死霊館

2017年06月11日 00:23

死霊館01

【原題名】THE CONJURING
【製作】トニー・デローザ=グランド、ピーター・サフラン、ロブ・コーワン
【監督】ジェームズ・ワン
【脚本】チャド・ヘイズ、ケイリー・W・ヘイズ
【撮影】ジョン・R・レオネッティ
【音楽】ジョセフ・ビシャラ
【出演】ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン、ロン・リヴィングストン、リリ・テイラー
2013年/アメリカ映画/112分


【STORY】
1971年、ロードアイランド州の郊外の一軒家に夫婦と5人の娘のペロン一家が引っ越してくる。古いが広々とした屋敷に家族は喜ぶが、翌日から奇妙な出来事が起こり始める。まずは、飼っていた愛犬が急死し、家の中で奇妙な物音が聞こえる。真夜中に娘たちの部屋に誰かが入り込んでいる気配がし、時計は何故か3時7分で止まっていた。次第に強まる怪現象の連続に、身の危険を感じた妻のキャロリンは超常現象の研究家として有名なウォーレン夫妻を訪ね、助けを求める。

ウォーレン夫妻はペロン一家の屋敷に調査にやってくるが、透視能力を持つ妻のロレインは霊の存在を感じ取る。ペロン一家を救うには悪魔祓いを行うしかないと考えた夫のエドは、教会を動かすために確固たる証拠が必要なため、具体的な霊の存在を掴むため撮影機材を持ち込むが、そこで起こったポルターガイスト現象は想像を絶するものであった。やがて、すべての原因は、過去にこの地で自殺した魔女の存在であることが判明する―。

【REVIEW】
『ソウ』シリーズ、『インシディアス』シリーズの、ジェームズ・ワンが監督した実話を基にしたオカルト・ホラー。オカルト映画は、『エクソシスト』や『オーメン』など1970年代に一大ムーヴメントを巻き起こしたが、本作も舞台は1971年で、まさにドンピシャの時代設定。画面から漂う雰囲気も、その時代の空気が感じられ、古典的な幽霊屋敷の設定も違和感なく入り込めるのがいい感じだ。ポルターガイスト現象も、最初は穏やかながらも次第に激しさを増し、住人を恐怖に陥れていく描写が丁寧に描かれていて、目新しさはないが王道中の王道といった感じで、最後の悪魔祓いまで一気に見せてくれ、尺の長さが気にならないのもいいところ。

暗闇になにかが潜んでいる、不気味な音がする、などの怖がらせる要素は使い古されたものであるが、その使うタイミングや間の取り方が絶妙で、直接的なゴア描写はないものの、観客を驚かせるには十分な内容。この辺はジャパニーズホラーにも相通じるところがあると思うが、あえて、あまり見せない恐怖というものも怖いということが再確認できる。

もちろん、そのほかにも、恐怖に晒されるペロン一家の家族愛がベースになっていたり、それと同時にウォーレン夫妻の方の家庭の描写もあったりして、人間描写があることで映画に深みが増している感があります。今回の事件とは直接関係はないものの、あのアナベル人形のエピソードと、人形自体の不気味さもなかなかのもの(実際、この後にスピンオフ作品も製作されちゃいましたしね)!同じ話ワン監督でもあまり印象に残らなかった『インシディアス』と比べて、内容の充実度、観終わったあとの余韻の良さ、ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソンの2人が非常にはまり役であったことなども含めて、個人的にはこちらの『死霊館』の方が断然いいと思います。最近の幽霊屋敷モノでは最良の出来栄えでおススメの1本!

死霊館02

死霊館03





コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://thehorrormovies.blog55.fc2.com/tb.php/495-1c99e0ae
    この記事へのトラックバック


    最新記事