THE HORROR MOVIES~スプラッターからSFまで、B級怪奇映画のすべて

2019年08月28日 15:43

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出版社:近代映画社
出版年月:1985年7月
作品解説:安部弘、浦安二郎、大久保賢一、甲斐汎、北島明弘、久保田明、佐藤敦子、塩田時敏、谷俊夫、堤夏彦、富谷洋、森山京子、山口亮
ページ数:148頁
定価:1,280円(発売時)


【表紙】フロム・ザ・ダークサイド1
キャッツ・アイ、スペース・バンパイア、13日の金曜日/ニュー・ビギニング
クリープショー、悪魔の密室、エルム街の悪夢、ハウリング2
フェノミナ、死霊のはらわた
カラー・ミー・ブラッド・レッド、血の祝祭日、2000人の狂人
ゾンビ、マーティン/呪われた吸血少年、ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖
サスぺリア、サスぺリア2、インフェルノ、シャドー
ザ・ショック、サンゲリア
悪魔のいけにえ、悪魔の沼
ハロウィン、ローズマリー
バーニング、サランドラ
ゴースト/血のシャワー、ファンタズム
マニアック、血まみれ農夫の侵略
ドライブイン殺人事件、ドリラー・キラー、血の学寮
ファイナル・イグザム/惨殺の5日間、ブラッド・ピーセス/悪魔のチェーンソー、猟獣人ヒューモンガス
13日の金曜日、13日の金曜日PART2、13日の金曜日PART3、13日の金曜日完結篇
ザッツ・ショック、チルドレン・オブ・ザ・コーン、ザ・ビースト・ウィズイン、アローン・イン・ザ・ダーク
サイレント・ナイト デッドリー・ナイト、エクストロ、キャッツ・アイ、13日の金曜日/ニュービギニング
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド、ザ・クレイジーズ、マーティン
悪魔のシスター、キャリー
ラビッド、スキャナーズ
惨劇の館/ファンハウス、プロムナイト
悪魔の墓場、デアボリカ、呪いの館、地獄の謝肉祭
溶解人間、デビルスピーク、悪魔の受胎
ビデオドローム、ザ・キープ、ザ・センダー/恐怖の幻想人間、人喰いエイリアン
ゾンゲリア、死体と遊ぶな子供たち、死霊伝説、キャプテン・クロノス/吸血鬼ハンター
狼男アメリカン、ハウリング、スリラーゲーム/人狼伝説、スクリーミング/夜歩く手首
フランケンシュタインと地獄の怪物、ザ・フォッグ、シュロック、バスケットケース、地獄の犬/さけび
モンスター・パニック、アリゲーター
魔界からの逆襲、プレモニション/呪われた絆、人間ミンチ、悪魔のオペ
ピラニア、魔島、シーデビル
ナイトメアー・ワックス、エンター・ザ・デビル、フローズン・スクリーム、スカルプス
ウィッチング、墓場の館、ボーディングハウス、悪魔の部屋
魔鬼雨、ポルターガイスト
トワイライトゾーン/超次元の体験、デビルゾーン
デッドリー・スポーン、ミミズ・バーガー、原子怪獣と裸女、金星人地球を征服
戦慄!プルトニウム人間、巨人獣/プルトニウム人間の逆襲、暗闇の悪魔/大頭人の襲来、海獣の霊を呼ぶ女
吸血鬼ドラキュラ、吸血鬼ドラキュラの花嫁、帰ってきたドラキュラ、ドラキュラ 血の味
ドラキュラ’72、新ドラキュラ 悪魔の儀式、ドラゴンVS7人の吸血鬼、ドラキュラ 血のしたたり
吸血鬼の接吻、吸血狼男、吸血鬼サーカス団、血のエクソシズム ドラキュラの復活
フランケンシュタイン 死美人の復讐、フランケンシュタイン 恐怖の生体実験、妖女ゴーゴン、蛇女の脅怖
ミイラの幽霊、ミイラ怪人の呪い、原子人間、魔獣大陸
テラー博士の恐怖、がい骨、残酷の沼、呪われた墓
大アマゾンの半魚人、放射能X、人類SOS、フランケンシュタインの逆襲
血の唇、吸血鬼ブラキュラ、夢魔、悪魔の赤ちゃん
悪魔のはらわた、処女の生血、血のバレンタイン、ブギーマン
【裏表紙】カミング・スーン
◆ニューヨーク42丁目はホラー・ムービー・マニアの天国だ!
◆残酷と流血に賭けた男たち~マカロニ恐怖映画の系譜~
◆全解剖!!ブリティッシュ・ホラーの源流ハマー&アミカスの全て
◆ユニヴァーサル怪奇映画を背負った四人のスター


映画雑誌『スクリーン』の臨時増刊として発売されたホラー映画ムック本。後に再編集されたスクリーンネオブックスとしてB6サイズ・ソフトカバーのシリーズも発売されるが、この臨時増刊の方は大きめのA4判でシリーズ5冊まで刊行された。『死霊のはらわた』公開後盛り上がっていたスプラッタームービーをカラーページで大々的に紹介しながら、『悪魔のいけにえ』や『ハロウィン』『サスぺリア』といった名作、ビデオリリースで日の目を見ることとなったロメロやルイスの作品群、はては50年代のB級怪奇映画まで実に様々なジャンルの多種多様な作品を網羅したヴァラエティに富んだ内容となっている。

巻頭は、東京国際ファンタスティック映画祭の前身TAKARAファンタスティック映画祭の参加作品の紹介で、『スペースバンパイア』に『エルム街の悪夢』『クリープショー』など人気作品がズラリ。『新13日の金曜日』の邦題が決まっておらず『~ニュービギニング』の原題名で紹介されているのも時代を感じさせる。作品や監督、俳優の紹介、ストーリーの解説に加えて、大きめの判型を活かした紙面に血まみれカラースチルがバンバン掲載されていて、ビジュアル的にも大満足。なにせ、ホラーブームは盛り上がっていたものの、ネットなんか普及していなかった時代、情報を集める媒体はテレビか本くらいしかなかった(ビデオは、やっと普及しかかっていた頃)んで、まだ見ぬ映画の情報を求めて貪るように読んだ記憶があります。ちなみに、片田舎に住んでいた私は、近所の本屋に置いていなんで、現金書留でお金を送って通販で買ったんだが、手元に本が届くまで3週間くらいかかり、毎日学校から帰ってくるたび「いつ来るんだろうか」と毎日溜め息をついていました。今ではアマゾンでポチッたら1~2日で来るのとは雲泥の差でした。

紹介されているタイトルは本当に有名どころが多いが、後半になると少々聞いたことのない名前もちらほら。劇場未公開でビデオリリースのみの作品も多く、どんな映画なのか想像して楽しんでいたもんだが、MiMiビデオとか正和ビデオなんかは駄作・珍作も多数混じっており、ブームの乗って何でもリリースされていた時代を感じさせるところ。ただ、ビデオ止まりで、ディスク化されていない作品もあり、今では見る機会に巡り合えないある意味貴重な作品群かもしれない。

作品紹介のほかにも、監督別のプロフィール紹介、コラムなどの読み物もあり資料としても充実(シリーズ5冊で当時のホラー映画はかなり網羅できているんじゃないだろうか)。この本が無ければ、多分ここまでホラー映画が自分の人生で重要なポジションを占めることはなかったであろうと言い切れる、多大な影響を与えてくれたと言い切れる書物なのだが、30年以上が経過し、本の傷みが進んできているのが少々残念なところ。今では情報はネットでも気軽に集められるが、本のページをめくることにより当時の熱かった記憶も蘇ってくるのはやっぱり実物に触れることで得られるいいところ。たぶん、この『THE HORROR MOVIES』は死ぬまで手放すことはないと思うアイテム。



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