堪らないものがありました。で、次に『ゾンビ』を観たのはテレビの特集番組。これは前にも記事に書きましたが、85年頃かな!?『スペースバンパイア』公開に合わせて放映されたゴールデン枠の2時間番組(司会が三枝師匠)で、ホラー映画の紹介がバンバン流されていて、これを録画した私は本当に繰り返し繰り返し見ていた記憶があります。その中で『ゾンビ』はモール内でピーターとロジャーがスライドドアを開閉してゾンビから逃れるシーン。僅か1~2分ほどでしたが、本当にリピートリピートして観てました。思えば、このシーンに流れていたのはゴブリンのサウンドではなく、ちょっと間の抜けた音源でした。『ゾンビ』ってこんな、ほわ~んとした感じやったかな??と思いましたが、これは米国版からの紹介だったからなんですね。


その後、数年後に(高校2~3年の頃)、近所のビデオレンタル店で発見して鑑賞。当然これも米国劇場公開版でした。約5~6年ぶりに『ゾンビ』本編を観たわけですが、このとき他にも『ゾンビ』のバージョンが存在していることなど想像もしていませんでした。


長くなってきたんで、続きはまた後程・・・。

『ゾンビ』ブルーレイのジャケット仕様

2013年09月16日 07:51

『ゾンビ』のブルーレイのジャケット仕様が確定したようなので、しつこいようですがご紹介。

『ゾンビ』製作35周年記念究極版ブルーレイBOX [Blu-ray]『ゾンビ』製作35周年記念究極版ブルーレイBOX [Blu-ray]
(2013/12/03)
ケン・フォリー、スコット・H・ライニガー 他

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バックがシルバーっぽくて、なんだか渋いBOXのジャケット。ただ、タイトルの“究極版”という文字がいつ見ても腹立たしい。ただの35周年版なら、そんなに反感買わなかったかもね。



ゾンビ 米国劇場公開版<HDリマスター版> [Blu-ray]ゾンビ 米国劇場公開版<HDリマスター版> [Blu-ray]
(2013/12/03)
ケン・フォリー、スコット・H・ライニガー 他

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あと、単品なんですが、これは先ごろ発売されたDVD版と同じ路線。ただ、ブルーレイ化に伴い全体に青みがかっています。それはそれで悪くはない。タイトルの“ゾンビ”の文字がやけに鮮明な赤に見えます。




ゾンビ ディレクターズカット版<HDリマスター版> [Blu-ray]ゾンビ ディレクターズカット版<HDリマスター版> [Blu-ray]
(2013/12/03)
ケン・フォリー、スコット・H・ライニガー 他

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で、ディレクターズカット版。



ゾンビ ダリオ・アルジェント監修版<HDリマスター版> [Blu-ray]ゾンビ ダリオ・アルジェント監修版<HDリマスター版> [Blu-ray]
(2013/12/03)
ケン・フォリー、スコット・H・ライニガー 他

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最後に、おなじみのアルジェント版。この絵柄はカラーの方が映えますよねー。





このブルーレイの内容を初めて見たときは、その特典の無さにがっかりきたものでしたが、多少時間が経つにつれそれも少し収まってきました。新世紀版DVD-BOXや海外版と比べると、見劣りするのは明らかですが、本編を高画質&高音質で鑑賞するなら、これもアリでしょうし、BOX仕様は3枚組で定価が14,175円、amazonなんかで買えば10,000円ちょっとで買えるので割安といえば言えなくもない。ものは考えようかもしれません。

ただねー、そんなに時間が経ってないのに、追加特典仕様のものを~さらに値下げされてたりして~普通に発売されると、やっぱり割り切れないものは感じると思います。いくら商売とはいえ、こちらも無尽蔵に使えるお金があるわけじゃあないんですし。あとは、気持ちの問題でしょうか。いくら高価なものでも、納得して買えれば満足感は高いでしょうし、逆に相対的に安い値段でも、どこか損をしているような気がすると嬉しさも半減です。

今のところ、自分は買う気は低いですが、何らかの原因で気持ちが変われば分かりません。結局、高くてもお金が無くても、「欲しいっ!!」と思えば、なんとか工面して買ってしまうもんなんですけれどもね。

いるの いないの

2013年09月03日 21:54

怪談えほん (3) いるの いないの (怪談えほん3)怪談えほん (3) いるの いないの (怪談えほん3)
(2012/01/28)
京極 夏彦

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著者:京極夏彦、町田尚子
出版社:岩崎書店
ページ数:32頁
発行日:2012年1月28日
定価:1,575円


“ぼく”は、おばあさんの家で暮らすことになった。
おばあさんの家は、いわゆる日本家屋の古い家で、昼間でも家の中は薄暗い。
しばらくして、ぼくは気付いた。
暗がりに誰か居るみたいなんだ・・・。


岩崎書店発行の、「怪談えほん」シリーズの1冊。シリーズにはほかに『悪い本』『マイマイとナイナイ』『幽霊の街』『ちょうつがい きいきい』がある。個人的には『マイマイとナイナイ』(目玉が取れるところが怖い!)と、『ちょうつがい きいきい』も不気味な絵柄もあいまって怖かったが、このシリーズでNO.1はやっぱりこの『いるの いないの』でしょう。

おばあさんの家でしばらく暮らすことになったぼく。両親と離れて一人で祖母の家にやってくる時点で、何やら不穏な気配がしてならないが、問題のおばあさんの家がこれまた不気味だ。見ようによっては、昔ながらの普通の日本家屋なのかもしれないが、この上なく怖さを感じさせる。昼間、外はあんなに明るいのに、家の中はなぜこんなに暗いんだろう。そして、天井は異様に高く、太い梁がとても遠くに感じられる。天井の隅は照明の光も届かず、ぼんやり薄暗い。その天井に気配を感じる。誰か居るの?!

ぼくは、そのことをおばあさんに尋ねるが、おばあさんはちゃんと答えてくれない。

「わたしには見えないねえ」
「いるのかもしれないねえ」
「見なければ怖くないねえ」

要領を得ず、答えをはぐらかすおばあさんの存在もなんだか気味が悪い。このおばあさん、会話をしているときもこっちを向いておらず、終始表情が分からないのも怖い。果たして、おばあさんは何か知っているのか?そもそも、おばあさんは普通の人間なんだろうか?そんな疑問もよぎります。


私も、夜寝るときに天井を見ていると、何かが居るような気がして怖かった記憶があります。うちもおばあちゃんの家はやっぱり天井が高くて、夜電気を消すと、本当に真っ暗で何も見えなかった。昼間、怖いテレビを見た日に限って、布団に入るとなぜか目がギンギンにさえて眠れず、天井を見ると何か見てはいけないものを見てしまいそうで、布団にもぐりこんで寝ていたものでした。

だから、この絵本のぼくの気持ちがよく分かります。見てはいけないけれど見てしまう。気にするなといわれても、気になってしまう。

だって、だって、そこにいるんだから。


年端もいかない子どもに読み聞かせたらトラウマ必至の1冊。大人でも、十分ぞくぞくできる怪談本です。



最後に、出版社のコメントを引用しますが、


子供たちは、おばけが大好きです。
不思議な話、怪しい話、怖い話が出ると、いきいきと目を輝かせて聴き入ります。幼いころから怪談に親しむことによって、子供たちは豊かな想像力を養い、想定外の事態に直面しても平静さを保てる強い心を育み、さらには命の尊さや他者を傷つけることの怖ろしさといった、人として大切なことのイロハを自然に身につけてゆくのです。


これって、ホラー映画にも言えることですね。だから、子どもの目に触れないように隠すよりも、どんどん触れさせる方が私はいいと思いますが。いかがでしょうか?


スクリーム3

2013年09月02日 20:20

スクリーム3 [DVD]スクリーム3 [DVD]
(2012/02/22)
デイヴィッド・アークェット、ネーヴ・キャンベル 他

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【原題名】SCREAM3
【製作】キャシー・コンラッド、ケヴィン・ウィリアムソン、マリアンヌ・マッダレーナ
【監督】ウェス・クレイヴン
【脚本】アーレン・クルーガー
【撮影】ピーター・デミング
【音楽】マルコ・ベルトラミ
【出演】ネーヴ・キャンベル、デヴィッド・アークエット、コートニー・コックス・アークエット、ランス・ヘンリクセン
2000年/アメリカ映画/117分


【STORY】
ハリウッドでウッズボロー事件を基にした映画「スタブ3」の撮影中に、殺人事件が発生。映画のアドバイザーをしているデューイ、そしてゲイルは犯人を捜そうと試みるが、犠牲者は増えるばかり。その頃、シドニーは人知れず山奥で隠遁生活を送っていたが、そこにも犯人からの脅迫電話がかかってくる。意を決意したシドニーは、犯人と対決するために映画撮影現場へと向かう。

【REVIEW】
人気サスペンスホラーのシリーズ3作目。一応、完結篇になっていたが、その後4作目も製作されることになる。今回の舞台は、ズバリ映画撮影所。ウッズボロー事件を映画化した設定なので、「スタブ」版シドニーとか、デューイとか(ハンサム!)、ゲイルとか出てきて、画面上には人がいっぱいです。ランディ君は前作で殺されてしまっていたものの、今回なんとビデオレターという形で登場!これは予想外でした。で、またまた人がどんどん殺されていくわけですが、本作の犯人によって1~3作目までのつながりが明らかになります。ネタを明かせば、なんと元凶は全てシドニー母にあったのだ・・・!って、偉い怨念めいた犯行動機。それにしても、その余波で巻き込まれて殺された人たちって、浮かばれませんよねー。まあ、人の恨みは怖いということで。

今回、前半の主役はデューイ&ゲイル(私生活でも結婚されたそうで、めでたいことです)で、シドニーの出番は少なめ。その分、クライマックスのバトルはいつになく激しく、犯人と堂々渡り合う姿を見ると、「いや~、シドニーも回を重ねるにつれて強くなったよね」と感心します。つまるところ、このシリーズは彼女の成長を描いた物語でもあったわけで。でも、いくら犯人とはいえ、最後にいっつもバシッと殺しちゃって後を引いたりしないのかと、心配したりもしますが・・・。

さて、これで、シリーズも終了♪かと思ったら、作られました4作目!『スクリーム4:ネクストジェネレーション】が11年ぶりに登場!さすがに、もうこれで終わりじゃないかと思いますが、こちらにも懐かしい面々が出ていて、同窓会みたいなノリが嬉しいです。

スクリーム3 01

スクリーム3 02

スクリーム

スクリーム2



スクリーム2

2013年09月01日 20:17

スクリーム2 [DVD]スクリーム2 [DVD]
(2012/02/22)
デイヴィッド・アークェット、ネーヴ・キャンベル 他

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【原題名】SCREAM2
【製作】キャシー・コンラッド、マリアンヌ・マッダレーナ
【監督】ウェス・クレイヴン
【脚本】ケヴィン・ウィリアムソン
【撮影】ピーター・デミング
【音楽】マルコ・ベルトラミ
【出演】ネーヴ・キャンベル、コートニー・コックス、デヴィッド・アークエット、ジェイミー・ケネディー、サラ・ミシェル・ゲラー、ローリー・メトカーフ
1997年/アメリカ映画/122分


【STORY】
ウッズボローで起きた事件から2年、大学生となったシドニーはあの惨劇も忘れ、普通の学生生活を送っていた。そんな中、事件を基にしたベストセラー本を映画化した「stab」の上映中に観客の2人が刺殺される事件が発生。これをきっかけに、シドニーの周りでまたもや殺人事件が続発することに。今回の犯人は一体誰なのか―。


【REVIEW】
ウェス・クレイヴン監督のヒット・シリーズ第2弾。舞台が高校→大学に変わったものの、雰囲気はそれほど変わらず、1作目で生き残った馴染みの面々(シドニー、ゲイル、デューイ、ランディ・・・)も再登場でなんだかホッとします。新しいボーイフレンドや大学の友人も出てきて、さあ犯人は誰でしょう!?との謎解きもありますが、ばたばた人が死んでいくので、残ったメンツに絞れば分からなくもないですが、犯行の動機は「あれっ!?そうなん?」という感じ。この事件が起こった真相は次作の3作目にも繋がっていくわけですが、今回も犯人探しよりは、様様な殺しの場面を楽しめばいいのでは。

1作目ではかなり脇役だったランディ君が今回も映画の続編のパターンを熱く(暑く!?)語るシーンは笑えますし、クライマックスで熱戦を繰り広げるシドニーの成長ぶりも嬉しいところ。2作目で成功したのは『ターミネーター2』『エイリアン2』『ゴッドファーザーPART2』・・・。やっぱり意外と少ないですね。前半で殺される役で、『ヴァンパイア・キラー 聖少女バフィー』や『呪怨』のサラ・ミシェル・ゲラー嬢も出てます。
スクリーム2 01

スクリーム2 02


スクリーム2 03



女優霊

2013年09月01日 00:51

女優霊 [DVD]女優霊 [DVD]
(2010/11/26)
柳ユーレイ、白鳥靖代 他

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【製作】仙頭武則、 小林広司、 柘植靖司、 大澤茂樹
【監督】中田秀夫
【脚本】高橋洋
【撮影】浜田毅
【音楽】河村章文
【出演】柳ユーレイ、白島靖代、石橋けい、大杉漣
1996年/日本映画/76分


【STORY】
新人監督の村井は自身の監督デビュー作の撮影中に別の映像が紛れていることに気付く。それは、過去の未現像フィルムのようだったが、村井は子供の頃にテレビで見た記憶があった。それ以降、撮影所では奇妙な出来事が起こる。誰も居ない廊下で聞こえる声、窓に映る白い服の女の影、そして撮影中に起きた女優の転落死。やがて、村井はフィルムに映っていた女優が過去に撮影所で転落死していたことを知る。


【REVIEW】
リング』から遡ること2年前、中田秀夫と高橋洋の同コンビによる作品。作中の設定にある新人監督のデビュー作撮影中の出来事と同じように、中田秀夫もこの作品が映画デビュー作だった。

昼間でも薄暗い映画撮影所、不気味な未現像フィルム、そして幽霊のビジュアル。日本が本来持ち合わせていたホラー的な(怪談というか)要素を詰め込んだ教科書的な内容は、今見ても悪くない雰囲気。ただ、惜しむらくは全体的に地味な感じと、肝心の幽霊が姿を見せるクライマックスが思いのほか怖くないこと。この辺を反省からか、その後作られた『リング』では貞子の見せ方、登場の仕方は工夫されていて、公開当時はそのショックさが話題になったものでした。この貞子は、今見てもやっぱり怖い。それ位、インパクトは絶大でした。本作『女優霊』の幽霊も長い黒髪、白い洋服と、幽霊の定番のビジュアルであり、貞子のスタイルもこのとき出来上がっていたのかもしれません。

全体的に地味と言いましたが、じわーっと残る怪談的なおどろおどろしさは悪くありません。こういうのと比べると、『貞子3D』はやっぱりホラーじゃないですね。ただのアトラクション映画です。
女優霊01

女優霊02





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