2016年02月25日 06:45

【原題名】DAWN OF THE LIVING DEAD(Curse of the Maya)
【製作】デヴィッド・ヘヴナー
【監督】デヴィッド・ヘヴナー
【脚本】デヴィッド・ヘヴナー
【撮影】ジョセフ・ルビンスタイン
【出演】デヴィッド・ヘヴナー、トッド・ブリッジス、ジョー・エステヴェス、アマンダ・バウマン
2004年/アメリカ映画/90分
【STORY】
精神科医の初老の男と、その元患者で婚約者の女性のカップルは、療養の目的で、メキシコ国境近くの一軒家を借りて住むことに。住み始めてから女性は、前の住人が殺されるヴィジョンを見るが、幻覚なのかなんなのかよく分からない。やがて判明する真実。以前住んでいた家族はマヤ人で、何者かに一家皆殺しにされていたが、正式な埋葬方法を施されなかったため、再びこの世に舞い戻り生者に襲いかかっていたのだった。付近では、この一家によって喰い殺される人間が続出。彼らを殺したのは誰なのか―。
【REVIEW】
メキシコ近くの荒野に立つ一軒家を舞台にしたちょっと変わったゾンビ映画。ゾンビになった原因がマヤの儀式に関係していたり、ゾンビ自体が神出鬼没で、『地獄の門』の悪霊ゾンビに近いテイスト。一家全員がゾンビなんで、大人に混じって少女ゾンビもいるのだが、犠牲者のはらわたを引きずり出して、内臓を仲良く食べるシーンもあって、グロ度はなかなかのもの。殺される人間も適度に多く、独特の不気味な雰囲気を相まって頑張っている感はある。ただ、惜しむらくは画面の暗さと不安定さで、家の外なのに、昼なのか夜なのか、判別しずらく登場人物も薄暗く見えるのは難点。太陽が一つのキーポイントなんだろうが、低予算の影響か、特撮が下手すぎて正直この辺は見ていて辛いものがあります。スタッフを見れば分かるが、もともとこの映画、デヴィッド・へヴナーの独り舞台で構成されており、過度に期待せずに見れば、こんなテイストのゾンビ映画があってもいいんじゃないと思えるんじゃないだろうか。暇つぶし程度にはなるでしょう。ホラーマニアに見せるため、勝手に『DAWN OF THE LIVING DEAD』に改題されているのも、商業的には仕方がないとはいえ、内容をイメージしにくくさせているのはよくあることですね。

しかし、新品なのにこの値段て、ほとんど叩き売りですね。
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