今回の4枚。

2013年12月15日 21:04

実は、商品は先月注文していてかなり前に到着していたのですが、そのまま放置していました。
で、今回はこの4枚を注文。
ホラー・マニアックス121502

結果、スチュアート・ゴードン監督作が3枚、迷った残り1枚は『ハロウィンⅡ』に。でも、手元に、ハロウィンの1作目が無いのでそっちを買ってから見ようと思ってる次第。(じゃあ、今は買うなよ!という気もしますが)




さらに、恒例の応募はがき。
ホラー・マニアックス121501
まだ、大丈夫だろうと、余裕ぶっこいていたら、締め切りが12月20日までと、迫ってきていて、慌てて出しました。ふ~、やばかった・・・。


クライモリな面々。

2013年12月09日 00:59

5作目までよく続いたものだと、ある意味感心しました『クライモリ』シリーズ。シリーズの主役は勿論、殺人一家であるミュータント兄弟とその取り巻き。1作目では、その姿をあまり公には見せず、その分かえって不気味さがありましたが、2作目以降はその異形なる姿を白昼堂々晒して残虐の限りを尽くします。殺し方も懲りすぎていたり、振る舞いや行動がコミカルになってきていて、ギャグに走っているのはいかがなものかと思いますが、とにかくインパクトはけっこうあるので結果オーライでしょうか。4作目のビギニングでは、3兄弟の幼少の頃が紹介されていて、医者からあだ名が付けられています。自分で指2本を食いちぎっちゃった“スリー・フィンガー”。片目を取っちゃった“ワン・アイ”。歯を削って噛みついちゃう“ソウ・テュース”。ここでは、彼らの変遷を少し振り返ってみたいと思います。




第1作目のスリー・フィンガーおじさん。(ちょっと分かりにくいですが・・・)
それほど、人間離れもしていないような気もします。何度致命傷を負わされても死なないあたりは、人間離れしてますが。
クライモリ02




こっちのおじさんは、けっこうまともな面構え。ちょっと中国人っぽい?
クライモリ01



2作目『デッド・エンド』でも元気いっぱいのスリー・フィンガー。
なんかズラ被ってるような。
クライモリ2 01


1作にも出てきたスタンドのオヤジ。一般人かと思ったら、やっぱり、殺人一家の一員でした。家族思いな一面を見せるものの、あえなくマイトで爆死。
クライモリ2 02


2作目は家族愛がテーマ!?被害者たちの逆襲にあい、子供らを殺されて悲嘆にくれる、殺人一家夫婦。ちなみに右が夫で、左が嫁。ダンナは一見普通人っぽいけどなあ。この後、二人は仲良く人間ミンチと化します。
クライモリ2 03


3作目の主役はスリー・フィンガー父子!冒頭から若者グループを血祭りにあげて快調な出だし。美女の目玉は好物デス。
クライモリ3 01



子どもミュータントは罠を仕掛けて襲いかかるものの、囚人軍団にボッコボコにされ、さらに見せしめに首チョンパ!その後、復讐に燃えるスリー・フィンガーお父さんは獅子奮迅の活躍!!
クライモリ3 02



4作目の『デッド・ビギニング』。
精神病院に収容されていた、若かりし頃のミュータント3兄弟デス。
クライモリ4 01


雪山でのディナーは人肉フォンデュ!
クライモリ4 02



こうして見ると、スリー・フィンガーの活躍が目立ちますが、3作目でとどめを刺されたはずなので、以降の主役は一体誰なんでしょうか!?(製作されればの話ですが)
それと、あの黄色いトラックもよく頑張ってますよねー。何年式なんか気になったりします。

クライモリ デッド・パーティ

2013年12月08日 22:37

クライモリ デッド・パーティ [DVD]クライモリ デッド・パーティ [DVD]
(2013/07/03)
カミラ・アーフウェドソン、ロクサンヌ・マッキー 他

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【原題名】WRONG TURN 5: BLOODLINES
【製作】ジェフリー・ビーチ、フィリップ・ロス
【監督】デクラン・オブライエン
【脚本】デクラン・オブライエン
【撮影】エミール・トプゾフ
【音楽】クロード・フォイジー
【出演】カミラ・アーフウェドソン、ロクサンヌ・マッキー、ダグ・ブラッドレイ、サイモン・ギンティ、オリヴァー・ホーア、エイミー・レノックス
2012年/アメリカ映画/91分


【STORY】
フェアレイクという小さな町で、ハロウィンの日に行われるマウンテンマン音楽祭に向かっていた若者5人は道中で中年の男とトラブルになり、警察に逮捕され留置場行きに。逮捕した女保安官のアンジェラは中年の男が30年も逃亡生活を送っていた殺人犯だったことを知り、手柄を喜ぶが、男は「子供たちが自分を助けに来る。お前たちは皆殺しにされる」と言う。

祭りの夜になり、警官らは会場の警備のため署にはアンジェラ一人になっていた。そのとき、突然町中は停電になり、電話も通じなくなる。男の言葉が気になったアンジェラは若者らを解放するが、異形の姿をした3人衆に次々に殺されていく。


【REVIEW】
第1作がスティーブン・キングに絶賛された『クライモリ』シリーズも10年目を迎え、5作目が登場。4作目がビギニングですべての始まりだったが、本作はその4作目の続き。なので、時系列的には4→5→1→2→3ということになります。監督は3・4も担当したデクラン・オブライエン。

雪山で惨劇ショーを繰り広げたミュータント3兄弟は、本作ではマウンテンマン周辺で相変わらず人間狩りを続けていた。しかし、今までと違うのは、一家には関係ない普通の殺人オヤジと同居していること。このオヤジに世話になっているという設定(どう仲良くなったかは不明)なのだが、オヤジが警察に捕まり、助けるために出てくる人らを次々に殺していく・・・というのが主なオハナシ。

で、このシリーズは人間離れした殺人一族の残忍な殺し方が見せ場なのですが、今回もバラエティー豊かな見せ方が出てきます。女性の腹をナイフで掻っ捌いて取り出した内臓を被害者に食わせたり、草刈り機で轢いて人間ミンチにしたり、ドラム缶に押し込んで丸焼きにしたりと、相変わらずやりたい放題。ただ、今までは斧や弓矢、原始的な罠を仕掛けるなど、割とあっさりした殺し方だったのに、今回は被害者を捕まえていたぶり、泣き叫ぶ様を楽しんでいるように見えて、ちょっとキャラ設定が違ってない!?という違和感がありました。

以下、ネタバレですが、最後まで殺人一家が一人も死なず(せいぜい銃で一発撃たれるくらい)、最後まで悠々と生き残り、逆に若者側は全滅(最後に連れ去られた女性も、おそらく死んでるでしょう!)、主人公の女保安官も処刑されてしまいます。このバッドエンドな終わり方もあって、どよ~んとした嫌な感じになります。この後、ストーリーが1作目に戻るので、殺人一家を消すわけにはいかないとしても、殺人オヤジくらいは倒しといてもよかったのでは!?1・2作目が良かったのは、次々に殺されていく中、被害者側が逆襲に転じてやっつけるカタルシスを感じる展開があったからでしたが、4・5作目はその辺が全くなく、ただただ殺人ショーをひたすら見せつけられるという、グダグダな内容になっています。

さらに言わせてもらえば、グロシーンもチープで、血糊を肉塊を画面に出しとけばいいじゃん!!みたいな処理だし、いくら町中が停電したとはいえ、警察署の周りに人っ子一人も居ないというのはあまりにも不自然。低予算なのは仕方がないとしても、もうちょっと、それを感じさせない工夫をしてほしかったですね。登場人物がバカで、殺されてもちっとも可哀想でないのは、別にいいんだけれども、全滅してしまっては、誰が生き残るのか!?という緊迫感もなくて、この後まだシリーズを作る気なら、その辺をもうちょっと考えて欲しいですね。

クライモリ5 01

クライモリ5 02

クライモリ5 03


クライモリ

クライモリ デッド・エンド

クライモリ デッド・リターン

クライモリ デッド・ビギニング











シャーク・ナイト

2013年12月04日 23:35


シャーク・ナイト [DVD]シャーク・ナイト [DVD]
(2012/11/02)
サラ・パクストン、ダスティン・ミリガン 他

商品詳細を見る
【原題名】SHARK NIGHT 3D
【製作】マイク・フライス、リネット・ハウエル、クリス・ブリッグス
【監督】デヴィッド・R・エリス
【脚本】ウィル・ヘイズ、ジェシー・ステューデンバーグ
【撮影】ゲイリー・カポ
【音楽】グレーム・レヴェル
【出演】サラ・パクストン、ダスティン・ミリガン、クリス・カーマック、キャサリン・マクフィー
2011年/アメリカ映画/91分


【STORY】
女子大生のサラは友人たちとバカンスを楽しみに、地元の別荘へやってきた。湖に浮かぶ小島にある別荘に到着した一行は、早速ウォータースポーツを楽しむ。しかし、仲間の一人が片腕を失うアクシデントが起きる。この塩水湖には、なぜかサメが生息していて、仲間の腕を食いちぎっていたのだった。サラたちは、医者に診せるため、モーターボートで運ぼうとするが、途中別のサメに襲われボートは破壊される。この湖にはほかにも大量のサメがおり、何者かが人為的に運び込んでいたのだった。その目的とは―。


【REVIEW】
ピラニア3D』『ピラニア リターンズ』そして、この『シャーク・ナイト』と、なぜか季節は冬なのに、夏の水辺のリゾートものホラーが続きますが、特に深い意味はありません。たまたまです。

タイトルからして、バカンスに来た若者がサメに襲われる恐怖の一夜・・・的な内容かと思いましたが、予想していたものとは微妙に違う展開。『ジョーズ』や『ピラニア』みたいに自然発生した動物が人間に襲いかかる、いわゆる“アニマルパニック”ものではなく、この映画のサメは一種の凶器的な扱い。サメに小型カメラを取り付けて、人間を襲うシーンを撮影したり、復讐のために元恋人を檻に入れてサメに襲わせようとしたりと、悪いのは人間ということなのです。

筋書は違えども、肝心のサメが襲ってくる場面が良ければ見応えがあるのですが、結果はこれまた微妙。CGで製作されたサメたちはリアルで非常に本物っぽくていいのですが、宣伝のキャッチフレーズの“46種類のさまざまなサメ”に「そんなに出てきたっけ!?」とちょっと拍子抜け。そして、肝心のサメが人間を襲うシーンも意外とあっさりしていてショック度が低い気がします。個人的には、もっと、ガブッといって、血がドバドバ~と出て欲しかったですね。そういう意味では、この前に見ている『ピラニア3D』とは対照的。あれくらいド派手にやってくれれば、それだけでも十分楽しめたと思うのですが。

道中で親しげに近づいてくる保安官が、悪者側だったというのもお決まりのパターンで、もはや定番ですね。巨大なサメが水面から飛び出して、ガブッて来るところはなかなか迫力があって良かったですが、サメってあんなに飛び跳ねるものなの!?


ピラニア リターンズ

2013年12月03日 20:18

ピラニア リターンズ [DVD]ピラニア リターンズ [DVD]
(2012/12/04)
ダニエル・パナベイカー、マット・ブッシュ 他

商品詳細を見る

【原題名】PIRANHA 3DD
【製作】デピュティ・ファロン、 ジョエル・ソアソン、 マーク・トベロフ
【監督】ジョン・ギャラガー
【脚本】マーカス・ダンスタン、 パトリック・メルトン、 ジョエル・ソワソン
【撮影】アレキサンダー・レーマン
【音楽】エリア・クミラル
【出演】ダニエル・パナベイカー、マット・ブッシュ、カトリーナ・ボウデン、デヴィッド・ケックナー、クリス・ジルカ、デヴィッド・ハッセルホフ、クリストファー・ロイド
2012年/アメリカ映画/83分


【STORY】
古代ピラニアの発生で大惨劇の起こったヴィクトリア湖は、完全に封鎖されていた。あれから1年後、遠く離れたクロス湖の近くのウォーターパーク“ビッグ・ウェット”がまもなくオープンしようとしていた。ビッグ・ウェットの支配人の義理の娘マディは、友人カップルの失踪と、クロス湖でピラニアを発見したことから、事件のあったヴィクトリア湖へ向かう。そこで、魚類に詳しいカール博士に出会い、ヴィクトリア湖から地底湖を経由して、クロス湖へピラニアが移動したのではないかと推論を聞かされる。

急いでクロス湖へ戻って調べると、ウォーターパークのプールは湖から水を汲み上げて使用していた。マディはピラニアの危険性を訴えるが、金儲けに目がくらんだ支配人は全く耳を貸さない。そして、ついに開園。多数の観光客が訪れ、プールも大盛況。と、そのとき、取水口からピラニアの大群がプール内に乱入。次々に人間に襲いかかり、プールは血の海になっていく。


【REVIEW】
2010年の『ピラニア3D』の続編。監督はアレクサンドル・アジャから『フィースト』シリーズのジョン・ギャラガーへバトンタッチ。前作にも登場した博士役のクリストファー・ロイドと、保安官役のヴィング・レイムスが引き続き登場。本人役でデヴィッド・ハッセルホフがクレジットされています。

場所は湖から今回はプールに変更、その分スケール感は減少したものの、トップレスギャルの大群と脳天気な若者も健在で、エロ度・バカ度は本作も負けてはいない。クライマックスのピラニアに襲われる阿鼻叫喚の地獄絵図も今回はあるが、ゴア度はいささか物足りない。『ピラニア3D』がよくぞここまで見せてくれました!!と手放しでほめたくなるくらいの人体破壊を展開してくれたのに、質・量ともにやっぱり負けています。普通は見せない子どもの首チョンパ!は驚きましたが、あとは、どちらかといえばバカ方面に力を入れたかったのかな~という気がします。デブ男のケツに食らいつくピラニア、SEXの最中に女性の中から出てきたピラニアにナニを噛みつかれて自分で局部を切り落とす兄ちゃん、惨劇が終わった後に関係なく飛んできた銛が刺さって絶命する警官、悪徳支配人は現場から逃げようとしてピラニアにではなく事故で死亡とか・・・。ブラックな笑いを狙っているのかどうか分かりませんが、全てがなにかワンテンポずれた感じ(この辺、『フィースト』シリーズとおんなじテイストです)。バカ映画を狙って作ってみたが、結果微妙なバカさ加減になってしまったというか。笑いの要素って難しいものですね。

クレイジーズ』や『ザ・ウォード』にも出ていたダニエル・パナベイカーは可愛いし、前作で両足を食いちぎられたヴィング・レイムスがチタン製義足にショットガンを付けてピラニアにぶっ放してくれるのも爽快だが、この映画の主役は何と言ってもデヴィッド!!なんと本人役で登場し、プールサイドで監視員をやってくれます。走るシーンで腹の肉がタプタプ揺れるのは「年取ったのね・・・」ですが、よくこんな映画(失礼)に出てくれたよなーと感激。いい人です。個人的には『ナイトライダー』が大好きでしたので、『ピラニア リターンズ』はデヴィッド・ハッセルホフが見れただけでもOK!ですね。

ピラニア リターンズ01


ピラニア リターンズ02




ピラニア3D

2013年12月02日 00:44

ピラニア3D コンプリート・エディション <2枚組> [Blu-ray]ピラニア3D コンプリート・エディション <2枚組> [Blu-ray]
(2011/12/21)
エリザベス・シュー、スティーブン・R・マックイーン 他

商品詳細を見る

【原題名】PIRANHA 3D
【製作】アレクサンドル・アジャ、 マーク・キャントン、 グレゴリー・ルヴァスール、 マーク・トベロフ
【監督】アレクサンドル・アジャ
【脚本】ピーター・ゴールドフィンガー、 ジョシュ・ストールバーグ
【撮影】ジョン・R・レオネッティ
【音楽】マイケル・ワンドマッチャー
【出演】エリザベス・シュー、アダム・スコット、ジェリー・オコンネル、ヴィング・レイムス、ジェシカ・ゾー、スティーヴン・R・マックウィーン、ケリー・ブルック、イーライ・ロス、クリストファー・ロイド、リチャード・ドレイファス
2010年/アメリカ映画/89分


【STORY】
観光シーズンを迎えたヴィクトリア湖で釣り人の老人が行方不明になり、捜索していた女性保安官のジュリーは、湖岸で何かに体を食いちぎられて死んだ老人を発見する。原因究明のためダイバーに応援を頼み湖に潜って調べてもらうと、湖底には前日の地震でできた裂け目から未知の地底湖があるのが分かる。ダイバーはさらに奥地を調べようとするが、地底湖から出てきた狂暴な魚の大群に襲われて絶命する。ジュリーらは捕獲した魚を持ち帰って、研究者に見てもらう。この狂暴な生物は太古に絶滅したはずのピラニアで、地底湖で人知れず共食いを繰り返しながら生息していたのだ。

その頃、湖ではウェットTシャツコンテストの真っ最中。ジュリーらはコンテストを中止して陸地に上がるように指示するが、盛り上がっている観客らは無視して騒ぎ続ける。そこへ獲物を求めてやってきたピラニアたちが現れ、瞬く間に犠牲者の山ができ、一面血の海に。さらに、ジュリーの子どもたちが湖で遭難、ピラニアの群れに囲まれているという連絡を受け、助けに向かうが-。


【REVIEW】
78年に公開された、ジョー・ダンテ監督のB級ホラーの傑作『ピラニア』のリメイク作品。監督は『ハイテンション』『ヒルズ・ハブ・アイズ』のアレクサンドル・アジャ。オリジナルでは、軍が秘密裏に開発した生物兵器という設定だったが、今回は地底湖に生息していた古代ピラニアが地震で出来た裂け目から出現、湖を惨劇の場に変える。

最初の犠牲者から原因を探って、犯人がピラニアと分かっていくまではジョーズ等の王道パターンで手堅い作り。しかし、後半の一大パニックシーンになると、近年まれにみる阿鼻叫喚の地獄絵図が出現。ピラニアに襲われる人々の姿をこれでもかっ!と言わんばかりに、延々と見せ続けるスタッフの心意気は素晴らしいの一言!腕やら足を食いちぎるのは朝飯前、一瞬で白骨と化す水着ギャルや、喰われて胴体がばらけちゃう女性、下半身骨だけになってしまう映画監督に、腹を食い破ったピラニアが口から飛び出してきたりと、もうやりたい放題。さらに、ピラニアの被害だけでなく、飛んできたワイヤーで体が真っ二つに裂けちゃったり、モーターボートに追突されて頭がスイカみたいに炸裂したり(この役、イーライ・ロス)、ボートのスクリューに髪の毛が絡まった女性の顔面の皮膚がベロンと捲れたりと、多種多様なゴアシーンの嵐に拍手喝采!!

これだけ血まみれスプラッターな惨劇が続けば、さぞどんよりしそうなもんですが、画面はいたって明るい空気が漂います。これは犠牲者の大半が脳天気な若者であること~メインイベントがTシャツギャルに水をぶっかけて喜ぶというものですからね・・・。~や、警告を聞かないでバカ騒ぎを続けていた報いじゃないかと感じられること。あと、登場人物に感情移入させるほどのドラマが無く、遠くから惨劇ショーを見ているような感じになっているからかもしれません。3D自体、なんか見世物チックな臭いがプンプンしますしねー。

とりあえず、エロ・グロの要素がてんこ盛りのモンスターパニック映画の傑作だと思います。弱点としては、人間が一方的にやられまくって、最後に攻略法を見つけて退治するという終わり方を放棄してしまっている気がするのと、R18を奇跡的に逃れたとはいえ、とてもとても家族で観られる代物ではないので、観客を選ぶということでしょうか。(まあ、もともと、ファミリー向けのジャンルではありませんがね・・・)

主演のエリザベス・シューは勇敢な保安官役が凛々しくてハマリ役。魚類研究者のクリストファー・ロイドは出てきただけで笑えます。あと、冒頭で死んじゃうリチャード・ドレイファスが『ジョーズ』を彷彿させて懐かしいし、『ミッション・インポッシブル』シリーズでおなじみのヴィング・レイムスの雄姿も忘れ難い。何だか、この手のB級ホラーにしては、何気に豪華なキャスティングな気がします。この映画のヒットを受けて、早速2012年には続編『ピラニア リターンズ』が製作されています。


ピラニア3D 03


ピラニア3D 04






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