マッキラー [HDリマスター版 Blu-ray]

2017年03月07日 03:14

マッキラー03

【原題名】DON'T TORTURE A DUCKLING
【製作総指揮】レナート・ジャボニ
【監督】ルチオ・フルチ
【脚本】ルチオ・フルチ、ロベルト・ジャンヴィッティ、ジャンフランコ・クレリチ
【原案】ルチオ・フルチ、ロベルト・ジャンヴィッティ
【撮影】セルジオ・ドフィッティ
【音楽】リズ・オルトラーニ
【出演】フロリンダ・ボルカン、トーマス・ミリアン、バーバラ・ブーシェ、イレーネ・パパス
1972年/イタリア映画/108分


【STORY】
南イタリアの田舎町で少年の連続殺人事件が発生する。地元警察は当初、身代金を要求してきた知恵おくれの青年を逮捕するが、殺人とは無関係と分かり釈放、次にジプシー女のマッキラーが怪しいとして逮捕する。しかし、彼女もアリバイが証明され釈放するが、納得のいかない被害者の父親らはマッキラーをリンチにかけ、死に追いやる。事件は終わったかに思えたが、またもや少年が殺され町は恐怖におののく。新聞記者のマルテッリと一時容疑者と疑われた金持ちの娘パトリツィアは協力して犯人探しを始める。


【REVIEW】
2015年の1月に当ブログでも紹介している『マッキラー』だが、めでたくブルーレイ化されたので再び鑑賞。DVDをすっ飛ばして、VHS→BDだが、製作年度が1972年とかなり古いため、それほど高画質という感じはしないが、南イタリアという陽気な土地で起こる陰湿な殺人事件の対比は、テレビの画面からも迫力十分に感じられ、やっぱり再発売されて良かったと感動の作品です。

間違った容疑者ばかりを逮捕して全く役に立たない警察や、記者の推理も大雑把で、ミステリーとしては凡庸だが、フルチ作品としては珍しく物語が破たんしておらず、最後までじっくり楽しめる作品。さらに、呪いの言葉を吐き、泡を吹く熱演を見せるフロリンダ・ボルカンの壮絶なリンチ場面や、子供でも容赦なく見せる殺人シーン、そして最後の顔面を岩肌で削られながら落下していく場面と(しかも火花までスパークしながら・・・!)、やっぱりフルチならではの残酷描写も散りばめられていて飽きさせないし、ハイウェイをバカンスを楽しむために家族連れの車が往来する側で、マッキラーが息絶えていくシーンはなんともやりきれない感じがあふれ出していて涙を禁じ得ない名場面で、見どころは多い。

そして、再確認できたのは、バーバラ・ブーシェの美しさ!父親の故郷にやってきたものの地元住民とは馴染めず、殺人事件の容疑者と疑われるヤク中という微妙な設定で、おまけにオールヌードで少年を誘惑したりとかなり大胆な行動に出たりもするが、小悪魔的な魅力全開で、彼女を見るだけでも価値ある映画じゃあないでしょうか(もちろん、それだけではないですが)。とにかく、長らく封印されていた本作が再び流通されるようになったのは嬉しい限りで、フルチファン以外にもおススメしたい1本。

マッキラー02

マッキラー01




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