シャドー

2011年05月02日 05:58

シャドー06
【原題名】TENEBRE
【製作】クラウディオ・アルジェント
【製作総指揮】サルヴァトーレ・アルジェント
【監督】ダリオ・アルジェント
【脚本】ダリオ・アルジェント
【撮影】ルチアーノ・トヴォリ
【音楽】クラウディオ・シモネッティ、マッシモ・モランテ、ファビオ・ピニャリ
【出演】アンソニー・フランシオサ、ジュリアーノ・ジェンマ、ジョン・サクソン、ダリア・ニコロディ、クリスチャン・バーロメオ、ララ・ウェンデル
1982年/イタリア映画/101分


【STORY】
人気推理作家のピーターは新作「暗闇の祈り」のプロモーションのため、ニューヨークからローマへやって来た。彼がホテルに着くと、2人の刑事が待ち構えていた。万引きの常習犯の女が剃刀で切り殺され、死体の口には「暗闇の祈り」のページが詰め込まれていたという。その会話の最中、電話が鳴り、受話器を取ったピーターに犯人の不気味な殺人予告の声が響く。

予告通り殺人事件は次々に起こり、その手口は彼の小説から引用されていた。ピーターは犯人を突き止めようと独自に捜査を開始。やがて、書評家のベルティが怪しいと睨み、彼の邸宅に忍び込むが、ベルティもまた何者かに斧で惨殺されてしまう。身の危険を感じたピーターはエージェントのブルマーにローマを去ることを告げるが、そのブルマーも白昼の雑踏の中殺され、ピーターの婚約者も斧でメッタ切りにされる。犯人は一体誰なのか―。


【REVIEW】
『サスぺリア』の続編にあたる『インフェルノ』に続いて発表したのが本作。オカルト的な要素が満載だった前作に比べて、こちらはどぎつい残酷シーンがメインのジャーロになっています。ただ、スリラー映画としては評価はイマイチのよう。粗っぽいストーリー展開はいつものアルジェントと変わらないのですが、さすがにラスト犯人が分かる場面では「それは反則なのでは?!」と突っ込まれてしまうかも・・・。まあ、終盤、主要な登場人物がばったばったと殺されていき、ほとんどキャラが残らなくなるので、推理物としては弱いのも事実。

ただ、その分、剃刀やナイフ、斧にロープなど、様様な凶器で殺されるヨーロピアン・ビューティーの姿をゴブリン・サウンドに耳を傾けながら観るのが楽しいです。冒頭の万引き女、レズビアンのカップル、管理人の娘、主人公の婚約者・・・。よくまあ、これだけキレイな女優さんばかり集めたもんだなあ、と感心します。白と黒を基調にした画面に鮮やかな血糊が勢いよく飛び散り、ストーリーの弱さを補うビジュアルの強さが印象に残る映画です。

ラストの場面で、ジュリアーノ・ジェンマ演じる刑事の背後から現われるピーターの姿はは何度見てもドキドキします。そして、ピーターが腹から血しぶきを流しながら息絶えていくのを見て、絶叫を続けるダリア・ニコロディの叫び声で終わるエンドロールも忘れ難いです。






コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://thehorrormovies.blog55.fc2.com/tb.php/72-9078fdc1
    この記事へのトラックバック


    最新記事