死霊のえじき:Bloodline

2018年02月14日 17:06

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【原題名】DAY OF THE DEAD:BLOOD LINE
【製作】ジェームズ・デューデルソン、ラティ・グロブマン、クリスタ・キャンベル
【監督】エクトル・エルナンデス・ビセンス
【脚本】マーク・トンデライ、ラース・ジェイコブソン
【出演】ソフィー・スケルストン、ジョナサン・シェック、ジェフ・ガム
2017年/ブルガリア映画/90分


【STORY】
大学の医療センターでロッターと呼ばれるゾンビの研究をしている医学生のゾーイは、患者のマックスという男に強姦されそうになるが、マックスがゾンビに襲われて、ゾーイは助かる。数年後、ゾンビの群れから隔離された軍の施設に身を寄せ、ゾーイは研究を続けていた。ある日、施設内で伝染病にかかった少女を救うため、ゾーイと軍人らは薬を求めて施設外へ出かけていく。医療センターで、目的の薬を手に入れて一行は施設へ帰るが、そこでゾーイを見つけたゾンビ化したマックスが忍び込んでくる。

【REVIEW】
ジョージ・A・ロメロの初期リビングデッド3部作の最後『死霊のえじき』のセカンドリメイク作。1回目は、2008年にスティーブ・マイナー監督で製作された『デイ・オブ・ザ・デッド』で、全力疾走のみならず、壁を伝ってきたり、銃を撃ってきたりとかなりアクティブなゾンビが登場、で、リメイク2回目の本作では、主人公の女性を生前のみならず、ゾンビとなった後も食べずにひたすらすり寄ってくるストーカータイプのゾンビが登場・・・!ロメロの『死霊のえじき』で登場した“バブ”をモチーフにしたキャラクターのようだが、ローガン博士の仇討を成し遂げ他のゾンビとは一線を画したバブとは違って、ひたすら女の尻を追いかけていくゾンビ“マックス”。その志の低さが全てを物語っているようで、ロメロ作品には到底及ばない(比べるのも悲しくなるくらい)、普通のゾンビ映画の出来栄えとなっている。

主人公のゾーイはオリジナルのサラと同様、ゾンビの研究を続けているが、彼女に振り回されて生き残った者たちが悲惨な末路を迎えてしまうのがそもそもストーリーとして弱点。一人の少女を救うため、薬を取りに行って、隊員が犠牲になり、ゾンビのマックスを施設内におびき寄せてしまい、いったん拘束するが、逃げられてその後は内部の人間が襲われまくり。オリジナルでもあった、研究用ゾンビの捕獲場面でも失敗して犠牲者発生、ラストでは、マックスから血清を作り出してゾーイの恋人は助かるが、あれだけ犠牲者出しておいて、ハッピーエンドとは言い難い悲惨な話なのでは!?

また、ロメロ作品であった画面からでも伝わる重苦しい雰囲気、人間同士の争いや確執といったドラマ性は本作ではほとんど見られず、普通のホラー・アクション映画に仕上がっている。内臓を掴み出したり、喉元を噛み千切ったりと、ゴア度はけっこうあるので、ゾンビ映画としては平均点を突破していると思うが、いかんせん、『死霊のえじき』のリメイクと名乗ってしまった以上、比較されるのは仕方がなく、比べてみてどうだったかと言えば、やっぱり到底及びませんよ・・・!というしかない。個人的には、2008年版『デイ・オブ・ザ・デッド』にも負けているなあ、と思う。ゾンビ映画がとにかく好きなら見てよし、そうでないのなら別に見なくても問題なし。

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