バタリアン・リターンズ

2012年01月27日 01:16

バタリアン・リターンズ [DVD]バタリアン・リターンズ [DVD]
(2006/11/08)
ミンディ・クラーク、J・トレバー・エドモンド 他

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【原題名】RETURN OF THE LIVING DEAD3
【製作】ゲイリー・シュモーラー、 ブライアン・ユズナ
【監督】ブライアン・ユズナ
【脚本】ジョン・ペニー
【撮影】ジェリー・リヴリー
【音楽】バリー・ゴールドバーグ
【出演】J・トレバー・エドモンド、 ミンディ・クラーク、 ケント・マッコード、 サラ・ダグラス
1993年/アメリカ映画/97分


【STORY】
恋人のジュリーをバイク事故で死なせてしまったカートは軍の研究所へ忍び込む。彼の父親はここで生物兵器の実験を行っており、そのことを知るカートはトライオキシンという薬品を使って、ジュリーを蘇生させることに成功する。2人は研究所から逃げるが、ジュリーの体には異変が起きつつあった。


【REVIEW】
『バタリアン』の正式なシリーズなんだけど、3作目だけ『~リターンズ』というタイトル表示。1作目がロメロのパロディ、2作目がコメディー路線、で3作目はシリアスなラブロマンス!(どっかで“ゾンビ版「ロミオとジュリエット」”というキャッチフレーズを聞きましたが―)監督のブライアン・ユズナは自身の作品『死霊のしたたり2』でもゾンビの花嫁を創りだしていましたが、本作はさらに異形の愛のカタチを押し進めたストーリーが展開。事故で死なせてしまった恋人を生き返らせてしまったため、悲劇が起こります。

「愛する人が生き返るのなら、ゾンビでもかまわない」カートの純粋な気持ちは、周りを不幸に陥れます。生前の意識が残っているとはいえ徐々にゾンビ化の進むジュリーは空腹に耐えかね、人間の脳味噌にかぶりついてしまう。これが、襲ってきた悪人ならまだしも、チンピラに絡まれたところを助けてくれた店主や、下水道で匿ってくれたリバーマンなど善人ばかりで、なんとも救いようがない。さらに、研究所に収容されたジュリーを再び逃がしたために、ゾンビの集団も暴れだし研究所は壊滅、自身もゾンビに噛まれて破滅へと向かっていきます。二人の純粋な愛情が素晴らしいと考えるか、それとも無知なカップルの暴走が引き起こす悲劇的なお話しと考えるかは、観る人によってそれぞれ捉え方は違ってくると思います。私個人的には、前者の方で、ゾンビの形を借りたラブストーリーだと思いたい。今回、改めて見直しましたが、かなりググッときました。泣けるゾンビ映画もそうそう無いですし。

ジュリーのゾンビ化するスピードが遅いとか(そういえば、体の傷も治っていたような―。むしろ腐っていってるはずでは!?)、研究所の様子がお粗末だとか、あれだけ大事件を起こしておいてカートは罪に問われていないの??とか、突っ込みどころも多々ありますが、それらを補って余りあるのは、なんと言ってもミンディ・クラークの魅力でしょう。出てきた当初はビッチなケバイお姉ちゃんでしかなかったのに、一度死んでからゾンビの症状が進むにつれて俄然良くなっていきます。極めつけは、空腹を傷みで紛らわすために施す全身ピアス!この妖しいオーラをまとったミンディ・バタリアンを観るために、本作が存在するといっても過言ではないでしょう。

物語の大半が2人の逃避行なんで、他のゾンビは影が薄いですが、冒頭の蘇生実験に使われる死体、ジュリーに襲われたチンピラたちのなれの果てゾンビ、改造されたリバーマン(彼は巻き込まれた上、実験体にまでされてホントに不幸だ)の姿など、独特のゴア描写も見られます。バタリアン・シリーズは第1作がベストなのは、皆さん異論はないと思いますが、この『バタリアン・リターンズ』も捨てがたい魅力があると思います。『~2』のダメダメさにやられて、3以降を見てない方は、是非一度見て欲しいですね。

バタリアン・リターンズ02

バタリアン・リターンズ01

バタリアン・リターンズ03



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