謎の映画

2017年10月14日 14:14

謎の映画01

出版社:洋泉社
ページ数:217頁
発行日:2017年2月24日
編:山崎圭司+別冊映画秘宝編集部
定価:1,500円(本体)


・「サスぺリア」謎の39条

第一部 謎の映画人
 
第二部 謎の映画群

第三部 答えの出ない謎



“謎の映画”・・・、書名からして謎なんですが、それはストーリーであったり、登場人物であったり、製作スタッフであったり、そもそもその存在自体が謎であったりと、映画に関する不可解な事象を綴っていった感じの1冊。理解できない、劇中で説明がなされていない、経緯が全く分からない、というものは多々存在しますが、それを無視して映画自体を楽しむのもいいが、その謎にこだわって「これはどういう意味なのか!?」と考えて見直してみると新たな発見があって面白い。そういう、小ネタを収集してまとめあげた感じだが、その映画自体を知らなくても、興味をそそられるので、未見の映画に触れる楽しみもあります。

紹介されているジャンルは、やっぱりホラーを中心とした作品群で、まっとうな映画評論がされてこなかった謎の映画宝庫であることから、この辺は納得。しかし、巻頭がアルジェントの『サスぺリア』で、カラーでしかも15ページも使っているのはびっくり!(しかも、表紙もジェシカ・ハーパーだしね)昨年、パーフェクトコレクションのブルーレイが発売されたとはいえ、もう40年も前の作品が巻頭で特集されるなんて嬉しい限りで、さらにその次が『インフェルノ』って・・・。個人的には、ここだけでも読む価値ありかなと思った次第です。『インフェルノ』は、謎が多いというよりは、ほぼ謎だけで構成されたかのような映画、この本にはふさわしい!

しかし、ネットが網羅された現代では、調べれば大抵の事柄は出てくる時代、逆に分からないことの方が少ないのかもしれません。分からないから知りたい、理解できないから再度見て理解しようとする、起承転結がはっきりしていて映画の中ですべてが説明される映画より、さっぱり分からない謎が満載の映画の方が、後々記憶に残るのも事実。“謎”ってそれだけである意味魅力的な要素なのかも。






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