2019年08月29日 02:59

出版社:近代映画社
出版年月:1985年10月
作品解説:浦安二郎、大久保賢一、甲斐汎、北島明弘、久保田明、塩田時敏、谷俊夫、堤夏彦、富谷洋、松岡葉子、森山京子
ページ数:148頁
定価:1,380円(発売当時)
【表紙】マンハッタンベイビー
デイ・オブ・ザ・デッド、リターン・オブ・ザ・リビングデッド、フライトナイト、クリープショー、新13日の金曜日
ゴア・ゴア・ガールズ、悪魔のかつら屋、血の魔術師
ビヨンド、墓地裏の家、マンハッタンベイビー
ザ・マン・ウィズ・ツー・ヘッズ、呪いの館~満月に吠えるムーニィ家一族の惨劇、ブラッドサスティ・ブッチャーズ、トーチャー・ダンジョン
狼の血族、スペースバンパイア、X線、虐殺の週末、ハロウィンⅢ
殺人魚フライングキラー、誕生日はもう来ない
殺しのマスク、吸血の館、レモーラ
死霊懐胎、恐怖のいけにえ、ヘルナイト
ホラー喰っちまったダ!、新・14日の土曜日、キャット・ピープル、クジョー、呪いの城
ドラキュラ伯爵、怪奇ミイラ男、ドラキュラの館
リ・アニメーター、ザ・ミューティレーター、サイレント・マッドネス、チャド
サイコ、サイコ2、世にも怪奇な物語
ウィラード、ウルフェン、地獄のモーテル、ザ・ダーク
デビルズ・ゾーン、ザ・チャイルド、テラー・トレイン、他人の眼
何がジェーンに起こったか?、誰が私を殺したか?、血を吸うカメラ、猫
霧の夜の戦慄、死体解剖記、惨殺!、殺人鬼登場
白い肌に狂う鞭、グラマーと吸血鬼、顔のない殺人鬼、モデル連続殺人!
火の森、影なき淫獣、美女連続殺人魔、炎のいけにえ
怪奇な恋の物語、顔のない眼、狂ったメス、恐怖の蝋人形
恐怖!蛇地獄、怪奇!吸血人間スネーク、吸血の群れ、スクワーム、残酷ヘビ地獄、ドラキュラ ゾルタン
ハンガー、ピラミッド、ヨーガ伯爵の復活、ノスフェラトゥ
血とバラ、吸血鬼、たたり、回転
ローズマリーの赤ちゃん、悪魔のワルツ、ヘルハウス、マニトウ
悪霊、リーインカネーション、家、オードリー・ローズ
エンティティ―霊体、エクソシスト、エクソシストⅡ
オーメン、オーメン2 ダミアン、オーメン最後の闘争
悪魔の棲む家、悪魔の棲む家PART2
センチネル、チェンジリング、レガシー
悪魔が最後にやって来る、死霊の鏡ブギーマン、悪魔の性キャサリン
クリスティーン、ザ・カー、シャイニング
ジョーズ、ジョーズ2、ジョーズ3
ブラック・サバス 恐怖!3つの顔、フロム・ザ・ダークサイド1、
フロム・ザ・ダークサイド2、フロム・ザ・ダークサイド3
フロム・ザ・ダークサイド/百万ドルの賭、フロム・ザ・ダークサイド/ある頑固者の死、フロム・ザ・ダークサイド/ザ・ニューマン
ギャラクシー・オブ・テラー 恐怖の惑星、パラサイト、宇宙からのツタンカーメン
シーバース人喰い生物の島、フューリー、ミュータント人類改造計画、エイリアン
遊星からの物体X、遊星よりの物体X、ボディ・スナッチャー/恐怖の街
光る眼、マックィーン絶対の危機、悪魔の調教師、悪魔の植物人間
エンブリヨ、デモン・シード、SF/ボディ・スナッチャー、ヘイズⅣ戦慄!昆虫パニック
キング・コング、フリークス、ホラー・ワールド、カミング・スーン
肉の蝋人形、双頭の殺人鬼
カリガリ博士、吸血鬼ノスフェラトゥ、巨人ゴーレム
魔人ドラキュラ、フランケンシュタイン、フランケンシュタインの花嫁
フランケンシュタインの逆襲、フランケンシュタインの復讐、凶人ドラキュラ、吸血ゾンビ
古城の亡霊、アッシャー家の惨劇、恐怖の振子
姦婦の生き埋葬、黒猫の怨霊、地獄へつづく部屋、血だらけの惨劇
◆ホラー・ムービーは相変わらず花盛り
◆’70年代オカルト・ブームを総括してみれば・・・
◆’50年代~SF映画はホラーの香り
◆表現派とドイツ・サイレント期のホラー
◆ロジャー・コーマン&AIPの全て
◆ダン・オバノン テレフォンインタビュー
【裏表紙】フライトナイト
PART1から約3か月後に発刊された『THE HORROR MOVIES』第2弾。翌年日本でも公開される『死霊のえじき』と『バタリアン』が巻頭で紹介されているが、どちらもまだ邦題が決定しておらず、原題名の『デイ・オブ・ザ・デッド』『リターン・オブ・ザ・リビングデッド』の名前で紹介。さらに『クリープショー』も翌年2月に劇場公開が決まるなど、ホラーブームはまだまだ盛り上がりを継続していた頃だった。ビデオ業界でもホラー映画は引っ張りだこだったようで、ハーシェル・ゴードン・ルイスにアンディー・ミリガン、ルチオ・フルチらの作品が続々発売になるなど、とにかく発掘して売り出せ!といった当時の雰囲気が感じられる。
このPART2では、ビデオリリースされた新作にプラスして旧作も数多く紹介。70年代作品も多数掲載されているが、オカルト映画の多さに驚く。これは「70年代オカルト・ブーム総括」でも特集されているが、色々な国で多種多様なオカルト映画が製作され世界を席巻していたのが分かる。だが、80年代に入るとそれまでのオカルト・ブームは嘘のようにパタンと止まり、『13日の金曜日』らに代表されるスラッシャー映画が台頭。スクリーンには特殊メイクの技巧を競ったスプラッター映画が乱舞し、ビデオバブルと相まって空前のホラー映画ブームに繋がっていく。特に人体破壊をメインに持ってきやすいゾンビ映画との相性は抜群で、前途した『バタリアン』『死霊のえじき』『クリープショー』にプラスして『デモンズ』が公開される1986年ころまで、スプラッタームービーが劇場でジャンジャン公開される凄い時代でもあった。




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