リング0 バースデイ

2018年05月29日 20:43

リング001

【監督】鶴田法男
【脚本】高橋洋
【撮影】柴主高秀
【音楽】尾形真一郎
【出演】仲間由紀恵、田辺誠一、田中好子、麻生久美子、若松武史、高畑淳子
2000年/日本映画/99分


【STORY】
昭和43年、母の死後、18歳の山村貞子は上京し、劇団の研究生になっていた。劇中のBGMに謎のノイズが聞こえ、関係者が同じ夢を見るなど、不可思議なことが続く中、稽古中に主演女優が謎の死を遂げ、貞子は研究生ながら代役に抜擢される。その頃、貞子の母、志津子の公開実験に関わったことで婚約者を亡くした記者の宮地彰子は、事件の真相を辿っていく中、劇団の貞子を発見する。貞子への復讐を誓う彰子は、公演初日の舞台であの公開実験の録音テープを関係者に流してもらう。その音源を聞き怯える貞子の側に、もう一人白い服の少女が現れる。怯える貞子は舞台から逃げ出す。

関係者の相次ぐ死亡は貞子のせいだとして、劇団員から集団リンチを受ける貞子。彰子と劇団関係者は貞子の父伊熊平八郎のもとを訪ねる。そこで判明する驚愕の事実。貞子は幼少期に2人に分裂、普通の人間として育った貞子と、人間に非ざるものの貞子。それを見た志津子は発狂し、平八郎は成長を薬で止め、幽閉していたのだった。しかし、人間の貞子を連れてきたことによって2人は合体、正気を失った貞子は自分を追い詰めた人間らを呪い殺していくのだった。

【REVIEW】
呪いのビデオテープの元凶・貞子の若き日を描いたリング番外編。母親の死後、貞子はどう生きていたのか、なぜ父親に殺され井戸に投げ込まれなければならなかったのか、など最初の『リング』に繋がる謎解きがなされる。他人とは違う自分の不可思議な能力に怯えながらも演劇に打ち込んだり、舞台裏方の青年と恋に落ちたりと、意外に普通の女性な感じでキャラクターが描かれていて、前半は本当に青春時代の貞子映画。しかし、後半は一転悲劇のラストへと突っ走っていく(なにせ、結末は決まっているのだ)。もう一人の貞子に乗り移られたところで、あの貞子に完全変態、その姿を見た人間はみな発狂死していくが、この辺がちょっとホラーな展開だが、それ以外はそれほど怖い場面はない。この辺、貞子を演じているのが仲間由紀恵で、どう見ても化け物になる貞子に見えず、なんだか別の映画を見ているような感じであった。また、貞子が2人に分裂していたというのも驚きというよりも、あまりにサラッと言ってしまうので、「そんなのあり!?」と突っ込むのも忘れてしまうくらいの展開。しかし、呪われた一人の女性の悲劇の物語としてみればけっこう面白く、なによりも仲間由紀恵の可憐で初々しい演技を楽しむのも悪くない。


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