地獄の貴婦人

2018年02月16日 02:48

地獄の貴婦人02

【原題名】LE TRIO INFERNAL
【監督】フランシス・ジロー
【脚本】ソランジュ・ファスケル、フランシス・ジロー、ジャック・ルーフィオ
【音楽】エンニオ・モリコーネ
【出演】ミシェル・ピッコリ、ロミー・シュナイダー、マーシャ・ゴムスカ
1974年/フランス、イタリア、西ドイツ映画/101分


【STORY】
弁護士のサレと情婦のフィロメーヌは、共謀して結婚詐欺まがいの悪事を働いていた。病弱な老人とフィロメーヌが結婚、老人に保険に加入させて死後保険金を頂くというもの。フィロメーヌの妹カトリーヌも呼び寄せたあとは3人一緒になり、金が尽きては新しいカモを見つけては同様の手口を繰り返していた。あるとき、悪事に加担していた男から強請られたサレはその男と連れの女を銃殺、姉妹とともに死体をバスタブに入れ硫酸で跡形もなく溶かしてしまうのだった。

【REVIEW】
1930年代に実際に起こった事件をモチーフにした犯罪サスペンスものだが、スプラッタームービーのジャンルでも取り上げられることもしばしば。映画全体は、悪事を積み重ねていく3人の行動を、エンニオ・モリコーネの軽快な音楽に合わせて描いていて、印象はとても明るい(何度も繰り返される結婚式の様は、ほとんどコメディーのよう)。しかし、この映画が今でも忘れられない存在になっているのが、問題の死体処理場面。1階から2階へ死体を引きずりながら運ぶところ、バスタブにドブドブ硫酸を流し込むところ、そしてドロドロに溶けた死体をバケツで庭まで運んで埋めていくところ、全てが淡々と作業をこなしていてそれが逆に異様な迫力を生み出している。勿論、70年代の作品でリアルな描写は少ないが、それでも、バケツに入った溶けた死体と同じようなミートパスタを作業の合間にモリモリと食べる場面は圧巻(これは、後にジョー・ダマトの『ビヨンド・ザ・ダークネス』でも引用されている)。下着姿の上に作業用のエプロンを付けて死体を処理する、ロミー・シュナイダーの美しさも格別(昔、VHSやLDでで発売されていたジャケットが忘れられないです)。

地獄の貴婦人01

地獄の貴婦人03




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