2014年06月28日 18:33

【原題名】X-RAY
【製作】メナハム・ゴーラン、ヨーラン・グローバス
【監督】ボアズ・デヴィッドソン
【脚本】マルク・ベーム
【撮影】ニコラス・ジョセフ・フォン・スタンバーグ
【音楽】アーロン・オーバー
【出演】バルビ・ベントン、チップ・ルシア、ジョン・ヴァン・ネス、ゲイ・オースティン
1981年/アメリカ映画/90分
【STORY】
スーザンは健康診断の結果を聞きに病院を訪れるが、結果重病だと診断され、強制的に入院させられることに。彼女のカルテは別の末期患者のものとすり替えられていたのだ。スーザンを狙うこの男は、邪魔な医者や看護師を次々に殺害、ついにスーザンにも魔の手が伸びる。
【REVIEW】
前回ご紹介した『面会時間』と同じく、病院を舞台にした殺人鬼もの。同じシチュエーションでは『ハロウィンⅡ』もありますが、『面会時間』がマイケル・アイアンサイドの異常さぶり、『ハロウィンⅡ』はブギーマンの不死身さ、なんかが見どころでしたが、本作『X線』の見どころはズバリ“エロ”!なにせ、主役が元プレイメイトのバルビ・ベントン。殺人鬼に追われたり、最後の格闘シーンもそれなりに見せ場ですが、メインは彼女の診察場面です。
重病だと診断され、医者にもう一度診察を受けるシーンがあるのですが、ついたての向こうで着衣を脱いでいくシルエットからしてエロっぽく映され、ベッドに横になっての触診がまたいやらしい。なめるような医者の診察がスケベで、それをねっとりと追っていくカメラワークもよく心得たもんだ。映画の本筋とは関係ないけれど、サービス精神全開の見どころを作ったのは、「グローイング・アップ」シリーズのボアズ・デヴィッドソン。さすがです。でも、肝心の殺しの場面ではその瞬間はダイレクトに見せていなくて、ゴア度は低め。足りないところはエロ場面でカバーしてます。



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