ファンハウス 惨劇の館

2015年11月26日 16:35

ファンハウス01

【原題名】FUNHOUSE
【製作】デレク・パワー、スティーブン・バーンハード
【監督】トビー・フーパー
【脚本】ラリー・ブロック
【撮影】アンドリュー・ラズロ
【音楽】ジョン・ビール
【特殊メイク】リック・ベイカー
【出演】エリザベス・ベリッジ、クーパー・ハッカビー、マイルズ・チャピン、ラルゴ・ウッドラフ、シルビア・マイルズ、ウィリアム・フィンレイ
1981年/アメリカ映画/96分


【STORY】
年に一度、町にやってくるカーニバルに出かけたエイミーら4人の若者たち。夜中になり、そろそろ閉園というころになって、4人はお化け屋敷で一夜を過ごそうということになり、建物の中に隠れて時を待つ。カップルに分かれていちゃついていたが、ファンハウスの地下でフランケンシュタインの仮面を被った男が女占い師を殺害する所を目撃してしまい、状況は一変する。この男の父親に覗き見していることを感づかれ、4人は殺人鬼親子に追われる羽目になる。


【REVIEW】
80年代前半、スラッシャームービー全盛期にフーパーが撮った王道を行く殺人鬼映画。悪乗りしすぎた若者たちが、無残に殺されていくのに加えて、舞台をカーニバルのお化け屋敷(ファンハウス)に限定し、閉鎖された空間での追いつ追われつの攻防に絞ったのがミソ。出口が封鎖されてしまい、逃げ惑うでしかない若者たちを殺人鬼が容赦なく追い詰めていくわけだが、このフランケンマスクの男が仮面を取ったら、なんともおぞましいフリークス顔というのがまた強烈。リック・ベイカーが造形したその異形な風貌は一度見たら忘れられない(というか、夢に出てきそうな)インパクトで、この辺フーパーの悪趣味ぶりが全開といった感じで、個人的には好きな1本です。

物語は、前半を手品や占い、見世物小屋やストリップといったカーニバルの出し物を順番に見ていくわけだが、このなんとも言えないローカルでいかがわしい感じがまた良く(主人公のエイミーの父親が「カーニバルには行くんじゃないぞ」と忠告したり、いかにも不道徳な感じがいいのです)、後半は、その同じ舞台で自分たちがリアル殺人鬼に追われて、殺人ショーの一部と化してしまうのがなんともシュール。見世物小屋に出てくる本物のフリークスな動物やホルマリン漬けの奇形児(こいつが、殺人鬼の死んだ弟という設定が、なんともやりきれないが)が不気味さをさらに盛り上げています。

悪魔のいけにえ』ほどぎらついてはいないが、スラッシャー映画としては安心して鑑賞できる水準の出来。クライマックスのフリークスとの対決シーンも長めに撮られていて満足度は高い。冒頭の『サイコ』のパロディシーンはご愛嬌ということで。

ファンハウス02

ファンハウス03







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