ザ・クレイジーズ

2009年12月17日 06:47

ザ・クレイジーズ03
【原題名】THE CRAZIES 
【製作】アルヴィン・C・クロフト
【監督】ジョージ・A・ロメロ
【脚本】ジョージ・A・ロメロ
【原案】ポール・マッカロー
【音楽】ブルース・ロバーツ
【撮影】S・ウィリアム・ハインツマン
【出演】レーン・キャロル、W・G・マクミラン、ハロルド・ウェイン・ジョーンズ、リチャード・リバティー、ロイド・ホラー、リン・ローリー
1973年/アメリカ映画/103分
TV放映題名『第2のカサンドラクロス/細菌兵器に襲われた街』


【STORY】
アメリカのある小さな田舎町にガスマスクと殺菌服に身を包んだ軍隊がやってきた。彼らは有無を言わせず住民を隔離し収容し始める。実は、この町のはずれに軍が秘密裏に開発していた細菌兵器を積んだ輸送機が墜落していたのだった。やがて、感染した人々は次々に発狂していく。事態を収拾すべく画策する政府の最終手段は、核攻撃にて街ごと闇に葬ろうとするものだった・・・。

【REVIEW】
リビング・デッドシリーズでゾンビ映画のイメージの強いロメロ監督ですが、本作は細菌兵器に襲われた街の崩壊を描いたSFパニック映画になっています。ストーリー的には、同じく原因不明のウィルスに襲われた街を描いた『アウト・ブレイク』と近い感じです。

細菌に冒され発狂し、殺しあう人々。軍は感染者の拡大を防ぐため、力づくで鎮圧しようとするが、住民と衝突しお互い多数の犠牲者を出していく。ワクチン開発のために、現地に派遣された科学者は、苦労の末何かを発見するが、それを報告する途中で、暴徒と化した住民の渦に巻き込まれて息絶える。街からの脱出を試みる主人公たちも、次々に発症し狂っていき、軍隊との銃撃戦で殺されていく。

この救いようのない物語をロメロは淡々とした視線で、ドキュメンタリータッチで描いています。テーマ的にも今見ても色あせない内容で、かつロメロのしっかりした演出手腕を感じられる佳作です。


【DVD】
DVDは2002年に発売されていたが現在は廃番。
音声はモノラルのみで、映像はあまりクリアではなく時代を感じさせます。
特典等は特に無し。



コメント

  1. リキマル | URL | TjCvSSL6

    Re: ザ・クレイジーズ

    以前にスティングレイから発売されたテレビ吹き替え音声版を見たくて購入しました。
    ロメロ監督は「ゾンビ」以外では初期の「マーティン」と今作が本当に最高でした。
    必死になって逃避行を続ける主人公グループが徐々に感染してしまうあたりや救いようのないラストは何度見ても秀逸です。
    リメイク版は派手な見せ場が増えて普通に面白かったですが、やはりオリジナルには勝てませんでしたね。

  2. Aki | URL | -

    Re: ザ・クレイジーズ

    オリジナルのロメロ版は地味かもしれませんが、一つの町が破滅していく様を淡々と描写していて、派手さは無いけれども逆に怖さを感じさせます。

    『マーティン』もいいですよねえ。以前出てたDVDは廃盤になってるんで、再発してほしい作品です。

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