フェイズⅣ 戦慄!昆虫パニック

2015年11月18日 00:37

フェイズⅣ01
【原題名】PHASEⅣ
【製作】ポール・B・ラディン
【監督】ソウル・バス
【脚本】メイヨ・サイモン
【撮影】ディック・ブッシュ
【音楽】ブライアン・ガスコース
【出演】ナイジェル・ダベンポート、マイケル・マーフィ、リン・フレデリック
1973年/イギリス映画/83分


【STORY】
宇宙で起こった異変によってアリが突然変異、周りの生物を攻撃しアリ以外の生き物を排除しつつあった。その異変に気付いた生物学者のハッブズ博士は謎を解明するために、言語学者のレスコとともに砂漠の研究施設で実験を開始する。その地では、奇妙な構造物やミステリーサークルが現れていて、アリの仕業と考えた博士らは、アリたちと交信しようと試みる。しかし、アリたちは研究施設の攻撃を開始、博士らは強力な殺虫剤を散布するが、それに耐性を持ったアリが出現、研究施設の内部にまで侵入してくるようになる。その後、アリに噛まれた博士は錯乱状態に陥り、アリの罠に嵌って死に、レスコは一人で女王アリを捜しに砂漠へ出ていく。


【REVIEW】
タイトルだけを見れば、この時代にありがちな生物パニックものかと思うが、内容は180度真逆の限りなくドキュメンタリーに近い、哲学的スリラー映画な感じ。これが唯一の長編映画監督作品になるソウル・バスの生み出した映像は、まるで演技を指導されたごとく動き回るアリたちの姿と、砂漠の中にポツンと浮かぶ銀色の半円ドーム型の研究施設、そして謎の構造物、などなど、実にアーティスティックで、その映像美は40年以上たった今でも色あせることはない。それだけでも見る価値ありかと思うが、ストーリーの方は起伏に乏しく、淡々とした流れに見入ってしまうか、もしくは眠気を感じてしまうかのどちらかでしょう。実際、娯楽映画としての魅力は薄く、個人的には黒いアリたちの集団が大挙して押し寄せ人間に襲いかかるパターンが大好きな層には(自分もそうですが)受けない内容です。実際、アリに襲われる犠牲者も少なくショックシーンも控えめ(まあ、その辺は狙っていないでしょうが)、アリに噛まれてから常軌を逸していく博士の狂気ももう少し激しかったら面白かったのになあ・・・とか思ったりします。

フェイズⅣ02

フェイズⅣ03





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