バイオ・インフェルノ

2015年12月15日 21:58

バイオ・インフェルノ01

【原題名】WARNING SIGN
【製作】ジム・ブルーム
【監督】ハル・バーウッド
【脚本】ハル・バーウッド、マシュー・ロビンス
【撮影】ディーン・カンディ
【音楽】クレーグ・サガン
【出演】サム・ウォーターストン、キャスリーン・クインラン、ジェフリー・デマン、リチャード・A・ダイサート、ヤフェット・コットー
1985年/アメリカ映画/100分


【STORY】
ユタ州の農村地帯にある科学研究所バイオ・テックでは、農業技術の研究が行われていたが、ある日、偶然が重なり、所内で細菌が漏れ出てしまう。警備担当のジョニーは、緊急時の手順に従い、研究所を封鎖して救援を要請する。所内には研究者や職員らが多数閉じ込められたままで、安否を気遣う家族らが研究所に詰めかけるが、やってきた軍によって立ち入り禁止となり中の様子は窺えない。ジョニーの夫で保安官のキャルは、妻の身を案じ、研究所を辞めたフェアチャイルドという男のもとへ助けを要請する。その頃、所内では細菌に感染した人々の様子がおかしくなり、正常な人間を襲い始めるのだった。


【REVIEW】
研究所で発生したバイオハザードの恐怖を描いたパニック映画。農業研究とは表向きで、極秘に進められていたのは細菌兵器の研究。未知のウィルスを扱っていた最中に、誤って割れた試験管から感染が始まり、この菌に侵された人々は攻撃的かつ破壊行動に走り始める。この姿が、ゾンビ映画を想像させていたのだが(個人的には)、襲いかかっても噛みついたりはせず、殺そうとするだけなので、ゾンビ映画ではないのです。外部では事態を密かに処理しようとする軍部と対立する住民たち、研究所内では感染者と生存者の攻防が描かれていて、非常にわかりやすくかつ安定したストーリーの流れで、細菌パニック映画としては標準的な出来栄えだ。感染者が群れを成して襲ってくる姿はなんとも言えず不気味で、逃げ場のない封鎖空間でのサスペンスの盛り上げも成功していると言えます。ただ、ホラー映画としてのテイストは薄めで(ゾンビじゃないしね)、あんまりグロシーンがないのも個人的には物足りないところかなと感じたりもして・・・。

雰囲気的にはロメロの『ザ・クレイジーズ』を連想したりもしましたが、そこまで感染者たちの行動が狂っていないのが本作を地味に感じさせる一因化も。本作では、解決の糸口をつかんで一応ハッピーエンドに向かいますが、『ザ・クレイジーズ』なんて、全てが破滅に向かっていってしまって、そのやりきれなさがなんとも言えない余韻を生んでいたのですが、バッドエンドが嫌いな人もいると思うので、その辺は人それぞれお好みということで。しかし、何よりも嬉しかったのは、今になってDVDで発売されたのが感激!“映画ファンからのリクエストを実現するリクエスト・ライブラリー第7弾作品”ということですが、こういった取り組みは、どんどんやっていって欲しいなあーと思います。

バイオ・インフェルノ02

バイオ・インフェルノ03




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