南海1 特集/VHSの現在

2018年01月18日 11:21

南海01

出版社:ロウバジェット
ページ数:58頁
発行日:2014年7月31日
編集・デザイン:桜井雄一郎
定価:500円


・「VHSテープを巻き戻せ」
・ジョシュ・ジョンソン監督への12の質問
・知られざるカバー・アート職人の職人たち
・知っていますか?VHSのアーカイブ ビデオ博物館
・これが定番!お宝ビデオの世界
・ビデオ博物館 小坂裕司さんインタビュー
・ビデオの深~い話 ①VHSは壊れない   ②ケースもいろいろ
・超レアVHS×21選


映画雑誌『南海』の存在は、確かツイッタ―で知ったのかな?その辺は記憶も曖昧で、定かではないんですが、現在3号まで刊行されている、判型はちょうど手帳のバイブルサイズくらいのミニコミ誌。その創刊第1号は、VHSにスポットを当てたもので、映画『VHSテープを巻き戻せ』の監督ジョシュ・ジョンソンへのインタビューと、ビデオ博物館を運営している小坂裕司氏へのインタビューがメインになった作り。映画メディアの主流がVHSからDVDやブルーレイに移行した今現在でも、VHSを収集したり、再評価したりする動きを追っている。

個人的には、後半のビデオ博物館が特に面白く、ビデオデッキが家庭に普及したころ~80年代のビデオバブル~DVDに取って代わられる頃をリアルタイムで体験してきた同年代ならではの共感できるところがツボにはまり、本当に「そうそう、分かる分かる」と相槌を打って読んでしまった。また、小坂氏が脱サラしてから、ビデオを収集しそれをレンタル業としていく過程のエピソードも面白く(本当に、あらゆる都道府県に足を延ばして収集しているんだな、と)、趣味を職業とする楽しさと大変さを味わいつつも両立されているのが分かる。読んでいて思ったのは、自分は映画は好きだが、VHSやDVDといったメディア媒体事態も好きだということ。それを収集するのも楽しいし、その流通過程や、それに関わっている人の話を聞くのも面白い。

VHS自体は、ビデオデッキの生産も終了しているし、いずれは消えゆく媒体であろうが、DVDで再発売されずにビデオでしか見られない作品もまだまだ数多く存在している。それらを探し求めている人々がこの世に存在し続ける限り、VHSビデオは生き続けるだろうし、もしかしたらアナログレコードのように復活したりするかもしれない。貞子だって、媒体を変えて出現しているけれども、一番しっくりくるのはやっぱり“呪いのビデオ”だと思うしね。


※小坂氏の運営している、VHSネットレンタルのHPはこちら→ 『K-PLUS

※『南海』自体は書店取次を通していない直販雑誌なので、下記HPにて販売店のご確認を
 →『映画雑誌「南海」 NANKAI the movie magazine




コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://thehorrormovies.blog55.fc2.com/tb.php/542-100b302f
    この記事へのトラックバック


    最新記事