2016年06月23日 23:01

【原題名】SPECIES II
【製作】フランク・マンキューソ・Jr
【監督】ピーター・メダック
【脚本】クリス・ブランカトー
【撮影】マシュー・F・レオネッティ
【音楽】エドワード・シェアマー
【出演】マイケル・マドセン、ナターシャ・ヘンストリッジ、マージ・ヘルゲンバーガー、ミケルティ・ウィリアムソン
1988年/アメリカ映画/93分
【STORY】
火星探査の任務に従事していた宇宙飛行士のパトリックは、持ち帰った火星の砂に潜んでいた謎の生命体に乗っ取られたまま地球に帰還する。パトリックは帰還後の身体検査をパスするが、やがて生命体に意識を乗っ取られたまま行動し始める。生命体の目的は種族の繁殖。パトリックと性交渉を持った女性は次々にエイリアンの子供を出産し、パトリックは隠れ家にその子らを匿う。連続して発見される女性の殺人事件の容疑者としてパトリックの名前が浮上し、宇宙生命体の存在を確信した軍部は、以前エイリアン“シル”の追跡チームに参加していた問題解決屋のプレスと女性科学者のローラに捜索を依頼する。
【REVIEW】
前作から3年後に製作された続編で、今度は火星から戻ってきた男性宇宙飛行士にエイリアンが同化し、繁殖のため女性を次々に襲うという内容。追跡チームにプレスとローラの2人が引き続き登場し、シルのクローン体“イヴ”としてナターシャ・ヘンストリッジも再登板。見せ場は減っているが、やはり彼女が居るのと居ないのとでは大違いで、嬉しい限り。さらに同じ宇宙飛行士で感染しなかったデニスも加わってパトリックの追跡が始まる。
エイリアンが女→男に移ったものの、目的が繁殖のため、ヤルことは一緒。ということで、前作に引き続いて、性交渉→エイリアンの子供が誕生→相手が死亡、というサイクルが繰り返され(しかも今回は回数も多い)、エロ・グロ場面は大幅増強でパワーアップ。今では、ゴールデンタイムではまあ放送できないような内容になっております。シルからイヴに名前が変わったものの、ヘンストリッジ嬢の美しさは相変わらずなので、そこだけ観ても元は取れるかと思います。追跡班も人数が減ったものの、黒人宇宙飛行士のデニスが知らぬ間に加わっていて、しかも軽快な笑いも誘っていい塩梅、でも地球の危機がこんなに軽い感じの対応で大丈夫なのか!?とまた心配になってしまうのもある意味ご愛嬌です。前作では、誕生したエイリアンの子供は真っ裸だったのに、今回出てくる子供たちはいつの間にかボロッちい布をまとっていて、「いつ着たの!?」と軽く突っ込みたくなるが、まあ子供の裸は見せられないのよ。という諸事情があったりするんでしょうね。取りあえず、目新しさはないものの、1作目が好きだった人にはそこそこ満足できる2作目です。

最新コメント