『死霊のえじき』パンフレット

2019年07月26日 11:10

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制作・発行:東映(株)映像事業部/(株)東北新社
発行日:昭和61年4月19日
定価:400円


“これは地球滅亡の警告である~
 「死霊のえじき」は恐ろしい映画だ。「ゾンビ」以上の恐ろしい映画なんだ。”



日本のホラー映画ブームが最高潮の時期に封切られた『死霊のえじき』。前作『ゾンビ』の頃には日本ではほぼ無名であったロメロも、ビデオ発売や『クリープショー』の劇場公開も経て知名度もアップ、本作では“キング・オブ・ホラー”として堂々と紹介されている。また、ホラーのジャンルの中でも過激なスプラッタームービーの人気も根強く、スチル写真もゾンビが人体を引き裂く場面が多数収録されており、また特殊メイクを担当したトム・サビーニにもスポットが当てられていて、彼だけでも2ページが割かれていて、その他にもゾンビメイクの解説や熱狂的なファンがゾンビのエキストラに参加したエピソードなどが掲載されている。



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ロメロについて寄稿しているのは、小松沢陽一氏。



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『死霊のえじき』の公開は確か春頃だったと思うが、パンフレットにはビデオとLDの発売日(5/21)が堂々と記載されている。リリースするのも早いよね。その他、東映ビデオのホラー映画ラインナップも掲載。『ラビッド』『シーバース』『炎のいけにえ』『ドリームスケープ』『ウィッカーマン』『ヘルナイト』など魅力的な作品がズラリ並んでいる。右側には、サントラ盤の告知。ホラー映画でも、しっかり発売してくれていた、いい時代でした。


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裏面は、『ファンゴリア ビデオマガジン』の広告。これが日本でシリーズ化されていたというのも、凄いよね。






『死霊のえじき』予告編

2019年07月23日 20:34



この東宝東和配給『死霊のえじき』の予告編は、当時映画紹介番組で何度も見たものだった。とりあえずナレーションが最高なのと、コケオドシのゾンビングサウンドが懐かしい。しかし、何故かエレベーターのシーンは逆回しになっている。

映画『死霊のえじき』 初の《日本語吹替版》制作プロジェクト!

2019年07月23日 16:35

先日は、“日本公開40周年! 映画『ゾンビ ─日本初公開復元版─』劇場公開サポーター募集!”のクラウドファンディングの内容を書いたんだけれども、今度はその『ゾンビ』の続編『死霊のえじき』の日本語吹替え版制作プロジェクトが始まっているとのことで、そちらをちょっとご紹介。

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この『死霊のえじき』自体はすでにブルーレイでの発売が決定しているが(2020年2月5日発売予定)、今まで作られていなかった日本語吹替え版を収録しようというもの。さらに今回面白いのは、配役を入れ替えたバージョンも併せて作ってみようという試み。ブルーレイ版で収録された者とは別に、同じ登場人物だが、違う声優による吹替えも制作し、それぞれ演技の違いを楽しんでもらおうというもの。昔は、放映されるテレビ局によって異なる吹替えバージョンが存在したが、それに近いものを2つ作ってみようということなんだろう。自分にとってどの声がしっくりくるのか、聞き比べてみるのも面白いかもしれません。



ちなみに、サポートした方へのリターンは以下参照

1. 完成した正当吹替版(商品収録用)のダイジェスト版のオンライン試写にご招待(期間限定)

2. ポストカード、配役交換バージョン吹替収録本編BD-Rセット(非売品)

3. 吹替台本(非売品)

4. 参加声優インタビュー映像特典DVD(非売品)

5. ローズ大尉役 決定会議参加権(8月末〆切)※限定1名

6. 《ジョン役声優 選択権》コース(8月末〆切)※限定1名

7. 《ビリー・マクダーモット役声優 選択権》コース(8月末〆切)※限定1名

8. 《スティール役声優 選択権》コース(8月末〆切)※限定1名

9. 《ミゲル役声優 選択権》コース(8月末〆切)※限定1名

10. 参加声優のサイン入り台本 ※限定10名

詳しくは、Makuake“死霊のえじき 吹替え版制作プロジェクト 支援サポーター募集”をご参照くださいまし。


人数限定のコースは、すでに終了しているのもあるようなので、該当ページでご確認ください~。







『サスぺリア 4Kレストア版 アルティメット・コレクション』が来た。

2019年07月21日 19:59

4K版『サスぺリア』が来ました~!

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初回限定版は白のボックス仕様で所有欲を満たしてくれます。
で、中身はUltra HD Blu-rayと4Kレストア版Blu-rayの2枚組+32頁のブックレット付き。


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↑左が4Kレストア版、右がUltra HD Blu-ray。Ultra HD Blu-rayは単体でも発売されているが、4Kレストア版Blu-rayはこのアルティメット・コレクションのみの特典ディスクと言った扱い。こちらには本編に加えてダリオ・アルジェントのインタビューが2編(2017年+2019年)などが収録されている。うちは、まだUltra HD Blu-rayの再生環境が整っていないので、通常盤Blu-rayで鑑賞。



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さらにアルジェントのメッセージカードも封入特典として付属。細かいけれど、こういう特典って地味に嬉しい。

ディスク2枚組+ブックレット+ボックス仕様で定価が12,800円(本体)。アマゾンでは多少安くなって、1万円ちょっとの販売。これが安いと感じるか、高いと感じるかは人それぞれだろうが、『サスぺリア』に思い入れのある人にとっては、値段云々ではないんだろう。ただ、この先もあるんだろうか?高画質化・高音質化も行きつくところまで来た感があるけど、新規映像特典でもでてくれば、○○周年記念盤みたいなのがまた企画されるかもしれないしなあ。


しかし、肝心のUltra HD Blu-rayディスクだが、これが自宅にて見られるようになるのはいつだろうか?取りあえず、Ultra HD Blu-ray対応のレコーダーを年内にでも購入できたらいいなあ~・・・くらいに思っているが、テレビまで4K対応にするのはしばらく無理だろうなあ。特に今のテレビが不調というわけでもないし。テレビの前に、Windows7のPCをどうにかせなあかんしなあ。というわけで、しばらくは通常盤で見ることになりそうです。




ZOMBERVERS

2019年07月19日 23:07

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【製作】Evan Astrowsky、Chris Bender、Christopher Lemole
【監督】Jordan Rubin
【脚本】Al Kaplan、Jordan Rubin、Jon Kaplan
【音楽】Al Kaplan、Jon Kaplan
【出演】Rachel Melvin 、Cortney Palm 、Lexi Atkins 、Hutch Dano、Jake Weary 、Peter Gilroy
2014年/アメリカ映画/77分


【REVIEW】
湖にバカンスに来た若者6人が、流出した化学薬品の影響でゾンビ化したビーバー“ゾンビ―バー”に襲われるパニック映画。ゾンビーバーに傷つけられるとその人間もまたゾンビとなり、他の人間に襲い掛かるのだが、前歯もビーバー化しているはご愛嬌。けっこう血しぶきも上がるが、全編シリアスな怖さよりも怖さ半分笑い半分に振った感じ。CGではなくアナログな作りのゾンビ―バーも怖さよりも、どこか可愛さすら感じられるチープな雰囲気が楽しい。

この『ゾンビ―バー』、2年ほど前にレンタルして見たのだが、最近海外版ブルーレイを購入。アマゾンで買ったのだが、300円台と何故か叩き売り状態で激安だった。理由は不明だけれども、リージョンフリーだったのか、日本製プレーヤーで無事再生できました。お得でした♪

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『ゾンビ―バー』前回の記事→コチラ



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内容が内容なので、字幕なしでも楽しめます。


サスぺリアMAGAZINE

2019年07月18日 01:57

別冊映画秘宝サスペリア マガジン (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)

出版社:洋泉社
出版年月:2019年1月
著者:山崎圭司+岡本敦史+別冊映画秘宝編集部・編
ページ数:175頁
定価:1,300円(本体価格)


ルカ・グァダニーノ監督『サスぺリア』の世界

・ストーリー・ダイジェスト
・『サスぺリア』新旧魔女図鑑
・グァダニーノ版『サスぺリア』秘密のキーワード集
・ジェシカ・ハーパー インタビュー
・~ダリオとルカとアートホラー
・今年見たすべての映画を忘れてしまうくらいの衝撃にして、ホラー映画というジャンルそのものを殺してしまいかねない危険なパワーを持った革命的な暴挙
・妄想のドイツ、妄想の映画
・グァダニーノ版『サスぺリア』7人のクロスレビュー
・『サスぺリア』魔女の座談会
・ルカ・グァダニーノ インタビュー
・ルカ・グァダニーノ、『サスぺリア』への道
・地下で生き延びる者への制裁 ホロコーストとテロ活動と魔女崇拝と
・70年代イタリア映画と「鉛の時代」 政治テロと残酷娯楽映画の関連
・魔女とオカルト。古代から1977年にかけてのトリビア
・魔女の映画史
・フックとロックと『サスぺリア』~現代美術からの検証
・『サスぺリア』の音楽 トム・ヨークとゴブリン、その違いと70年代ホラー映画のサウンドについて


ダリオ・アルジェント監督『サスぺリア』回顧

・『サスぺリア』『インフェルノ』『サスぺリア・テルザ/最後の魔女』写真で見るアルジェント「魔女」3部作
・「3人の母」とは何か?アルジェントの志向した古くて新しい恐怖
・シリーズの名前だけが継承された鬼っ子傑作『サスぺリアPART2』
・偽『サスぺリア』にドンと挑戦!
・魔女映画は今も手をのばしてくる~3章からなる『サスぺリア』ショックと魔女映画の考察
・『サスぺリア』以前、以後~結末に代えて
・新旧『サスぺリア』画廊



ルカ・グァダニーノ版『サスぺリア』劇場公開と併せて発売された“まるごと1冊サスぺリア”というファンには堪らない内容のムック本。約3分の2がルカ版『サスぺリア』に費やされ、残りがアルジェント版だが、『インフェルノ』や『サスぺリア・テルザ』などの3部作にも言及されていて、旧作のファンにも嬉しいところ。リメイク版が公開されたことで、元のオリジナル版にもスポットが当たり見直されるのは良くあることだが、40年以上も前の映画なのに今もなおその魅力が色褪せていないのは、単純に考えても凄いことで、その辺は各執筆陣が色々と語ってくれているのでじっくり読んでほしい。

昔は、話題作が公開されるとこういった特集本がけっこう発売されていたけど、今ではあまり見かけなくなり(ネットの発達で需要が少なくなって、本の活躍する場が減ったからなんだろうけど)、あくの強い作品ではこういった解説本の需要はまだまだあるんじゃないかと思う。特に、ルカ監督やジェシカ・ハーパーへのインタビューなんか貴重だし(個人的には、このインタビューだけでも買う価値ありだと思っているし)、自分以外にもこの映画に熱く感じている人々が沢山いるんだと再認識できることが喜ばしいと思う。

なお、アルジェント版『サスぺリア』については、同じく洋泉社のムック本『謎の映画』でもけっこう取り上げられているので、興味のある方はコチラもどうぞ。




Thom Yorke 『Suspirium』&『Unmade』

2019年07月17日 04:29









サスぺリア(2018)

2019年07月16日 22:47

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【原題名】SUSPIRIA
【製作】マルコ・モラビート、ブラッドリー・J・フィッシャー、ルカ・グァダニーノ、デヴィッド・カイガニック、シルヴィア・ヴェントゥリーニ・フェンディ、フランチェスコ・メルツィ・デリル、ウィリアム・シェラック、ガブリエーレ・モラッティ
【監督】ルカ・グァダニーノ
【脚本】デビッド・カイガニック
【撮影】サヨムプー・ムックディプローム
【音楽】トム・ヨーク
【出演】ダコタ・ジョンソン、ティルダ・スウィントン、ミア・ゴス、ジェシカ・ハーパー、クロエ・グレース・モレッツ
2018年/イタリア=アメリカ映画/152分


【STORY】
1977年のベルリン。世界的に有名なマルコス舞踏団に入団するためアメリカからやって来たスージーは、オーディションでカリスマ振付師のマダム・ブランの目に止まり、入団を許可される。レッスンを受けるうちに才能を見出されたスージーは重要な演目のセンターに抜擢されるが、その頃舞踏団ではダンサーが行方不明になる事件が発生する。心理療法士のクレンペラーは患者であった舞踏団のダンサー・パトリシアが失踪した原因を探っていた。クレンペラーは警察に舞踏団の内部捜索を依頼するが何もつかめず、スージーの友人サラと接触し、パトリシアが舞踏団は魔女の集団ではないかと疑っていたことを打ち明ける。

やがてマルコス舞踏団の新作の公演日になり、クレンペラーも観劇にやってくる。舞台では何かに憑りつかれたように踊り続けるスージーたち。舞踏団の闇を探るサラは建物内の隠し部屋の存在に気付き、奥へ進んでいくと変わり果てた姿のパトリシアを発見する。そのとき何か異様な存在を感じ取ったサラは部屋を逃げ出すが、床の歪に足を取られ魔女たちに捕まってしまう。鬼気迫る舞踏はサラの悲鳴で幕を閉じるが、マダム・ブランはある決断を迫られていた。それは、マルコスへの新たなダンサーの生贄。全てを察したかのようなスージーは魔女たちが集う地下室へ自ら赴く。

【REVIEW】
ルカ・グァダニーノによるリメイク版『サスぺリア』。設定と登場人物名は受け継がれているが、それ以外は全く別物の作品と言っていいくらい様変わりしたリメイク作品。スージーがアメリカからやってくる冒頭は同じだが、オリジナル版ではバレエ学校が舞台であったのに対して、リメイク版ではコンテンポラリーダンスを主とした舞踏団に変更。1977年のベルリンのリアルな雰囲気が描かれたリメイク版はダークな色調が多く、赤や緑の極彩色が乱舞したオリジナル版とは180℃対極にあるような色使いになっている。また、オリジナル版ではあまりにも有名になってしまったゴブリンのスコアだが(もう、全編流れっぱなしで一度見たら耳から離れなくなる・・・!)、リメイク版のトム・ヨークの音楽はこれまた全く異質の路線だが、静かだが不気味に奏でられる旋律がこれまた耳に残る。

ざっくり行ってしまえば、ド派手な映像と音楽の洪水で何が起きているのかさえよく吟味させずに一気に最後まで突っ走って行ったオリジナル版に比べて、逆に全てが迎え気味に淡々と進んでいき152分と長い尺なのに一度見ただけでは理解できない(させない!?)ような難解で摩訶不思議なリメイク版と言った感じか。とりあえず、オリジナルのアルジェント版が大好きな方には到底認められない&受け入れがたいリメイク版であるだろうし、かといって、これがサスぺリアの名を冠しない別の作品として製作されていたら、こんな仕上がりにはならなかったのも事実。サスぺリアという名前だけれども全く違う作品で、評価も個人個人によってまちまちかと思うが、個人的にはこれは“有り”なホラー映画だと思う。ショッキングな描写もそれほど多くはないものの、なぜか何回もリピートしてみたくなる中毒性のある作品に感じます。

スージー役のダコタ・ジョンソンは、可憐な少女のイメージの強かったジェシカ・ハーパーと比べると体育会系の力強い印象になっていて、クライマックスでマダム・マルコスを圧倒する変貌ぶりも納得の演技。そして、ジェシカ・ハーパーもクレンペラーの生き別れた妻役で出演している。リメイク版で重要な役割を担っているのは舞踏団の表の顔マダム・ブランで、演じるティルダ・スウィントンは劇中で別の二役も演じていたそうだが、誰を演じていたかを知らされるまでは多分絶対に分からない役。取りあえず、重要な3人を演じきったスウィントンが影の主役だったといっても過言ではないと思います。

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ザ・リング リバース

2019年07月14日 12:10

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【原題名】RINGS
【製作】ウォルター・F・パークス、ローリー・マクドナルド
【監督】F・ハビエル・グティエレス
【脚本】デヴィッド・ルーカ、アキヴァ・ゴールズマン
【原作】鈴木光司
【撮影】スティーヴ・ミルコヴィッチ
【音楽】マシュー・マージェソン
【出演】マチルダ・ルッツ、アレックス・ロー、ジョニー・ガレッキ、ヴィンセント・ドノフリオ
2017年/アメリカ映画/102分


【STORY】
恋人のホルトとの連絡が急に途絶えたことで不安にかられたジュリアは彼の在籍している大学を訪ねるが、皆よそよそしくホルトの行方を語りたがらない。唯一話を聞いてくれたスカイという学生の家に付いて行ったジュリアはしきりにビデオを見てくれと言われるが、偶然連絡の取れたホルトから「ビデオは絶対見るな」と言われる。ビデオを見るのを拒絶したジュリアはスカイと言い争いになり、別室に逃げ込むがその間にスカイはテレビ画面から出てきた何者かに呪い殺されていた。ホルトと合流したジュリアは、ホルトとスカイが大学の研究室で呪いのビデオを見る被験者になっていたことを知り、ホルトの呪いを解くために、自身もビデオのコピーを見てしまう。ビデオを見てから7日後に必ず死ぬという呪いの謎を解くために、二人はビデオに映っていた女性の出身地へ向かう。

【REVIEW】
ハリウッド版リメイク「リング」シリーズの第3作目。『ザ・リング』『ザ・リング2』とは出演者は入れ替わり、話も直接的な繋がりは無くなっている。偶然、呪いのビデオを見てしまったカップルが呪いを解くべく、そのルーツを探っていくという展開は、オリジナルの『リング』に近いものがあり、ハリウッド版貞子にあたるサマラの亡骸を探し当てるという流れも同じだ。ただ、最初はビデオのVHSテープだったものがコピーされパソコンやスマホで再生されるようになり、サマラは薄型の液晶テレビから身を乗り出してきて時代の流れは感じられる。映像のコピーもワンクリックで作成できてしまうし超簡単だ。しかし、目新しいのはそのくらいで、肝心の怖さをどうかと言われると、悲しいかな全然怖くないのだ。

もう貞子もサマラもどうやって登場してくるかは(これだけ「リング」シリーズが有名になってしまえば)、皆知っているだろうから隠してもしょうがないんだけども、本作では最初にスカイが死ぬ場面で出てきてそれ以降はサマラは登場しないのはいただけない。日本版オリジナルの『リング』があれだけ恐ろしかったのは、幽霊のようであった貞子がテレビ画面から乗り出てきて実体化し、その見開いた眼のドアップを見た真田広之が悶絶死する場面が最後にあったから・・・!助かったと思わせておいて、最後に一番恐ろしい場面を持ってきた『リング』を超える作品を作るのは並大抵の努力では難しいだろうけれども、折角作るんだったら、何か目新しい恐怖場面を創造してほしかったのが正直な感想。タイムリミットの7日以内に必ず死ぬ!という設定も後半は全く生かされていなかったしなあ。比較するのも野暮な話だが、やはり日本版オリジナル1作目の方が断然怖い。もう20年前の作品になるが、怖さは今見ても色褪せていない気がする。

キャッチコピーの「ハリウッドで作られたリングシリーズ史上、もっとも原作に忠実で、もっとも怖い。驚いた」という原作者鈴木光司の言葉もむなしく感じる。多分、あまりにも平凡すぎて、驚いたんじゃあないだろうか。キャストも印象の薄い俳優陣で寂しいが、ヒロイン役のマチルダ・ルッツが唯一そこそこ可愛いのが救いだろうか。


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GUの「エクソシスト」Tシャツ買ってみた。

2019年07月11日 06:31

GUで販売している映画のグラフィックTシャツの「エクソシスト」ヴァージョンを買いました。しかも4枚!
柄2パターン×色違い2色。

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サイズはS~XLまであったんだけれども、ゆったり着ようと思ってXLを選択、結果かなりダボッとしたビッグTみたいな感じに。まあ、外にバンバン着ていく柄でもないかと思うので、休日に家で過ごす時に着ようと思っています。・・・といいつつ、昨日は近所のスーパーに買い物行ってきたけど。

生地はけっこう薄めなので、真夏に1枚で着るのには丁度いいと思います。今の時期だと日によっては気温の低い日もあるんで、何か上に羽織った方がいいかも。なお、GUほかにも映画をテーマにしたTシャツを出していて、新しいのだと『ジョーズ』とか『チャイルドプレイ』なんかの柄も出ているよう。GUなかなか攻めてるなー。

GU公式サイト

一般受けはせんと思うけれども、もっとマイナーな映画のやつも出してくれると嬉しんだけれどもなあ・・・。
ちなみに値段は税抜きで1枚790円。安い!!





『ゾンビ ─日本初公開復元版─』劇場公開クラウドファンディングが目標達成!!

2019年07月11日 05:43

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伝説の日本劇場公開版『ゾンビ』を40周年の節目の今年に復活させようという試み“日本公開40周年! 映画『ゾンビ ─日本初公開復元版─』劇場公開サポーター募集!”のクラウドファンディングが目標達成したそうです!オメデトウ御座います!!本日(7/6)の時点で達成率が120%を超えていて、改めて『ゾンビ』の人気の高さが証明されたと思いまする。もうすでに40年前の作品なのに、この熱気は凄いとしか言いようがありません。

劇場公開の方は無事進んで行っているようですが、更なるゴールは『ゾンビ』主演俳優を日本に呼べるかどうかというところ!




<さらなる目標(ストレッチゴール)を目指します!>

さらなる金額達成で、全国劇場公開&国内ゲスト招聘イベント(下記)に、特別なゲストを招待することができます!

※ストレッチゴール達成で招待できるゲスト

さらに目標額《750万円》達成で ⇒ 主演俳優1名を上記イベントに招聘いたします!
さらに目標額《850万円》達成で ⇒ 主演俳優2名を上記イベントに招聘いたします!

※招聘候補の主演俳優
ケン・フォリー(ピーター役)
スコット・H・ライニガー(ロジャー役)
ゲイラン・ロス(フラニー役)


≪以上、「日本公開40周年! 映画『ゾンビ ─日本初公開復元版─』劇場公開サポーター募集!」プロジェクトより≫



凄いよね、もしかしたらこの日本にピーターやロジャーが来ることになるのかもしれない・・・。冷静になって考えてみると、これはスゲーことなんじゃないだろうか!?こんなにワクワクするのは久しぶりだな~。








プロジェクト支援のクラウドファンディングはコチラから→『日本公開40周年! 映画『ゾンビ ─日本初公開復元版─』劇場公開サポーター募集!







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