シネマニア100 本当に怖い映画100本 VOL.2

2020年11月12日 09:11

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出版社:KADOKAWA
出版年月:2019年10月
ページ数:120頁
定価:1,500円(本体)


・怖い映画キーアート
・映画マニアに聞いた!本当に怖い映画100本
・観たらCHECK!全100本リスト
・2014年版ランキングTOP100
・ランキング圏外の必見タイトル
・2019年11月以降公開&リリースの怖い映画を先取り こんな恐ろしい映画があなたを待っている
・映像化作品で読み解くスティーヴン・キングの世界
・ジョージ・A・ロメロの“オブ・ザ・デッド”よ、永遠なれ!+ゾンビ映画は[×〇〇]でおもしろくなる!
・M・ナイト・シャマラン あゝタマらん!
・ホラー映画の名匠20選+α
・貞子、呪い拡散の歴史
・『ハロウィン』シリーズ 物言わぬ殺人鬼ブギーマンの血まみれの足跡
・ジェームズ・ワンが誘うホラー迷宮を探訪 『死霊館」ユニバースへようこそ
・『ソウ』から『ジグソウ:ソウ・レガシー』まで シリーズ全作徹底“ソウ”査
・シリーズ徹底解剖 『エイリアン』恐怖の根源を探る!
・『チャイルド・プレイ』シリーズ 殺人人形チャッキーのマーダー・ヒストリー+チャッキーだけじゃない!怖い人形博物館
・『クワイエット・プレイス』に続け!? ○○してはいけない映画27選
・本当にあった呪われた映画の話


2014年刊行の『シネマニア100 本当に怖い映画100本』の続編。5年でランキングがどのように変わったかがまず気になるところだが、1位は不動の『リング』。2位3位は『エクソシスト』「シャイニング』が入れ替わっているものの変わらずランクイン。4位が『チャイルドプレイ』で、そして5位には『ヘレディタリー/継承』が初登場。以下『エイリアン』『ジョーズ』『悪魔のいけにえ』『呪怨 劇場版』『ソウ』と有名どころがランクインしている。意外にトップ10にはゾンビものが1作も入っていないのが不思議だが、『ゾンビ』は17位、『死霊のはらわた』は18位、『死霊のえじき』が29位、『バタリアン』が30位と票がばらけてそれぞれの位置にいるのかもしれない。こういったランキングはその年に公開された新作の出来栄えなんかによっても変わるし、人によっても評価はバラバラだが自分の中では低いものが上位に来ていると興味深かったりする。まあ、“怖い”映画と“好きな”映画はまた別物だったりもするんで、とりあえず参考程度に見ておくのがいいと思います。

その他特集ではスティーヴン・キングやシャマラン関連の特集などがあるが、個人的にはロメロ没後で組まれたゾンビ特集がやっぱいいい。7ページほどの特集だが、ロメロのフィルモグラフィやゾンビ映画ヒストリーなんかもあって、いろいろと賑やか。ゾンビ映画ってリビングデッドが登場すればいろいろなパターンが作れるんで、多種多様なジャンルのゾンビ映画が作れてしまうのでそれを見ているだけでも楽しかったりする。全力疾走系とかパロディ系とかPOV系とか、細分化されているけどそういった細かいこだわりみたいなのが大事だったりする。

あと貞子の特集もあるが、登場してから約20年でかなり内容も変わっているのが分かり、当初の呪いのビデオから現在では呪いの動画になり、観たら死ぬから撮ったら死ぬと、いろいろと条件も変わってきている。いまの10代なんかはビデオテープなんか見たことも触ったこともない人が多いだろうけど、呪いのビデオが登場したときのインパクトは凄かったんだけどあんまり伝わらないんだろうか。やっぱり実物があるのとないのではだいぶ実感が違うと思うんだけど、『リング』は見たことのない人はやっぱり一度は見ておくべき作品だと思います。ビデオってねえ、なんとなく独特の如何わしさみたいな感じがして良いんだよね。




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