2019年06月27日 23:16

【原題名】PARANORMAL ACTIVITY: THE GHOST DIMENSION
【製作】ジェイソン・ブラム、オーレン・ペリ
【監督】グレゴリー・プロトキン
【脚本】ジェイソン・ハリー・ペイガン、アンドリュー・ドイチュマン、アダム・ロビテル、ギャヴィン・ヘファーナン
【出演】クリス・J・マーリー、ブリット・ショウ、アイヴィー・ジョージ、ダン・ギル、オリヴィア・テイラー・ダドリー
2015年/アメリカ映画/88分
【STORY】
ライアンとエミリー夫妻は引っ越してきた新しい家の物置からビデオカメラを見つける。そこには前の住人らしき人物が撮影した映像が残されていた。それ以来、奇妙な現象が起こりはじめ、一人娘のリーラの様子もおかしくなっていく。ライアンはビデオの映像から前住人が悪魔に関する儀式を行っていたのではないかと推測、リーラの異変もそれに関連があると思い、神父に助けを求める。その間も超常現象はエスカレートし、神父はリーラを救おうと彼女に取りついている悪魔を退治する儀式を執り行うが・・・。
【REVIEW】
第3作目でケイティとクリスティの幼少期が描かれていたが、ケイティらが去った後その屋敷に越してきたライアン一家が体験する怪現象を追ったのがこの5作目。この家に残されていた古いビデオカメラで撮影すると超常現象も記録され、空中を漂う謎の物体や黒い人影のようなものが映っているのが今回は新しい試み。ライアンは興味本位で過去のビデオテープを見始めるが、どうやら悪魔に関する儀式を映しているようで何か違和感を感じるが、その頃リーラの様子もおかしくなっていく。
いろいろ調べ始めると、この家を紹介した営業マンは不動産屋には存在せず、ビデオテープに映っていた少年は捜索願が出されていた行方不明の男の子だった。この辺から、超常現象に驚くだけでなく、事の真相に迫っていこうとする展開になり、「いよいよシリーズの謎が解き明かされていくのか!?」と少々期待も高まっていく。さらに、神父が悪魔を殺す儀式を始め、家の中は怒涛のポルターガイスト現象が発生!暗闇の中、神父は何者かに連れ去られてしまい、家族が慌てて儀式を引き継ぎ、悪魔は消滅したかに見えたが、ライアンらは殺され、リーラは異空間の入口へ消えてしまう。残ったエミリーはリーラを追って異空間へ入っていくが、そこで実体化したトビーと出会ってしまう。
とまあ、今までと比較すると、急激な展開におおっと置いて行かれそうになる怒涛の5作目。確か、悪魔とケイティらの先祖が契約したため、男の子が生まれたら生贄にしなければいけない―みたいな流れだったはずなのに、本作ではあのトビーが実体化するためにライアン一家からリーラを奪おうという流れになっている。この辺、なぜそうなったのかはよく分からないが、物語はトビーがリーラを連れてどこかに消え去り終了してしまう。結局、5作目で全ての謎が解明されたわけではなく、それらは次回以降に持ち越し!ここまで見たら、最後までお付き合いしましょう・・・と思って観ているが、さすがにそろそろ完結してほしい気もする。で、パート6はどうなっているんだろうか!?


『パラノーマル・アクティビティ』
『パラノーマル・アクティビティ2』
『パラノーマル・アクティビティ3』
『パラノーマル・アクティビティ4』
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