ポルタ―ガイスト(1982)

2017年09月24日 00:50

ポルターガイスト04

【原題名】POLTERGEIST
【製作】スティーブン・スピルバーグ、フランク・マーシャル
【監督】トビー・フーパー
【脚本】スティーブン・スピルバーグ 、マイケル・グレイス、マーク・ヴィクター
【撮影】マシュー・F・レオネッティ
【音楽】ジェリー・ゴールドスミス
【出演】クレイグ・T・ネルソン、ジョベス・ウィリアムズ、ヘザー・オルーク、ビアトリス・ストレイト、ドミニク・ダン、オリヴァー・ロビンス、ゼルダ・ルビンスタイン
1982年/アメリカ映画/115分


【STORY】
郊外の住宅地に住むフリーリング一家の末娘キャロル・アンは、ある晩放送が終わったテレビに向かって誰かと会話を始める。それ以後、独りでに物が動き回るなどの怪現象が起き、嵐の晩、庭の大木が怪物のように動き、寝ていたロビーを連れ去ろうとする。父親のスティーブがかろうじてロビーを助け出すが、今度はキャロル・アンの姿が消えていた。娘が行方不明になったのは怪現象が原因と考えた、スティーブと妻のダイアンは大学の超心理学を研究しているレシュ博士らに助けを求めるが、一家に起きている超常現象は博士らの手におえるものではなかった。一家を助けると決めたレシュ博士は、数々の幽霊屋敷事件を解決してきた霊媒師のタンジーナを呼び寄せる。


【REVIEW】
2015年にはサム・ライミの手によってリメイクもされた、元祖幽霊屋敷モノの1本。これを見れば、『死霊館』や『インシディアス』なんかのルーツは、まさにこの『ポルターガイスト』にあると分かる。部屋に置いてある物や家具が勝手に動いたり、ドアがスーッと開いたり、夜中に物音がしたリ―。それらの怪現象はやがてエスカレートしていき、ついには住人にまで危害を加えようとする。幽霊屋敷物の定番・王道のストーリーに、派手な特殊効果を散りばめた見せ場たっぷりの内容は、怖いというよりは、アドベンチャー要素と家族愛にスポットを当てた娯楽大作の趣が強い。これは、もちろん、プロデューサーのスピルバーグの功績によるところが大きい。

本作の監督はトビー・フーパーであるが、映画の内容にスピルバーグ色が色濃く出ていることもあるし(ホラーでなく、どちらかといえばファンタジー映画と言った方がしっくりくる)、売るためには当時(今もそうだけど)知名度で遥かに上を行くスピルバーグの名前を前面に出した方がそりゃお客を呼べるわけで、『ポルタ―ガイスト』=スピルバーグというイメージが染みついている。(DVDソフトの裏面にも、フーパーの名前は全くアピールされていない)なので、フーパーの作品群の中では極めて印象の薄い、異端な扱いをされがちな1本ではあるが、映画としての出来は悪くない。むしろ、フーパーの毒気とスピルバーグのエンタテイメント性がうまく融合した良質なSFファンタジーとして評価されてもいいと思う(スピルバーグも、もともとブラックな側の人ですけどね)。

映画的には、ちょっと蛇足的なラストの骸骨が地中からニョキニョキと出てくるシーンが一番ホラーっぽいとこですが、その骸骨死体がプカプカ浮かぶ泥まみれのプールにダイアンが2回も落ちて叫びまくるのが悪趣味でいいです。前半はキャロル・アンの救出作戦が主な内容だったのが、最後は妻のダイアンを執拗に怖がらせるのが見どころ。前途の死体プールに、異世界の怪物との遭遇、寝室では360℃ゴロゴロっと体ごと回転させられ、階段からは勢い余って突き落とされて体中アザだらけに。この、女性を執拗にいたぶる描写はやっぱりフーパー節がよく出ているなあとちょっと思ったりして。『悪魔のいけにえ』や『悪魔の沼』と比べれば、もちろんソフトな描写にはなってますが。

→リメイク版『ポルターガイスト


ポルターガイスト02

ポルターガイスト03









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