恐怖のいけにえ

2011年07月12日 23:16

恐怖のいけにえ01
【原題名】THE UNSEEN
【製作】アンソニー・B・アンガー
【監督】ピーター・フォレグ
【脚本】ピーター・フォレグ
【原案】キム・ヘンケル、スタン・ウィストン、トム・バーマン、ピーター・フォレグ
【撮影】ロベルト・ケサダ
【音楽】マイケル・J・ルイス
【特殊メイク】クレイヴ・リアドン
【出演】バーバラ・バック、シドニー・ラシック、スティーヴン・ファースト、レリア・ゴルドーニ、カレン・ラム、ロイス・ヤング
1980年/アメリカ映画/91分


【STORY】
TVレポーターのジェニファーは女性ばかりのスタッフ3人で、地方都市ソルバンクでの祭りの取材に来ていた。しかし、あいにくホテルはどこも満室で、途方に暮れていたところ、知り合ったケラーという中年男性の屋敷に泊めてもらうことになる。ケラーはおとなしい妻バージニアと2人で白い屋敷に住んでいた。ジェニファーはカメラマンのカレンと取材に出かけ、体調を崩していたアシスタントのビッキーは1人屋敷に残る。先にカレンが屋敷に戻ってくるが、ビッキーの姿がない。不審に思い探すカレン。しかし、ビッキーはすでに、屋敷の通風口に潜む何者かに殺されており、カレンも同じ人物に惨殺される。そして、最後に戻ってきたジェニファーにも魔の手が忍び寄る!

【REVIEW】
原案に『悪魔のいけにえ』のキム・ヘンケルが参加していたことにより、邦題は『恐怖のいけにえ』。しかし、原題名が示すように、UNSEEN=見えざる者がこの映画の主役だ。田舎の静かな白い一軒家に住む夫婦。一見、どこにでもいる普通の家族に見えるが、この2人実は兄妹で、兄のケラーはその昔に妹のバージニアを犯し続け、子供を身ごもらせていた。その事実を知った父親に去勢されかかかると、逆に殺して、自分は妹を妻として何食わぬ顔で暮らしていたのだった。さらに、その時にできた子供(ジュニア)を地下室に閉じ込め、動物を扱うかのごとく育てていた―。

そんな秘密を隠していた屋敷にやってきた女性レポーターら3人が犠牲になるわけですが、まともな教育を受けずに大きくなったジュニアはあたかも、人形で遊ぶかのように女性らを殺してしまう。ケラーは最後に残ったジェニファーもジュニアに殺させようとするわけですが、ジュニアがジェニファーに迫るやり取りを延々と流すあたり、意図的に演出しているのか、非常にドロドロした感が残り悪趣味。そもそも、近親相姦を軸にした設定自体がアンモラルだし、罪の意識がなく殺人を犯してしまうジュニアより、自分の欲望を優先して生きてきた身勝手なケラーの方が悪人度は高く、ケラーに逆らった為哀れ殺されてしまうジュニアの最後もやり切れない。そんなケラーにトドメを刺したのは、長年虐げられてきたバージニアだった。

派手なゴアシーンは無いが、“何か、見てはいけないものを見てしまった”感は、今の薄っぺらいホラー映画にはないテイスト。70~80年代ホラーは、これだからあなどれません。




コメント

  1. ラフターマン | URL | -

    ジュニアさんはドリームチームで緊張症の役で出てますネ。久しぶりに鑑賞したけど面白かったです。
    劇場公開時にもみましたが子供だったからジュニアが登場場面は強烈でした。

  2. Aki | URL | -

    Re: 恐怖のいけにえ

    DVDの冒頭で、「オムツを付けた役はこれだけだよ!」みたいなコメントをしてました。しかし、このキャラクターのインパクトはやっぱり強烈ですね。

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