血みどろの入江

2011年11月07日 05:42

血みどろの入江 -HDリマスター版- [DVD]血みどろの入江 -HDリマスター版- [DVD]
(2011/10/05)
クローディーヌ・オージェ、ルイジ・ピスティッリ 他

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【原題名】A BAY OF BLOOD
【製作】ジュゼッぺ・ザッカリエーロ
【監督】マリオ・バーヴァ
【脚本】マリオ・バーヴァ
【撮影】マリオ・バーヴァ
【音楽】ステルヴィオ・チプリアーニ
【出演】クローディーヌ・オージェ、ルイジ・ピスティッリ、クラウディオ・ヴォロンテ、クリス・アヴァラム
1970年/イタリア映画/84分


【STORY】
海辺を望む大きな屋敷で老婦人が絞殺された。犯人はその夫。だが、夫も何者かに襲われ姿を消す。老婦人はこの辺りの広大な入江の所有者だった。やがて、相続人である娘夫婦、入江開発を目論む建築家と秘書がやってくる。彼らの目的は入江の所有権だ。やがて、近所に住む昆虫学者と占い師の夫婦に老婦人の私生児までが加わり、それぞれの目的を果たさんがために、動き出すが・・・。


【REVIEW】
美しい入江を舞台に、欲望渦巻く登場人物たちが繰り広げる血みどろショー。莫大な財産を巡り、いかにも怪しい関係者たちが邪魔者を次々に消していきます。「カネのためなら殺せばいいんだよ!」と言わんばかりに、ためらいもなく行われる殺人。一応、サスペンス調ですが、犯人は誰か!?という謎解きよりも血みどろゴアシーンに比重が置かれているため、緊張感は薄いです。それにある意味、出て来る人物のほとんどが加害者ですし(唯一出て来る子供までも!)、ストーリーは二の次で「次はどんな殺し方!?」みたいな鑑賞の仕方がグッドでしょう。

殺しの場面もきっちり見せてくれていて楽しめます。顔面や喉元を鉈で切りつけたり、槍で腹を突き刺したりと、1970年製作の作品としては、かなりスプラッター指数が高いと思われます。また、ベッドで重なり合ってるカップルの胴体を串刺しにするシーンもあって、なるほど『13日の金曜日』の源流は本作にあるのかもしれません。それと、グロかったのが死体にたかる蛸のシーン。軟体系が苦手な人はけっこうくると思います。

入江の関係者がほとんど死に絶えて終わるというなかなか素晴らしい展開ですが、入江と関係なく殺されてしまうのが最初の方に出て来る若い男女4人組。車で海辺まで乗り付けてきて、勝手に空家に侵入して騒いだりいちゃついたりする。そんで、海で泳いでいたお姉ちゃんが偶然浮かんできた死体(冒頭の老婦人の夫)を発見したため、犯人に皆殺しにされてしまう・・・という、ある意味可哀そうな人たちです。まあ、旅先で傍若無人な振る舞いをすると地元人に返り討ちにあうというのはホラー映画の定番ですけれど、彼らが来なかったら血みどろの連続殺人は起こらなかったような気もします。教訓。知らない土地では、無茶しちゃダメよ!ということでしょうか。


↓こちらは、以前リリースされていたJ.V.D版。
血みどろの入り江 [DVD]血みどろの入り江 [DVD]
(2002/10/11)
クロディーヌ・オージェ、ルイズ・ビスティッリ 他

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コメント

  1. リキマル | URL | 1jhbtX.k

    Re: 血みどろの入江

    私も先月購入鑑賞しました。
    ホラーというよりも出てくる者が皆胡散臭いサスペンスドラマですね。
    確かに「13日の金曜日」がパクった殺人シーンの連続でした。
    「サスペリア2」「ナイトチャイルド」では子役で、その後「デモンズ」には映画館のモギリ嬢で出ていた悪魔っ子、ニコレッタ・エルミのラストの笑顔が最高でした。
    以前のJVD版と今回のSPO版、どちらもジャケットはいいセンスですね。

  2. Aki | URL | -

    Re: 血みどろの入江

    ラストの「入江で遊ぼうよ!」と言って、駆け出す子供たち、そして流れる明るいBGM。今までの血まみれ殺人劇がウソのようにほのぼのとした終わり方。やられました。さすが、マリオ・バーバ。そう言えば、『デモンズ』の監督は息子さんのランベルト・バーバでしたね。

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