キャッスル・フリーク

2014年11月13日 17:55

キャッスル・フリーク HDリマスター版 [Blu-ray]キャッスル・フリーク HDリマスター版 [Blu-ray]
(2013/11/02)
ジェフリー・コムズ、バーバラ・クランプトン 他

商品詳細を見る

【原題名】CASTLE FREAK
【製作総指揮】アルバート・バンド、チャールズ・バンド
【監督】スチュアート・ゴードン
【脚本】デニス・パオリ
【原案】スチュアート・ゴードン、デニス・パオリ
【撮影】マリオ・ヴァルピアーニ
【音楽】リチャード・バンド
【出演】ジェフリー・コムズ、バーバラ・クランプトン、ジョナサン・フラー、ジェシカ・ダラハイド、マッシモ・サルキエッリ、エリザベス・カザ
1995年/アメリカ映画/95分


【STORY】
イタリアの古城。広大な敷地に一人で暮らす老婆が心臓発作で死去する。その血筋にあたるアメリカ人のジョンは妻のスーザンと娘のレベッカを連れ、城の相続のためにこの地にやって来る。ジョンは9か月前、自動車事故で息子のJJを失い、レベッカは失明しており、スーザンとの仲はそのため冷え切っていた。古城には家政婦以外誰も居ないはずなのだが、夜な夜な子供のような泣き声が聞こえ、レベッカは人の気配を感じたという。そして家政婦の老婆から聞かされる噂。かつて、この城の主だった女性は、結婚したアメリカ軍兵士の夫に捨てられたことで発狂、一人息子を殺して引きこもったのだという。ジョンは、城内を調べ、実は一人息子は生き延びていてこの城のどこかに潜んでいるのではないかと考え・・。


【REVIEW】
『死霊のしたたり』のスチュアート・ゴードンが監督したゴシックホラー。主演は、『死霊のしたたり』『フロム・ビヨンド』以来3作目の共演となる、ジェフリー・コムズとバーバラ・クランプトン。前2作に比べると、全体的に地味な印象だが、控えた演技が、暗い過去を引きずる家族に降りかかる悲劇を一層際立たせていて、見応えがあります。自分の過失で息子を失い、娘にも障害を負わせたジョンは自分を責めるが、妻のスーザンはどうしても許すことができない。理屈では分かっていても、どうしても許しがたい気持ちというのも理解できます。そんな二人は、ジョンが怪物から自分の命を犠牲にして妻子を守り切ったことで最後に許しあえます。形はホラー映画ですが、内容は失った家族のきずなを取り戻す物語と言えます。

そして、この映画の裏の主役は当然、城に潜むフリークスです。夫に捨てられた恨みから、残った一人息子を監禁し虐待し続ける母親。地下室で鎖につながれ、鞭で折檻を受け続けた生活は40年に及び、母親の死でやっと解放されたものの、鏡に映った自分の姿は異形の怪物であった。人間的な生活を送ってこなかった彼は、欲望のままに行動、腹が減れば猫を殺して喰い、売春婦を見ては欲情しはだけた胸にかぶりついてそのままなぶり殺してしまう。ある意味、人間社会に適合できない彼は被害者ですが、どうしようもない。生い立ちといい、怪物化する感じは『恐怖のいけにえ』のそれと通じるものを感じます。





コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://thehorrormovies.blog55.fc2.com/tb.php/327-17674de7
    この記事へのトラックバック


    最新記事