ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ

2018年08月18日 11:38

ファイナルガールズ02

【原題名】THE FINAL GIRLS
【製作】マイケル・ロンドン、ジャニス・ウィリアムズ
【監督】トッド・ストラウス=シュルソン
【脚本】M・A・フォーティン、ジョシュア・ジョン・ミラー
【撮影】エリー・スモルキン
【出演】タイッサ・ファーミガ、マリン・アッカーマン、アダム・ディヴァイン
2015年/アメリカ映画/91分


【STORY】
マックスの母親アマンダは、スラッシャームービー『血まみれのキャンプ場』に出演していた女優だったが交通事故で死亡してしまう。それから3年後、友人に頼まれて『血まみれのキャンプ場』の上映会に渋々参加することになる。当日、マックスは友人らと劇場で鑑賞を始めるが、途中で火災が発生し館内はパニックになる。マックスらはスクリーンを破ってその裏の非常口から脱出しようとするが、そこは『血まみれのキャンプ場』の映画の中だった。

【REVIEW】
母親を亡くした娘が映画の中に入り込んでしまい、その中で出演していた母親と出会うという展開は割とありそうなストーリーだが、その映画が伝説のカルトスラッシャームービーだったというのが面白いところ。湖畔のキャンプ場にやってきた若い指導員たちが仕事そっちのけでいちゃつき始めると現れる殺人鬼。SEXした者は容赦なく殺されていき、最後に残った処女の娘が対決する・・・と、まんま『13日の金曜日』に代表される80年代スラッシャームービーのフォーマットを持ってきていて、さらに殺人鬼が過去に陰湿ないじめを受け大火傷を負って精神に異常をきたしていたというのももう大定番。その辺のくだりを、マックスの友人の兄が熱く語る場面も面白い。『スクリーム』なんかでもそうだけど、ホラー映画マニアな登場人物がマニアックな映画を熱く語る場面に思わず共感してしまったりするのは、普段の日常でもありがちな場面だからかも。まあ、大抵現実では周囲にその熱さが伝わらずに終わってしまうのがほとんどなんだけれども。

で、映画の方は、なんとか現実世界に戻ろうとあれこれ考える友人たちと、再会した母親と離れたくないマックスの話が並行して描かれ、ファイナルガールズが2人居ては殺人鬼は倒せないと分かった母親が自ら犠牲になっていくあたりはちょっと感動してしまうところ。そんでもって、急にパワーアップしたマックスが殺人鬼の首を鉈でスパーンと撥ねるとエンドクレジットが流れ、気が付くとそこは病院のベッドの上だった。で終わりなんだけど、最後のオチの「続編があった!」もニヤリと笑える。肝心の殺しの場面があっさりしていて、ゴア度を期待すると肩透かしを食らってしまうが、“B級ホラー映画のあるある”を見つけながらのんびり楽しむには丁度いい1本。

ファイナルガールズ03

ファイナルガールズ01






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