私的ゾンビHistory(その1)

2013年09月16日 23:20

誰にでも人生の転機とかって、あると思いますが(ちょっと大げさかも・・・!?)、私の映画人生を決定付けた作品は紛れもなくロメロの『ゾンビ』です。オールタイムベストの映画を挙げろと言われて『ゾンビ』を迷いなく挙げる人も少なくないと思いますが、私もその一人です。ほかにも、大好きなホラーは多々ありますが、トータル的に見て、私の人生に多大な影響を与えたのは間違いなくこの『ゾンビ』ですから・・・。

では、私の『ゾンビ』体験を恥ずかしながらも振り返ってみたいと思います。




『ゾンビ』を映像で初めて見たのは小学5年生のとき。この時点で劇場公開はすでに終わっていて、所見はテレビ放映でした。それまで、映画自体はアニメーションか、ジャッキー・チェン関連のアクション映画くらいしか見たことはなく、家で映画を見るのもけっこう限られていました。映画を見終わると大体11時頃になるので、次の日学校だと「早く寝ろ!」と言われて、大体最後まで見させてもらえなかったのでした。だから、見られるのは土曜日の晩か、昼間のロードショー枠くらいで、それもチャンネル争いが家族間で激しかったので、なかなか思うように見れませんでしたねー。

そんでもって、当時はテレビ雑誌も無かったんで、新聞の番組予定欄でチェックしてまして(大体1週間分が決まった日に掲載されていたはず)、そこで『ゾンビ』の放映予定を知りました。その頃、それほどホラー映画は見たことはなかったんですが、それ以前に買っていたケイブン社(だったかな?)のホラー全科というタイトルのポケット図鑑みたいな本を毎日読んで、白黒のスチール写真から、あれこれ想像をめぐらせていたものでした。そんな中で『ゾンビ』がテレビで放映されることを知って・・・・「これは、絶対に観なければいけない!」と子ども心に誓った私は、それから毎日両親のご機嫌を取り、宿題も手伝いも前向きに進んで行い、無事に『ゾンビ』が観れるよう日々を送りました。ちなみに放映は深夜、確か11時頃から始まって1時頃までだったと思います。チャンネルは毎日放送だったかな~?それまで、深夜映画なんて絶対に観させてもらえませんでしたが、私の改心した行いが功を奏したのか、毎日『ゾンビ』を見せろ―という子供の声にうんざりしたのか、なんとか観させてもらえることになりました。

そして、やってきました放映当日。平日だったので、その日学校に行っててもゾンビが気になって仕方がなかったのを覚えています。ご飯も食べて風呂も行って準備万端。家族が皆眠る中、一人耳にイヤホンを差し込んで観ました!そこで映し出されていたのは、今まで見たこともなかった圧倒的な世界観。ゾンビに制圧されつつある世界の恐るべき終末感に怖がりながらも、湧き上がってくるワクワク感に眠気も吹っ飛んで、引きずり込まれていきました。さすがに生きながらゾンビに貪り食われる描写は、オソロシかったですが、不思議と目を背けることはできず、なんか見なければいけない!という義務感のようなものがありました。一人、深夜にあんなに興奮して映画を観たのは、多分あれが初めてだったでしょうが、あの感じは今でも忘れられません。それから、しばらくは「もし、ゾンビが現実に襲ってきたらどうしよう?どう生き延びよう!?」という妄想が頭から離れず、暇さえあれば「僕だったらこうやってゾンビを倒して、立て籠もって、武器を揃えて、食料を確保して、生き延びてやる!」というシュミレーションを繰り返していました。それは、その後数年続きました。


その頃は、ビデオがまだ普及してなかったので、録画して再び見るということはできず、その後テレビ放映もなかった『ゾンビ』は、ず~っと記憶の中でリバイバル上映されていました。で、我が家に初のVHSビデオデッキがやってきたのが中学3年のとき。メーカーは東芝で、6万円くらいだったかな。買ってもらった理由が高校受験のテレビ講座を録画して勉強したいから買ってでしたが、それはもちろん建前で、本音はテレビのロードショーを録画して観るのと、ビデオレンタルで映画を観るため。この頃は生テープも1本500~1000円近くしていたと思うし、ビデオレンタルも始まって間もなくで、割高だったと思います。でも、映画が繰り返し何度でも自宅で観れる・・・・という画期的な出来事は、当時堪らないものがありました。で、次に『ゾンビ』を観たのはテレビの特集番組。これは前にも記事に書きましたが、85年頃かな!?『スペースバンパイア』公開に合わせて放映されたゴールデン枠の2時間番組(司会が三枝師匠)で、ホラー映画の紹介がバンバン流されていて、これを録画した私は本当に繰り返し繰り返し見ていた記憶があります。その中で『ゾンビ』はモール内でピーターとロジャーがスライドドアを開閉してゾンビから逃れるシーン。僅か1~2分ほどでしたが、本当にリピートリピートして観てました。思えば、このシーンに流れていたのはゴブリンのサウンドではなく、ちょっと間の抜けた音源でした。『ゾンビ』ってこんな、ほわ~んとした感じやったかな??と思いましたが、これは米国版からの紹介だったからなんですね。


その後、数年後に(高校2~3年の頃)、近所のビデオレンタル店で発見して鑑賞。当然これも米国劇場公開版でした。約5~6年ぶりに『ゾンビ』本編を観たわけですが、このとき他にも『ゾンビ』のバージョンが存在していることなど想像もしていませんでした。


長くなってきたんで、続きはまた後程・・・。


コメント

  1. リキマル | URL | Ef5G3OlI

    Re:私的ゾンビHistory(その1)

    こんにちは。
    Akiさんの”ゾンビヒストリー”大変面白く読ませて頂きました。
    私も小学校の時にテレビの昼の特番で偶然「ゾンビ」の紹介コーナーを見て衝撃を受け、それ以来「ゾンビ」信者になりました。
    ロードショーでは見れませんでしたが、映画雑誌で情報収集し、近所のレコード店にサントラLPを注文して擦り切れるほど聞きました。
    初めて「ゾンビ」を見たのが中学に入ってのテレビの深夜放送です。(確か関西放送だったような記憶が...)
    この時の衝撃と感動は忘れられません。

    「スペースバンパイア」の公開に合わせた例の水曜スペシャル「特撮恐怖映画を100倍楽しむ方法」で司会は三枝師匠と渡辺めぐみでしたね。
    作品紹介ではいきなり「ゾンビ」の映像から始まりましたが、この時の映像は死体置き場のシーンでモノクロになる劇場公開版のものが使われていましたね。
    この番組はビデオ録画して何度も繰り返し見ました。
    水曜スペシャルは80年にも「サンゲリア」や「ジャンク」の公開に合わせた特番を放映していますがこの時の司会は三枝師匠と高見知佳だったと思います。
    「サンゲリア」の紹介でスーザンを襲ったの腐乱ゾンビが振り向くシーンが出たときはかなり怖かった記憶があります。

    「ゾンビ」ブルーレイ発売まで2ヶ月を切って、ハピネットから特典映像の追加収録の情報も一向に無いようですがとりあえず画質には期待したいですね。

  2. Aki | URL | -

    Re:私的ゾンビHistory(その1)

    みなさん、それぞれ思い思いの“ゾンビ”体験をしてきているんですよね。年代的にも同じころだと思いますが、小学校~中学校くらいで、『ゾンビ』を見て衝撃を受けた人のほとんどは、同じような道のりを歩んできているのではないでしょうか?!ホラー映画が好きで、当然人生でのオールタイム・ベストの映画はロメロの『ゾンビ』!たぶん、これからも、この映画を超える作品に巡り合うことはないような気がします・・・。

    それだけに、さらにより良い環境で『ゾンビ』を楽しみたい!というのも自然な欲求だと思うのですが、ハピネットのブルーレイは特に特典の追加も無く、このままの仕様での発売になりそうな感じですね。うーん、高画質で楽しめるというところだけはいいんですが、やっぱり微妙な感じです。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://thehorrormovies.blog55.fc2.com/tb.php/270-ad745156
この記事へのトラックバック


最新記事