血のバレンタイン

2013年10月15日 07:30

血のバレンタイン [DVD]血のバレンタイン [DVD]
(2009/08/28)
ポール・ケルマン、ロリ・ハリアー 他

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【原題名】MY BLOODY VALENTINE
【製作】ジョン・ダニング、アンドレ・リンク、スティーブン・ミラー
【監督】ジョージ・ミハルカ
【脚本】ジョン・ベアード
【撮影】ロドニー・ギボンズ
【音楽】ポール・ザザ
【出演】ポール・ケルマン、ロリ・ハリアー、シンシア・デイル
1981年/カナダ映画/91分


【STORY】
小さな炭鉱町で、久しぶりにバレンタインパーティーが開催されようとしていた。皆が楽しみに準備に追われる中、町長のもとにえぐりだした人間の心臓が送り届けられる。町長と警察署長は20年前の忌まわしい事件を思い出す。丁度、バレンタインパーティーが行われていたころ、早くパーティーに行こうと急ぐあまり、工夫のミスからガス爆発が発生。トンネルには5人の工夫が取り残される。数週間後、1人の工夫が救出されるが、彼は他の工夫の人肉を喰って生き延びていて、精神に異常をきたしていた。その工夫は事故を引き起こした2人を惨殺し、精神病院に収容されていた。

町長たちは、20年前の工夫が再び事件を引き起こしているのではないかと疑い、今年のパーティーの中止を決める。しかし、不満を募らせた若者グループは炭鉱の休憩室でパーティーを決行する。浮かれて騒ぐ若者たち。しかし、凶器のツルハシを持った工夫姿の男によって、次々に殺されていくのだった。


【REVIEW】
珍しいカナダ産のスプラッター映画。カナダといえば、クローネンバーグが有名だが、この映画は13金路線のスラッシャーもの。「危ないから騒ぐなよー」といった年寄りの警告を無視してどんちゃん騒ぎを起こしたがあげく、犯人の怒りを買って若者たちが殺されていく・・・というストーリーは定番中の定番ですが、舞台を炭鉱、犯人は黒づくめの工夫姿にガスマスク、手にはツルハシと、設定を微妙に変えて変化を持たせています。

しかし、いかんせん、演出が凡庸なため、肝心の殺害シーンも今一つ盛り上がりに欠け、犯人探しもどうでもいい感じ。元彼と今彼の間で揺れ動くヒロインにも、さっぱり感情移入できないが、さらに、主人公の元彼も魅力不足で、犯人と対決していてもなんか盛り上がりません。

決して怖くはないが、殺しのバリエーションが豊かなのが唯一の救い。ツルハシで背中や腹部をずぶりと突き殺したり、電動くぎ打ち機で脳天を撃ち抜いたりと、なかなかゴア度は高し。乳繰り合っているカップルには事の最中にやっぱり天誅を下すし、洗濯機に女性を放りこんで乾燥オーブン状態にさせたりもして、この辺で、他の数ある殺人鬼映画とは差別化が図られているのかも。もっとも、バレンタインに人間のハート(心臓)をリアルにプレゼントしてくる犯人のお茶目な行為が、一番のポイントなんでしょうが。




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