ザ・ウォード/監禁病棟

2013年07月08日 02:28

ザ・ウォード 監禁病棟 [DVD]ザ・ウォード 監禁病棟 [DVD]
(2012/03/02)
アンバー・ハード、メイミー・ガマー 他

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【原題名】THE WARD
【製作】ダグ・マンコフ、ピーター・ブロック、マイク・マーカス
【監督】ジョン・カーペンター
【脚本】マイケル・ラスムッセン、ショーン・ラスムッセン
【撮影】ヤーロン・オーバック
【音楽】マーク・キリアン
【特殊メイク】グレゴリー・ニコテロ、ハワード・バーガー
【出演】アンバー・ハード、メイミー・ガマー、ダニエル・パナベイカー、ローラ・リー、リンジー・フォンセカ、ミカ・ブーレム
2010年/アメリカ映画/89分


【STORY】
1966年、白い壁の農家を放火した疑いを受けたクリステンは警察に確保され、精神病院の隔離病棟に監禁される。留置所ではなく、なぜ精神病院に収容されたのか、納得のいかない彼女だが、自身の記憶はなく炎に包まれた農家のイメージしか思い出せない。主治医のストリンガー医師は何かを知っているようだがよそよそしく、同じ病棟の4人の少女たちも様子がおかしい。やがて、クリステンは謎の少女の存在に気付く。真夜中の廊下で、シャワー室で、そして部屋を覗く視線。ストリンガーや看護師たちにそれらを伝えても、彼らは一向に耳を貸さない。そして、一人ずつ消えてゆく少女たち。身の危険を感じたクリステンは、病棟からの脱出を試みる。

【REVIEW】
『ゴースト・オブ・マーズ』以来、久々のカーペンターの監督作。前作がSF+ウェスタンのなんともこってりした怪作だったのに対して、こちらは派手さは極力迎えたおどろおどろしさを醸し出す演出が印象的な作品。相変わらず低予算なのは見た目にも明らかだが、このB級に徹した範囲でエンターテイメントを作り出している彼の技量はさすがだ。悪く言えば、地味でありきたりな内容だが、よく言えば落ち着いた雰囲気と安定感のある演出、見終わった後にじわ~っとくる後味がなんとも心地よいです。

グロい描写はほとんどなく、途中目ん玉グサッというのがあるくらいで、どちらかといえばお化け屋敷でうわっと出てくる脅かし方。なので、暗闇で一人で鑑賞すれば、それなりに怖さが味わえそう。皆でワイワイ見るのには不向きでしょう。

謎の少女エミリーは何者なのか?なぜ消えたり急に現れたりするのか?殺された少女たちはどこに行ったのか?見ていくうちに、なんとなく筋が分かってくるので、オチはビックリするくらいの驚きはない。が、それに至るまでの過程をじっくり描いているので、そこを味わうのがいんですよね。主演のアンバー・ハードもいい演技だし、他の患者役の4人もそれぞれ個性的でおもしろい。年増の婦長が怖くて嫌~な感じなのも定番ですよね。

ただ、本作が約10年ぶりのカーペンターの満を持した復帰作かといえば、そこまでの出来ではない。肩の力を抜いて、リラックスして楽しむ小品といった感じなので、次作はぜひカーペンター節の濃い作品を期待したいです。でも、あんまし濃すぎると一般受けしなくなってしまうのが悩ましいところかもでしょうか。
THE WARD01

THE WARD02






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