インシディアス 第2章

2016年12月15日 01:06

【原題名】INSIDIOUS: CHAPTER 2
【製作】ジェイソン・ブラム、オーレン・ペリ
【監督】ジェームズ・ワン
【脚本】リー・ワネル
【撮影】ジョン・R・レオネッティ
【音楽】ジョセフ・ビシャラ
【出演】パトリック・ウィルソン、ローズ・バーン、リン・シェイ、リー・ワネル、アンガス・サンプソン、タイ・シンプキンス、バーバラ・ハーシー
2013年/アメリカ映画/106分


【STORY】
幽体離脱していた息子の魂を連れ戻し、無事生還したジョシュだったが、霊媒師のエリーズが死亡して発見され、警察はジョシュが犯人ではないかと疑う。一家はジョシュの母親宅に身を寄せるがそこでも怪現象が勃発。妻のルネは、ジョシュがあの世から何かを連れ帰ってきたのではないかと疑う。エリーズの助手2人に原因究明を依頼するうち、ジョシュの過去に問題があったことが分かるが―。


【REVIEW】
前作に引き続き、同じスタッフ・キャストで製作されたオカルト・ホラー。前作でジョシュが何かに憑りつかれたのを提示して終わっていたので、その解決編がこの2作目。原因を探っていくうちに、殺人鬼の親子との関連が浮かび上がってくる。ジョシュの写真に写る老婆の正体は?子ども時代のと現在の怪現象の正体は?多少、辻褄合わせのところはあるものの、1作目とリンクして繋がってくるあたりは、「なるほどなー」と感心してしまうところあり、スッキリ。殺されたエリーズとあの世で合流し、一緒に解決に向かおうとするあたりも、なかなか面白い。ラストのくだりからすると、自身が幽霊の霊媒師として活躍していけそうで、これはこれで面白そう(おまぬけな助手2人も健在だし)。個人的には、1作目よりこの2作目の方が好きですねー。

インシディアス201



インシディアス

2016年12月14日 22:40

【原題名】INSIDIOUS
【製作】ジェイソン・ブラム、スティーヴン・シュナイダー 、オーレン・ペリ
【監督】ジェームズ・ワン
【脚本】リー・ワネル
【撮影】ジョン・R・レオネッティ、デヴィッド・M・ブルーワー
【音楽】ジョセフ・ビシャラ
【出演】パトリック・ウィルソン、ローズ・バーン、タイ・シンプキンス、リン・シェイ、バーバラ・ハーシー
2010年/アメリカ映画/103分


【STORY】
ジョシュとルネの夫婦は3人の子供たちと新居に引っ越してきたが、屋敷内で怪現象が起こり始める。やがて、息子のダルトンが原因不明の昏睡状態に陥り、医者もなす術がない。この家自体に原因があると判断した夫婦は、別の家を借りて移り住むが、そこでも同じような怪現象が発生する。困り果てた2人は霊媒師を紹介してもらい、早速自宅へ招き入れるが、怪現象の原因は家ではなく、人に憑いているものだった。


【REVIEW】
大ヒットシリーズ『ソウ』のジェームズ・ワンとリー・ワネルが、『パラノーマル・アクティビティ』のオーレン・ペリと組んで製作したホラー。前半は家の中でポツポツ起こる怪現象を丁寧に描いていき、霊媒師が登場して原因がはっきりした後は、父親のジョシュが幽体離脱した息子を助けに行くファンタジー調に転調。あの世の不気味な幽霊郡や、どこかで見た風貌の悪魔が出てきたりとそれなりに見せ場はあるものの、イマイチ盛り上がらない。最後のびっくりさせます的な終わり方も、すでに使われてきた“手”なので、うまくいえば定番的な終わり方、悪く言えば使い古されたありふれたパターンともいえる。でも、後半の流れは、あの名作『ポルタ―・ガイスト』のまんまと言ってしまえばそれまでなので、どうしても思い出さずにはいかず辛いところ。

個人的には、霊媒師役のリン・シェイがいい味を出していると思ったが、助手2人の使えなさすぎるキャラはいかがなものか?科学的な手法を駆使するのか、除霊っぽい方に特化するのか、もう少し的を絞った方が良かった気もします。バーバラ・ハーシーは『エンティティ―』が思い出され、懐かしかった。

インシディアス01







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