スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火

2017年09月28日 16:38

【製作】ジム・ロジャース
【監督】トビー・フーパー
【脚本】トビー・フーパー、ハワード・ゴールドバーグ
【撮影】レヴィー・アイザックス
【音楽】グレーム・レヴェル
【出演】ブラッド・ドゥーリフ、シンシア・ベイン、ジョン・サイファー、メリンダ・ディロン
1989年/アメリカ映画/97分


【STORY】
1955年、ネヴァダ砂漠で秘密裏に行われたサムソン計画という実験の被験者のブライアンとペギー夫妻は幼い息子を残したまま、謎の発火現象で焼死する。その息子サムは、何も知らぬまま大人になり、高校教師として普通に暮らしていたが、ある日指先から炎が噴き出す。その後も自らの体からの発火現象に悩まされるサムは、調査を進めていくうちに、両親の参加した実験の当事者の一人ニーナ博士と会い、自分の出生の秘密を知る。


【REVIEW】
『悪魔のいけにえ』のフーパーが監督と脚本も兼任して挑んだ題材は、なんと“人体自然発火現象”。内容的には『X-ファイル』のような超自然的なテーマながら、原因は政府が隠れて行っていた核実験の影響で、どちらかといえばクローネンバーグが得意とするような科学によって運命を狂わされた人間の悲劇が主軸になっているのが、従来のフーパー作品群とは少し異なった感じ。それでも、やたらめったらと(しかも唐突に)出現する炎には驚かせられるし、燃えながら暴走する主人公の切れっぷりなどはフーパーっぽい。

さて、デビュー作でホラー映画史に残る大傑作を作ってしまったフーパーにとっては、その後に送り出したどの作品も「悪魔のいけにえと比べると~」という呪縛からは逃れられていないのがそもそもの不幸であるわけで、『~いけにえ』と比較しなければ、そんなに酷い作品ばかりではない・・・が、本作はどうでしょう?意味もなく突然襲ってくる殺人鬼も、宇宙から飛来してきたエイリアンも登場しない本作は、科学実験によって運命を翻弄される人間のヒューマンサスペンス・・・としては悪くない出来だろうけれども(ラストが、なんだか唐突に終わってしまう感は否めないが―)、どうしても、“人間がいかにして火を噴き出すのか”とか、無残に焼け死んでいく様はどうだ”とか、そっちの方に興味が行ってしまうのも事実。途中、あまりにもバンバン火が噴き出まくるので、それに慣れてしまい怖さも中途半端になってしまっているのは、やっぱり何でもやりすぎるフーパーの良くも悪いところかもしれません。でもまあ、「とにかく人から火が出て燃える映画が撮りたかった・・・!」という気持ちだけは伝わってきましたわ。あと、物語に関係なく焼死するジョン・ランディスが笑えます。






コメント

  1. あゆ | URL | -

    Re: スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火

    突然の訪問、失礼いたします。
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