アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ

2013年01月07日 17:13

アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ01

【原題名】I SPIT ON YOUR GRAVE
【製作】リサ・ハンセン、ポール・ハーツバーグ
【監督】スティーヴン・R・モンロー
【脚本】スチュアート・モース
【撮影】ニール・リスク
【音楽】コリー・アレン・ジャクソン
【出演】セーラ・バトラー、ジェフ・ブランソン、ダニエル・フランゼーゼ、ロドニー・イーストマン、チャド・リンドバーグ、アンドリュー・ハワード、トレイシー・ウォルター
2010年/アメリカ映画/106分


【STORY】
若い女性小説家のジェニファーは、新作の執筆のため、山奥の別荘に一人でやってきた。人里離れた静かな環境で仕事に没頭する彼女だが、ある日、別荘に来る途中に出会った地元の男たちが乱入してきて暴虐の限りを尽くす。隙をみて逃げ出し、森で保安官に助けを求めるが、保安官も仲間で、集団でレイプされてしまう。放心状態のまま、川へ飛び込んだジェニファーを男たちは死んだものと思い込むが、復讐の鬼と化した彼女は、自分を凌辱した男たちの前に舞い戻り、一人ずつ処刑していくのだった。


【REVIEW】
メイル・ザルチ監督の『発情アニマル』~原題:アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ(1978)、邦題『悪魔のえじき』でソフト化もされた~をリメイク、加害者側に保安官が加わった以外は、ほぼ同じ流れで展開していきます。主人公の女性に何の落ち度もないのに、色目を使ったのを無視され逆切れして襲いかかる男たちに弁解の余地はないでしょう。ましてや、本来助ける側の人間である保安官までもが、加害者側に回るなんてもってのほか(しかも、リーダー格だし、暴行途中に娘からかかってきた電話に平然と話すあたり、殺されても当然じゃない!?という気がします)。この辺、やられたら、やり返せ!的な空気がありますが~いかにもアメリカ的な~、現実的に考えると、加害者の男4人+保安官1人の計5人を殺してしまってるのを考えると、ちょっとやりすぎではないかなあ・・・という気もする。勿論、このレイプ犯らに同情の余地はないけれども、結局この手の復讐ものは後味が良くないということでしょうか。

そして、リメイク作品ならどうしても避けて通れないのがオリジナルとの比較。個人の好みもあるでしょうが、私的には78年のオリジナル版の方が衝撃度は上でした。主演の女優さんはどちらも知的な美人タイプでいいのですが、犯人側の魅力がリメイク版は弱い。オリジナル版の3人組はしつこさ、厭らしさ、そしてその風貌など、ホントに嫌~な感じが出てましたが、リメイク版の若者3人組は、なんというか大人しいというか現代的にまとまっているというか、もっと「こいつ等に復讐の鉄槌を食らわしてやれ!!」と思わせる感じが欲しかったですね。やっぱり、悪役が悪ければ悪いほど、復讐劇というのはスカッと終われる~観客も感情移入できるわけですし。また、オリジナル版は、レイプしては逃がし→捕まえてはレイプ→また放して、捕まえて・・・と、繰り返し続く凌辱場面が、本当に嫌な気分にさせていましたが、リメイク版はこの辺が意外とあっさりした描き方になっていたのも違っています。

しかし、その分後半の復讐シーンはなかなか見応えあり。水でおぼれさせたり(さらに、その後劇薬を混ぜて、顔をつけさせたり)、動けなくさせて目玉をカラスにつつかせたり、いろいろと手間暇をかけて処刑を行っていきます。まあ、男性にとって、一番痛いシーンは定番の局部切断場面でしょうが。ペンチで前歯を抜き取るのも痛そうでした。

アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ02



アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ





コメント

  1. リキマル | URL | Ef5G3OlI

    Re:アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ

    この作品、劇場公開されない頃に海外版で鑑賞しました。
    オリジナルの「発情アニマル」(別名:悪魔のえじき)を昔レンタルビデオで見た衝撃は忘れられません。

    オリジナルを超えることは出来なかった様ですが、ヒロインの反撃手段はさすがに凝った感じになっていましたね。
    ラストのあのケツショットガンにはちょっと笑ってしまいました。
    一時期これの続編(姉妹編?)が作られる情報を聞いたことがあるのですが
    その後どうなったのかちょっと気になります。

  2. Aki | URL | -

    Re:アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ

    続編は、どうなんでしょうね、作られるんでしょうか。同じようなストーリーでも、作りようによっては新たな魅力を出すこともできると思うので、頑張ってほしいと思います。

    リメイクの方は映画自体の出来は悪くないと思いましたが、あくまでオリジナルと比べると勝てなかったかな?と感じました。復讐の仕方もシンプルなんだけれども、なんかオリジナル版の方は画面から滲み出る凄みみたいなものがあるんですよね。主演の女優さんもホントに鬼気迫る演技ですし。また、リメイク版は季節的には秋っぽい感じで寒々しく、オリジナル版は夏のバカンスっぽいのも雰囲気の違いの一つかもしれませんね。

    保安官への復讐手段のケツショットガンは、確かに笑えました。冷静に考えたら、そこまで手の込んだ方法考えるのかな?と思ったりもしますが(何より、女性一人でやるのも大変なのでは!?と心配したりして)、見た目のビジュアルは良かったです。


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