ついでに『死霊のはらわた』オリジナルの方も観てみました。

2016年05月29日 17:52

リメイク版を観たついでに、オリジナルのライミ版も鑑賞。思い返せば、もう30年以上前の作品なので、当然古めかしい雰囲気&画像なんだけれども、内容は今見ても全然問題なく観られる。そりゃあ、特殊メイクも超低予算の手作り感丸出しの微笑ましいものだけれども、それを余りあるパワフルなサム・ライミの演出とオーバーな役者の演技でちょうどいい感じに仕上がっている。それに、何と言っても素晴らしいのは敵役の死霊(ゾンビではないよね!?)のキャラクターが良くできていること。これだけ感情を剥き出しにして押しかかってくるのも珍しいし、バラバラにするまで止まらないというわけで強さもなかなかのもの。ホントに、ラストまでノンストップで突っ走っていくジェットコースターのようなホラームービーなのです!

死霊のはらわた05

死霊のはらわた04

死霊のはらわた06
死霊は、やっぱり白目を剥いていないとね!



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2013年版『死霊のはらわた』を久々に観る。

2016年05月28日 23:02

リメイク版『死霊のはらわた』のDVDはお安くなっていたので、amazonで購入。前に見たのが劇場公開のときだったので、実際に見るのは3年ぶりです(そのときの記事はコチラ)。で、見返した感想は・・・。うーん、3年前とあまり変わらなかった・・・。

死霊のはらわた(リメイク版)01


残酷場面はかなりリアルで、見ていて痛々しいシーンは数多く用意されているのだけれども、見終わったあとそれらがあまり印象に残っていない。オリジナルの『死霊のはらわた』の方は、いろいろな場面が瞼に焼き付いて、映画を見た後目を閉じればすぐにでも思い出せるくらい(それも長い間)、強烈なインパクトがあったものだったが、リメイク版にはやっぱりそういうものが感じられないんですよね。そのインパクトというのは、死霊の個性的な造形やキャラクター、ゴアシーンの行き過ぎた描写、漫画チックな演出、ブルース・キャンベル演じるアッシュのキャラ設定などなど、それぞれが実によくできていて、さらにそれらが見事に融合されできていたと思います(ちょっと褒め過ぎ!?)。

でも、初代『死霊のはらわた』はそれだけ凄かったわけで、それは今も変わらないわけで。このリメイク版『死霊のはらわた』は、“リメイク版”としては、もう一つ、そうじゃなく普通のホラー映画単品として作られていたら、よくできた作品となっていたであろう・・・と、やっぱり思ったのでした。

死霊のはらわた01

死霊のはらわた02

死霊のはらわた03
オリジナルに比べれば、格段にリアルになっているし、血の量もかなりのものなんですけどね~。



ディレンジド 人肉工房

2016年05月22日 16:57

ディレンジド01

【原題名】DERANGED
【製作】トム・カー、ボブ・クラーク
【監督】アラン・オームズビー、ジェフ・ギレン
【脚本】アラン・オームズビー
【撮影】ジャック・マッゴーワン
【音楽】カール・ジットラー
【特殊メイク】トム・サヴィーニ
【出演】ロバーツ・ブロッサム、マリアン・ウォルドマン、コゼット・リー、ミッキー・ムーア
1974年/アメリカ映画/84分


【STORY】
父の死後、長い間母親の介護を続けていたエズラは強いマザー・コンプレックスを抱えていた。やがて、母親は病死するが、その事実を受け入れられないエズラは苦しみ続け、埋葬されていた母親の遺体を掘り出し、自宅へ持ち帰ってしまう。再び母親と一緒に暮らせることに喜びを覚えるエズラだったが、死後1年以上たっている遺体はミイラ化し、朽ち果てかけていた。悩んだ彼は、死後間もない女性の遺体を掘り出し、そのパーツを移植して母親の体を蘇らせようと試みる。エスカレートしていくエズラは、遺体だけでなく、生きている女性を標的にしていき・・・。

【REVIEW】
伝説の猟奇殺人犯エド・ゲインをモチーフにした映画は数多く製作され、『サイコ』や『羊たちの沈黙』、『悪魔のいけにえ』などが有名だが、その犯行のリアルな再現度では群を抜く出来栄えなのが本作品。『ゾンビ』などを手掛ける前のトム・サヴィーニも参加した特殊メイクはチープながらも、逆に不気味な印象を感じさせ、死体を分解し、母親の体にパーツを移植していくシーンなどはかなりグロ度が高めだ。特に、恩師の女性教師の頭を割って、脳みそをスプーンで掻き出す場面がかなり気持ち悪い・・・。←それを、淡々と長~く撮っているのが、なおグッド!

遺体解体シーン以外にも、誘拐してきた女性を椅子に座らせて死体を囲んだ食事場面や(『悪魔のいけにえ』のそれとそっくり!)、全裸女性を逆さづりにして腹を掻っ捌いたりと、当時としてはショッキングな場面が続出。フィルムが行方不明になり長らく幻となっていたこともあり、カルト映画と呼ばれるのに内容も相応しいものになっている。ただ、全体的なテンポはゆるめで、『悪魔のいけにえ』ほど極限の緊張感のようなものは感じられない。そこは、『死体と遊ぶな子供たち』のボブ・クラークやアラン・オームズビーが参加している影響が大きいと思われる(なんとなく、全体の雰囲気は似ている)。やっていることは凄惨極まりないのだが、演出はゆったりめ、このなんとも言えないアンバランスさが逆に不気味なわけで、主演のロバーツ・ブロッサムも演技というよりは、地のままのようにも見えてくる怪演ぶり。怪作である。




映像特典はほとんどないのだけれども、封入されている縮小版チラシが嬉しい。
ディレンジド003_convert_20160522164711








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