ザ・リング リバース

2019年07月14日 12:10

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【原題名】RINGS
【製作】ウォルター・F・パークス、ローリー・マクドナルド
【監督】F・ハビエル・グティエレス
【脚本】デヴィッド・ルーカ、アキヴァ・ゴールズマン
【原作】鈴木光司
【撮影】スティーヴ・ミルコヴィッチ
【音楽】マシュー・マージェソン
【出演】マチルダ・ルッツ、アレックス・ロー、ジョニー・ガレッキ、ヴィンセント・ドノフリオ
2017年/アメリカ映画/102分


【STORY】
恋人のホルトとの連絡が急に途絶えたことで不安にかられたジュリアは彼の在籍している大学を訪ねるが、皆よそよそしくホルトの行方を語りたがらない。唯一話を聞いてくれたスカイという学生の家に付いて行ったジュリアはしきりにビデオを見てくれと言われるが、偶然連絡の取れたホルトから「ビデオは絶対見るな」と言われる。ビデオを見るのを拒絶したジュリアはスカイと言い争いになり、別室に逃げ込むがその間にスカイはテレビ画面から出てきた何者かに呪い殺されていた。ホルトと合流したジュリアは、ホルトとスカイが大学の研究室で呪いのビデオを見る被験者になっていたことを知り、ホルトの呪いを解くために、自身もビデオのコピーを見てしまう。ビデオを見てから7日後に必ず死ぬという呪いの謎を解くために、二人はビデオに映っていた女性の出身地へ向かう。

【REVIEW】
ハリウッド版リメイク「リング」シリーズの第3作目。『ザ・リング』『ザ・リング2』とは出演者は入れ替わり、話も直接的な繋がりは無くなっている。偶然、呪いのビデオを見てしまったカップルが呪いを解くべく、そのルーツを探っていくという展開は、オリジナルの『リング』に近いものがあり、ハリウッド版貞子にあたるサマラの亡骸を探し当てるという流れも同じだ。ただ、最初はビデオのVHSテープだったものがコピーされパソコンやスマホで再生されるようになり、サマラは薄型の液晶テレビから身を乗り出してきて時代の流れは感じられる。映像のコピーもワンクリックで作成できてしまうし超簡単だ。しかし、目新しいのはそのくらいで、肝心の怖さをどうかと言われると、悲しいかな全然怖くないのだ。

もう貞子もサマラもどうやって登場してくるかは(これだけ「リング」シリーズが有名になってしまえば)、皆知っているだろうから隠してもしょうがないんだけども、本作では最初にスカイが死ぬ場面で出てきてそれ以降はサマラは登場しないのはいただけない。日本版オリジナルの『リング』があれだけ恐ろしかったのは、幽霊のようであった貞子がテレビ画面から乗り出てきて実体化し、その見開いた眼のドアップを見た真田広之が悶絶死する場面が最後にあったから・・・!助かったと思わせておいて、最後に一番恐ろしい場面を持ってきた『リング』を超える作品を作るのは並大抵の努力では難しいだろうけれども、折角作るんだったら、何か目新しい恐怖場面を創造してほしかったのが正直な感想。タイムリミットの7日以内に必ず死ぬ!という設定も後半は全く生かされていなかったしなあ。比較するのも野暮な話だが、やはり日本版オリジナル1作目の方が断然怖い。もう20年前の作品になるが、怖さは今見ても色褪せていない気がする。

キャッチコピーの「ハリウッドで作られたリングシリーズ史上、もっとも原作に忠実で、もっとも怖い。驚いた」という原作者鈴木光司の言葉もむなしく感じる。多分、あまりにも平凡すぎて、驚いたんじゃあないだろうか。キャストも印象の薄い俳優陣で寂しいが、ヒロイン役のマチルダ・ルッツが唯一そこそこ可愛いのが救いだろうか。


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