2014年06月07日 17:45
![]() | ザ・フォッグ [ノーカット版] コレクターズ・エディション [DVD] (2009/07/03) トム・ウェリング、マギー・グレイス 他 商品詳細を見る |
【原題名】THE FOG
【製作】ジョン・カーペンター、デヴィッド・フォスター、デブラ・ヒル
【監督】ルパート・ウェインライト
【脚本】クーパー・レイン
【撮影】ネイサン・ホープ
【音楽】グレーム・レヴェル
【出演】トム・ウェリング、マギー・グレイス、ラデ・シェルベッジア、デレイ・デイヴィス
2005年/アメリカ・カナダ映画/99分
【STORY】
オレゴン州の小さな港町アントニオベイでは、街の発展に寄与した者たちの銅像が建てられ記念の式典が準備されていた。その頃、海に船を出して騒いでいた若者が惨殺される。不穏な空気が漂う中、街は謎の霧に包まれ始める。霧の中に潜んでいたのは、この町の先祖に皆殺しにされた一行の幽霊だった。幽霊たちは、生き残っていたその子孫に復讐を始める。
【REVIEW】
1979年の『ザ・フォッグ』のリメイク作。オリジナルはもちろんジョン・カーペンターが監督したもの。基本的なプロットや、霧の中から襲ってくるくだりは、ほぼ一緒ながら、繰り返し挿入される100年前の蛮行のシーンが幽霊の復讐の動機として描かれ、その辺は分かりやすくなっています。
しかし、折角霧に紛れて幽霊たちが襲ってくる怪奇映画を目指したのなら、その辺のじわじわーとした怖さを積み重ねていって欲しかった。この辺、カーペンター版の方が雰囲気作りは抜群で、このリメイク版は全体的にあっさりした感があります。一応、霧はCGではないので本物感があって、そこはいいんですが、肝心の襲ってくるシーンがどうしてもイマイチ。うーん、です。
あと、最後のヒロインがいきなり幽霊側に行っちゃって去っていくのは、あまりにも唐突過ぎて半ば唖然。そんな終わり方で良かったんだろうか。主人公も、そりゃビックリするよねー。


コメント
Paracelsus55 | URL | rEYhRaLU
Re:ザ・フォッグ(2005)
今晩は♫
カーペンター師匠のOriginalは彼の作品の中でも
1・2を争うぐらい好きなのですが、
これは『殺意』が湧きました・・・。
これ、実際に師匠やフォスターさん、絡んでん無いんじゃ??
ってな感じで疑っています、今も。
監督も本当に『スティグマータ 聖痕』撮った人なのか??
って思ったりもしています。
リメイク作品に対して何時も思うのですが
『Originalの作品の何処が良かった』
のかちゃんと理解しているのか、って・・・。
それが顕著な最悪な作品でした。
( 2014年06月07日 23:17 [編集] )
Aki | URL | -
Re:ザ・フォッグ(2005)
こんにちは。
私もリメイク版自体を全くダメ、認めない!というわけではありませんが、やっぱりこの『ザ・フォッグ』にしても、どうなんやろ・・・作る意味があったのか!?という感じがします。
オリジナル版に敬意を表せ!とか、内容を変えるな!とは言いませんが、やっぱり作るからには何か「越えてやろう!いいもんを作ってやろう!」という気概を見せて欲しいもの。
そういったものがこの作品には、やっぱり感じられない。もしかしたら、リメイク版の企画があって、皆さん淡々と仕事をこなしたのかもしれませんが、オリジナルのファンからしたら、出来が悪いと期待する分落胆も大きくなるわけで、それならいそのこと作らんといてくれよな~と思ったりします。
( 2014年06月08日 13:55 [編集] )
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