クレイジーズ

2013年11月24日 22:41

クレイジーズ [DVD]クレイジーズ [DVD]
(2011/06/02)
ティモシー・オリファント、ラダ・ミッチェル 他

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【原題名】THE CRAZIES
【製作】マイケル・アグィラー、ロブ・コーワン、ディーン・ジョーガリス
【監督】ブレック・アイズナー
【脚本】スコット・コーサー、レイ・ライト
【オリジナル脚本】ジョージ・A・ロメロ
【撮影】マキシム・アレクサンドル
【音楽】マーク・アイシャム
【出演】ティモシー・オリファント、ラダ・ミッチェル、ジョー・アンダーソン、ダニエル・パナベイカー
2010年/アメリカ映画/101分


【STORY】
アメリカの小さな田舎町オグデンマーシュ。平和なこの町の保安官デヴィッドはパトロール中に、野球場で試合の最中、銃を持った男が乱入してくるのを発見、制止するが聞かなかったためやむ得ず射殺する。男は酒乱気味に見えたが、検死ではアルコールは検出されなかった。その後、夜中に夫が自宅で妻と子を自宅で焼き殺す事件が発生、夫は様子が変だということで昼間に病院で診察を受けていたが特に異常はなかったという。

翌日、町を流れる川で死体発見の一報を受け、デヴィッドらは現地に向かう。そこで見つけたものは、川底に沈んだ大型の輸送用飛行機だった。デヴィッドは積荷の中身が川に流れ出し、汚染された飲料水が住民を狂わせているのではないかと推察するが、その頃、町には大量の軍隊が投入され、町全体を封鎖しつつあった。


【REVIEW】
1973年製作のジョージ・A・ロメロ監督作のリメイク。細菌兵器に侵された田舎町の破滅していく様を淡々と描いていくストーリーはほとんど同じだが、決定的に違うのは軍隊の視点の有無。ロメロのオリジナルには、上層部の責任のなすり合いに街ごと消し去ろうとする陰謀、現場に着任した大佐らの鎮圧作戦、細菌兵器を開発した博士とのやり取りなどが描かれていたが、リメイク作にはその辺が全くない。なので、現場では何が起こっているのかほとんど説明がないので(何かに町が汚染されて、住民がおかしくなっているのは読み取れるが)、よく分からないまま進んでいくある種の怖さは感じられます。

全体的にみれば、よくできた小品といった感じでしょうか。ロメロの『ザ・クレイジーズ』を現代風にアレンジした結果は―成功でしょう。でも、オリジナルを超えたかといえば・・・。やっぱり、そこまではたどり着けていない。見た後の印象は薄い。よくはできているけれども、結局そこ止まりなんでしょうね。今、改めてロメロの方を見直すと、おもしろいんですよね、これが。もう40年前にもなる作品なのに、今見てもある種の新鮮な驚きがあります。救助に来た兵士を笑顔で編み物棒で刺し殺す老婆、焼身自殺する聖職者、解決の糸口を発見した博士は無残にもパニックになった住民に押しつぶされて死んでゆく・・・。“狂気”の描き方は、やっぱりオリジナルの方が上ですね。古い作品ですが、見比べてみるのもおもしろいと思うので、おススメいたします。





コメント

  1. リキマル | URL | Ef5G3OlI

    Re:クレイジーズ

    リメイクと聞いて余り期待はしてなかった今作でしたが、個人的には予想以上に面白かったです。
    ロメロ版ではラスト近くにとうとう主人公の妻までが感染して何とも言えない切なさがありましたが、今作では危機を何度も救ってくれた相棒保安官助手がおかしくなっていく展開がよく出来ていたと思います。
    ティモシー・オリファントとラダ・ミッチェルの主人公夫婦のキャスティングも良かったと思います。

    感染者が一種のゾンビ状態の様な風貌になるのは、ちょっとやり過ぎ感がありましたが。

  2. Aki | URL | -

    Re:クレイジーズ

    保安官助手は、いいキャラクターでしたよね。感染して狂気に陥りながらも、最後は正気を辛うじて保って死んでゆく様は、なかなか良かったです。

    オリジナル版では見た目は普通の人間と変わらないのに、内面が狂っていていくそのギャップが怖さを感じさせましたが、リメイク版は確かにちょっとゾンビっぽいですね。分かりやすいと言えば、そうだけれども、やり過ぎ感は否めませんね。

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