サスぺリアMAGAZINE

2019年07月18日 01:57

別冊映画秘宝サスペリア マガジン (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)

出版社:洋泉社
出版年月:2019年1月
著者:山崎圭司+岡本敦史+別冊映画秘宝編集部・編
ページ数:175頁
定価:1,300円(本体価格)


ルカ・グァダニーノ監督『サスぺリア』の世界

・ストーリー・ダイジェスト
・『サスぺリア』新旧魔女図鑑
・グァダニーノ版『サスぺリア』秘密のキーワード集
・ジェシカ・ハーパー インタビュー
・~ダリオとルカとアートホラー
・今年見たすべての映画を忘れてしまうくらいの衝撃にして、ホラー映画というジャンルそのものを殺してしまいかねない危険なパワーを持った革命的な暴挙
・妄想のドイツ、妄想の映画
・グァダニーノ版『サスぺリア』7人のクロスレビュー
・『サスぺリア』魔女の座談会
・ルカ・グァダニーノ インタビュー
・ルカ・グァダニーノ、『サスぺリア』への道
・地下で生き延びる者への制裁 ホロコーストとテロ活動と魔女崇拝と
・70年代イタリア映画と「鉛の時代」 政治テロと残酷娯楽映画の関連
・魔女とオカルト。古代から1977年にかけてのトリビア
・魔女の映画史
・フックとロックと『サスぺリア』~現代美術からの検証
・『サスぺリア』の音楽 トム・ヨークとゴブリン、その違いと70年代ホラー映画のサウンドについて


ダリオ・アルジェント監督『サスぺリア』回顧

・『サスぺリア』『インフェルノ』『サスぺリア・テルザ/最後の魔女』写真で見るアルジェント「魔女」3部作
・「3人の母」とは何か?アルジェントの志向した古くて新しい恐怖
・シリーズの名前だけが継承された鬼っ子傑作『サスぺリアPART2』
・偽『サスぺリア』にドンと挑戦!
・魔女映画は今も手をのばしてくる~3章からなる『サスぺリア』ショックと魔女映画の考察
・『サスぺリア』以前、以後~結末に代えて
・新旧『サスぺリア』画廊



ルカ・グァダニーノ版『サスぺリア』劇場公開と併せて発売された“まるごと1冊サスぺリア”というファンには堪らない内容のムック本。約3分の2がルカ版『サスぺリア』に費やされ、残りがアルジェント版だが、『インフェルノ』や『サスぺリア・テルザ』などの3部作にも言及されていて、旧作のファンにも嬉しいところ。リメイク版が公開されたことで、元のオリジナル版にもスポットが当たり見直されるのは良くあることだが、40年以上も前の映画なのに今もなおその魅力が色褪せていないのは、単純に考えても凄いことで、その辺は各執筆陣が色々と語ってくれているのでじっくり読んでほしい。

昔は、話題作が公開されるとこういった特集本がけっこう発売されていたけど、今ではあまり見かけなくなり(ネットの発達で需要が少なくなって、本の活躍する場が減ったからなんだろうけど)、あくの強い作品ではこういった解説本の需要はまだまだあるんじゃないかと思う。特に、ルカ監督やジェシカ・ハーパーへのインタビューなんか貴重だし(個人的には、このインタビューだけでも買う価値ありだと思っているし)、自分以外にもこの映画に熱く感じている人々が沢山いるんだと再認識できることが喜ばしいと思う。

なお、アルジェント版『サスぺリア』については、同じく洋泉社のムック本『謎の映画』でもけっこう取り上げられているので、興味のある方はコチラもどうぞ。






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