バーニング

2014年09月08日 02:15

バーニング HDリマスター版 [Blu-ray]バーニング HDリマスター版 [Blu-ray]
(2014/06/03)
ブライアン・マシューズ、リーア・エアーズ 他

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【原題名】THE BURNING
【製作】ハーヴェイ・ワインスタイン
【監督】トニー・メイラム
【脚本】ボブ・ワインスタイン
【撮影】ハーヴェイ・ハリソン
【音楽】リック・ウェイクマン
【特殊メイク】トム・サヴィーニ
【出演】ブライアン・マシューズ、リア・エアーズ、ブライアン・バッカー、ジェイソン・アレクサンダー、ホリー・ハンター
1981年/アメリカ映画/91分


【STORY】
とある湖畔のキャンプ場。ここには恐るべき伝説があった。若者たちに嫌がらせをして憂さを晴らしていた嫌われ者の管理人クロプシー。彼に仕返しをしようと少年たちが、彼の家に悪戯を仕掛ける。仕掛けは成功するが、クロプシーが余りにも驚いたため、仕掛けの火が引火、小屋はたちまち火に包まれ、彼は火だるまになって湖に転げ落ちた。それ以来、彼は森に潜み、若者たちを狙っている・・・。

そんな怪談話を聞かされつつ、今年も若者たちがキャンプを楽しみにやって来る。その頃、5年の入院生活を経て、クロプシーは社会復帰を果たす。全身大火傷を負って、ボロボロになった体を引きずりながら、町で娼婦を血祭りにあげた後、かつて愛用していた巨大な植木バサミを手に取って向かった先は、あの湖畔のキャンプ場。復讐に燃えるクロプシーは見境なく、関係のない若者たちを殺しまくるのだった。

【REVIEW】
80年代の一大ホラーブームに公開されたスラッシャー・ムービーの佳作。公開されたのが『13日の金曜日』よりも後だったため、その亜流と見られがちだが、本作の特典映像のT・サヴィーニのインタビューによれば、13金以前から製作する構想があったとか(ちなみに、サヴィーニは『13日の金曜日PART2』のオファーを蹴って、『バーニング』に参加)。湖畔のキャンプ場で若者たちを殺人鬼が殺しまくる、というプロットは激似だが、この時期に作られた同様のホラー映画の中では頭一つ抜きんでた出来です。

ストーリーはほとんどあってないようなものだが、とりあえず怖がらせてなんぼのもじゃい!と言わんばかりに驚かせる演出が特徴で、振り向くと誰かが!カーテンを開けるとそこには!怪しい影が忍び寄ると次の瞬間!・・・などなど、次々にドキッとさせられるシーンが連発でなかなか飽きさせません。そして、それらを支えるのがトム・サヴィーニの特殊メイクの数々。犯人の凶器が巨大なハサミのため、襲われる被害者たちの痛そうなこと!喉元を掻き切られたり、指をちょん切られたり、そのまま腹部をズブリと突き殺されたりと、見ていて痛い描写が連発!特に、中盤のいかだで流れ着いたボートに乗り移ろうとして6人の若者が一瞬で惨殺されるシーンは、けっこうエグイです。あと、病院で様子を見に来た医者の腕をガシッと焼けただれた手が掴むシーンも怖かった。

“全米27州で上映禁止”といういかにもッ!という煽り文句も、実はただ上映予定が無かっただけの話とか、叫び過ぎて体に損傷を来しても安心ですと「絶叫保険」なるものを用意したりとか、この頃の配給会社のやりたい放題さは、今思い出すと微笑ましくもあります(さすが東宝東和)。日本で勝手に付けられた犯人の“バンボロ”という名前も、良く分からんがなんかスゲー!というハッタリ効果は出てましたしね。

ちなみに、出ている俳優陣はほとんど無名な方ばかりだけれども、ほとんど気づかないシーンに無名時代のホリー・ハンターが出演。やっぱり、ホラーは若者の登竜門ですね。それにしても感慨深いのは、DVD化が一向にされず、永らく幻の作品化しつつあったものの、今回めでたくBlu-rayで発売となり、久々に見ることができたこと。やっぱりこの80年代の空気ってなんとも言えず心地よいものがあります。





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